お子さまの成長を利用し、骨格も含めて正しい方向へと導く治療です
小児矯正治療は、骨格的な拡大がメインです。まだ骨が成長段階にあるお子さまのうちに矯正治療を行えば、顎の骨格をコントロールして、歯がきれいに生えそろうためのスペースを用意することができます。そのため、成人してから再び矯正治療を行う場合にも、抜歯の必要性が軽減されます。
もちろん、治療をスタートする年齢は、お口の状況やお子さまの成長具合によって個人差がございますが、7歳から8歳を目安に一度ご相談いただきたいと思っています。お口全体をチェックしたうえで、矯正を開始するタイミングをご提案させていただきます。
中でも下顎が下がっている場合は、睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がるため、注意が必要です。症状についてご家庭で判断するのは困難ですので、少しでも気になる点がございましたら、当院のスタッフへお声かけいただければ幸いです。
お子さまが歯科医院に対してトラウマを抱いてしまうと、通院が習慣化されず、お口の健康維持も難しくなります。そのため当院では、嫌がるお子さまに無理やり治療することはございません。
当院の歯科医師とスタッフは、できる限り優しく話しかけるよう心がけています。少しずつコミュニケーションをとりながら、信頼関係を構築できれば幸いです。お子さまが治療に前向きになれるよう、治療による変化を模型でご覧いただくこともあります。
また、例えば歯の型取りなど、お子さまが苦痛に感じる工程は可能な限り行わないように努めています。どうしても必要になる際は、様子を伺いながら負担軽減を図ります。親御さまとも連携しながら、お子さまのペースに合わせて慎重にステップを進めてまいります。
当院は、大切なお子さまを自分の子どものように思いながら診療することを心がけています。また、少しでも不安を軽減できるように、事前に仕上がりのイメージをご覧いただくようにしています。
お子さまの治療を行う前には、成人の方の治療と同じく、さまざまな検査を行います。パノラマレントゲンや歯科用CTでの撮影、模型の作製、口腔内カメラを使用して5パターンの写真を撮る「5枚法」での撮影などです。そのうえで、装着する装置の種類や治療期間についてお話ししますので、不明な点は何でもお尋ねください。
より細かい情報を共有することで、患者さまにも治療内容をご理解いただき、同じ歩幅で一緒にゴールを目指すことができれば幸いです。
お子さま自身で管理ができるようになるまでは、きちんと矯正装置が装着されているか、しっかり装着時間が守られているかなど、親御さまがチェックしていただくようお伝えしています。
特に小児矯正では、装着した時間によって歯の動きが左右されますので、最初にご説明する注意点を守っていただくことが重要です。定められた装着時間を守っていただかなければ、治療期間が長引くだけでなく、予定通りに歯並びが整わず、成人してから抜歯が必要になるケースもあります。
将来的なお口の健康を守るためにも、親御さまもぜひご協力ください。当院と連携しながら、お子さまの成長を一緒に見守りましょう。
相談・カウンセリング
まずは患者さまのご要望をお伺いいたします。その後、お口の状態に合わせておよその治療期間や料金などを詳しくご説明しています。
治療への不安や日々のお悩みなども含め、何でもご相談ください。
精密検査
パノラマレントゲンやCT、口腔内写真の撮影、模型を作製するなど必要な検査を行います。矯正治療中は虫歯が進行しやすくなるため、事前に虫歯の検査も行います。
診断・治療計画のご提案
診断結果をもとに治療方法、期間、使用する装置や注意点についてお伝えいたします。そして、治療内容に同意をいただければ矯正治療を開始します。
虫歯がある場合は、事前に治療を行う必要がございますのでご了承ください。
装置装着
装置をつけて矯正治療を開始します。装置は上下で分けてつける場合もあります。また、治療期間中の注意点などについても詳しくご説明いたします。不安な点がございましたらご相談ください。
調整
矯正治療期間中は1カ月に1回お越しいただき、クリーニングと歯や装置の調整を行います。
治療中に定期的にお越しいただくことで、治療期間や結果にも差が出ます。当院でもできる限りサポートしますので、一緒に頑張りましょう。
保定
保定の注意事項をお伝えして保定装置をお渡しします。保定装置はお子さま自身で取り外しができますので、後戻りを防ぐため、装着時間を守れるように親御さまもご協力ください。
また、保定期間が終わっても、歯の健康を守るために歯科検診を受けていただくことをご提案しております。
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