矯正治療は、全体の歯に対して行われるのが一般的です。しかし患者さまの中には、気になる部分だけを矯正したい方もいらっしゃると思います。そのようなご要望をお持ちの場合には、部分矯正(※)という治療法を提案しています。
部分矯正とは、1本から数本の歯を動かす矯正方法です。「小矯正」とも呼ばれており、他の治療の前段階として行うこともあります。
患者さまの歯が部分矯正に向いているかどうかは、カウンセリングによって判断していきます。場合によっては全体矯正を勧めることもありますので、ご希望の際はじっくりと検討していきましょう。
※自由診療です。料金は料金表を確認してください。
診断時にはお口の状態により、部分矯正の適用が可能かどうか判断する必要があります。
例えば、歯並びの乱れが軽度であるケースや、歯が1本だけ飛び出ているケース、矯正を行った歯が後戻りしてきたケースに関しては部分矯正が可能です。一方、歯のでこぼこが重度であったり、奥歯の噛み合わせに問題があったりすると、部分矯正はおすすめできません。
診断を通して症状に合った方法を検討するので、まずは一度ご相談ください。
部分矯正の長所は、装置が小さく目立ちにくいことです。治療期間も、全体矯正に比べて短いという特徴があります。個人差はありますが、全体矯正が2年程度なのに対し、部分矯正は約3カ月から6カ月の期間で行うことが可能です。そして費用も低く抑えられるので、負担の少ない矯正方法だと言えるでしょう。
一方で、矯正の適応範囲が限られているなどのデメリットもあります。患者さまのご要望と照らし合わせて、矯正方法をお選びください。
投稿者さんの口コミ (埼玉県/30代/男性)
2018年11月 投稿
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