歯のクリーニングの料金はいくら?費用の目安と4つのメリットとは

歯のクリーニングの料金はいくら?費用の目安と4つのメリットとは

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歯をきれいに保ちたい、歯科医院で歯のクリーニングを受けたいとお考えの方にとって、歯石が取れるのか、また料金はいくらなのかは気になる点ではないでしょうか。普段の歯磨きで取りきれなかった歯垢や歯石は、長い期間蓄積されるとむし歯や歯周病の原因になることがあります。それを防ぐための手段の一つとして、歯科医院での定期的なクリーニングがあります。

こちらの記事では、歯のクリーニングについての知識と、費用の目安やメリットをお伝えします。

※ 掲載する費用は、施術内容や症状、保険適用の有無などにより変動します。自由診療の場合は歯科医院ごとに料金設定が異なるため、必ず各院の治療方針や費用を確認したうえで、ご自身の症例に合った歯科医院をお選びください。

この記事の目次

1.歯科医院で行う歯のクリーニング料金

歯科医院で受けられる歯のクリーニングには、大きく分けて「保険診療」で行うものと「自由診療」で行うものがあります。クリーニングを行う目的に応じて料金が変わるため、歯科医院を予約する際は目的を伝えておきましょう。

1-1 保険適用でのクリーニング料金

保険診療の範囲内でクリーニングをする場合の料金は、初診料、検査料、レントゲン撮影の有無、歯石除去の範囲などによって異なります。一般的に3割負担の場合約2,500円~5,000円程度ですが、保険のクリーニングでも医院の取り組みや毎回写真を撮るなど、医院によって金額は変動します。費用は歯科医院で確認が必要です。

保険診療では、歯周病などの診断や治療の一環として歯石除去などを行う場合に適用されます。予防目的や美容目的のみのクリーニングは、自由診療となる場合があります。

また、治療を目的としているため処置前には検査が行われ、料金には「検査料」「レントゲン撮影料金」「初診料」などが含まれる場合があります。

1-2 自由診療のクリーニング料金

自由診療のクリーニングは、歯科医院が個別に料金を設定します。そのため、使用する機械や材料の違い、立地などで医院で大きく変わってきます。こちらも事前に歯科医院への確認が必要ですが、一般的に約4,500円~12,000円となっています。
※2026年税込みEPARK歯科調べ

自由診療では、患者さんの希望やお口の状態に合わせた方法を選択できる場合があります。「一回の施術で汚れを集中的に落としたい」「歯をツルツルにしたい」「着色汚れを取りたい」などの希望がある場合は、対応範囲や費用を歯科医院に相談しましょう。

2.保険適用と自由診療のクリーニング、その違いは?

クリーニングの料金は、保険適用か自由診療かで異なります。では、この2つにはどのような違いがあるのでしょう。詳しい施術内容や、かかる時間についてご紹介します。

2-1 保険適用のクリーニングは治療が目的

 

保険適用でのクリーニングは、歯周病治療の一環として行われることがあります。その場合、歯周病悪化の原因となる歯石を除去する「歯石取り」が主な内容となります。

まずは歯と歯ぐきの状態をチェックし、むし歯や歯周病の状態を調べます。検査が終わったら、先端が鉤(かぎ)状になった「ハンドスケーラー」や「超音波スケーラー」といった専用器具を使って、歯石を除去します。

歯石の付着状況によっては、複数回に分けて行うことがあります。1回で終わるかどうかは、歯石の量や歯周病の状態、歯科医院の方針によって異なります。

かかる時間は処置内容によって異なり、早く終わるから良いということでもありません。もしおおまかな時間が知りたいのなら受診時に確認しましょう。

2-2 自由診療のクリーニング「PMTC」とは?

自由診療のクリーニングでは、PMTC(Professiona・ Mechanica・ Tooth C・eaning)が行われることがあります。PMTCとは、歯科医院で行われる専門家による徹底した歯面清掃のことです。専用の機器とフッ化物入り研磨剤などを使用して、歯みがきで落としにくい歯石や磨き残したプラークを中心に、歯面の清掃と研磨を行います。

PMTCの内容や手順は歯科医院やお口の状態によって異なりますが、よくある施術の流れは以下のようなものです。
歯科医院によっては、診療内容によって保険診療の範囲で歯面清掃を行うこともあります。希望する内容が保険診療か自由診療かは、歯科医院で確認しましょう。

◆PMTCの手順

①染め出し、口腔衛生指導
専用の薬液を歯に塗り、歯垢を染め出します。汚れのつき具合を目で確認し、自分に合った歯磨きの仕方を教えてもらえる場合があります。

②清掃と研磨
歯の状態に合わせた研磨剤や器具を選び、表面や隙間に残った歯垢を落とします。軽い着色汚れであれば、歯面清掃によって目立ちにくくなる場合があります。

③フッ素、トリートメント剤の塗布
清掃と研磨が終わったら研磨剤を洗い流し、むし歯予防を目的にフッ素を塗布する場合があります。歯科医院によっては、歯にトリートメント剤を塗布する場合もあります。

※歯石がついている場合は、はじめに歯石取りが必要になることがあります。

3.歯のクリーニングで期待される4つのメリット

歯周病の治療または歯をきれいに保つために行うクリーニングですが、施術を受けることで具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。歯のクリーニングで期待できるメリットを4つ、健康維持と見た目のケアの2つの観点からご紹介します。

3-1 自分で取れなかった歯垢・歯石が取れる

クリーニングで得られる大きなメリットは、歯石を除去できることです。

歯石は、歯垢が石のように硬くなったもので、歯に付着しているため通常の歯ブラシでは取り除くことができません。

また、歯石の表面はザラザラしていて汚れがたまりやすい構造です。放置していると歯周病やむし歯のリスクを高める原因になることがあります。歯石の除去は予防の観点からも重要です。歯石だけでなく、歯周ポケット内の歯垢もなかなか自分ではアプローチしにくいポイントです。

3-2 本来の歯の美しさに近づける

歯のクリーニングでは、コーヒーや茶渋などでついた軽い着色汚れをきれいにできる場合があります。

歯面に付着した軽い着色汚れは、PMTCなどの歯面研磨で落とせることがあります。さらに表面を滑らかにすることで、歯石や汚れが付着しにくい状態を目指します。

長年蓄積したヤニや強い変色は、歯のクリーニングだけで元の色に戻すことが難しい場合があります。白い歯を希望される場合は、ホワイトニングの適応も含めて歯科医院で相談しましょう。

3-3 むし歯や歯周病予防につながる

歯のクリーニングで汚れや歯石を落とすことで、むし歯や歯周病の原因となるプラークを減らすことにつながります。また、PMTCでのクリーニングやフッ素塗布により、むし歯や歯周病になりにくい口腔内環境を目指します。

歯科医師・歯科衛生士と一緒にお口の中の汚れを目で見て確認し、自分に合った歯磨きの仕方を教わることで、予防の意識を高めることができます。また、歯のクリーニングを受けることで、むし歯や治療が必要な歯が見つかる場合もあります。

3-4 口臭予防にも役立つ

歯垢(プラーク)は細菌のかたまりです。歯と歯の隙間に溜まった歯垢や歯石を取り除くことは、口臭予防の一つとして役立つ場合があります。

4.【編集部まとめ】歯のクリーニングを受ける前に見ておく歯科医院の特徴

歯のクリーニングについてご紹介してきましたが、ここからは編集部がまとめた歯科医院選びで大事なことをお伝えしていきます。

4-1 PMTCを導入している歯科医院

PMTCでのクリーニングは自由診療となる場合がありますが、希望に合わせて集中的な歯面清掃を受けられることがあります。忙しい学生、会社員、主婦の方がクリーニングをする場合は、通院回数や費用、処置内容を確認したうえで、自分に合った歯科医院を選びましょう。

4-2 近くの歯科医院

予防歯科のために継続的に通院を検討しているなら、今後の通院のことも考えて自宅や職場からのアクセスは重要です。自宅や職場から近いことは、大きな魅力と感じる方も多いのではないでしょうか。初診の場合には、クリーニングの施術内容や基本情報などを事前に確認しましょう。

4-3 清潔感のある歯科医院

クリーニングを継続して受ける場合、院内の清潔感や通いやすさも歯科医院選びのポイントになります。お口の健康を維持したいとお考えの方は、施術中も落ち着いて過ごせそうな歯科医院を選ぶとよいでしょう。

4-4 個室がある歯科医院

歯のクリーニングは、内容によって一定の施術時間がかかります。個室がある歯科医院や、パーティションで区切られている歯科医院であれば、周りの患者さんを気にせずに施術を受けやすい場合があります。

4-5 担当医制の歯科医院

予防歯科で歯のクリーニングに注力している歯科医院の中には、担当医制や担当歯科衛生士制を導入しているところもあります。継続して通う場合は、毎回の状態変化を把握してもらいやすいことがあります。

5.まとめ

歯のクリーニングについての基礎知識、保険適用と自由診療の違いと料金形態についてご紹介しました。自由診療でのクリーニングを検討する場合は、事前に問い合わせて料金や内容を確認しておくと安心です。治療方法も歯科医院によって異なりますので、自分の口腔内の状態に合わせて検討してみてください。

また、定期的な歯科検診はむし歯・歯周病の早期発見につながります。むし歯や歯周病を放置しておくことで、将来的に通院回数や治療費の負担が増えたり、痛みが続いたりする恐れがあります。受診間隔は口腔内の状態によって異なるため、歯科医院で相談しましょう。

・歯科医院で行う歯のクリーニング料金
※保険適用でのクリーニング料金は、検査や処置内容によって異なる
※自由診療のクリーニング料金は、歯科医院ごとに異なるため事前確認が必要

・治療目的なら保険適用、予防・美容目的なら自由診療となる場合がある
・保険診療のクリーニングは、歯周病治療の一環として行われる歯石除去が主な内容となることがある
・所要時間や通院回数は、歯石の量や歯周病の状態によって異なる

・自由診療のクリーニング「PMTC」
※PMTC(Professiona・ Mechanica・ Tooth C・eaning)は、歯科医院で行われる専門家による徹底した歯面清掃
※歯みがきで落としにくい歯石や磨き残したプラークを中心に、歯面の清掃と研磨を行う
※所要時間は内容によって異なるため、事前確認が必要

歯のクリーニングで期待できる4つのメリット
①自分で取れなかった歯石が取れる
②本来の歯の美しさに近づける
③むし歯や歯周病予防につながる
④口臭予防にも役立つ

【参考サイト】
・厚生労働省 歯科口腔保健関連情報
https://www.mh・w.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/index.htm・
・厚生労働省 e-ヘルスネット PMTC(歯石除去・歯面清掃)
https://kennet.mh・w.go.jp/information/information/teeth/h-03-009.htm・
・厚生労働省 e-ヘルスネット 歯周病の予防と治療
https://kennet.mh・w.go.jp/information/information/teeth/h-03-006.htm・
・日本歯科医師会 歯科健診を定期的に受けよう
https://www.jda.or.jp/go/check.htm
・厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67729.html

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監修医飯田尚良先生

飯田歯科医院 院長

■院長経歴
1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る

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