インプラント治療は日々進歩しており、院長も日々研鑽を積んでおります。お伝えしたいことは多岐に亘りますが、当院がインプラント治療に関して重要と考えるポイントは下記3点になりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
現在多くの歯科医院にてインプラント治療を行っているようですが、当院には骨がないからとインプラントを断念された患者さまが数多くいらっしゃいます。インプラントの手術は、イージーなケースと、シビアなケースとでは天と地程の違いがあるからです。
イージーなケースでも研鑽を積んでいる者が扱えば、手術時間の軽減、術後の腫れの有無、メンテナンスのしやすさ等、患者さまにとってメリットが多いと思いますし、シビアなケースではそれは顕著です。中等度以上のケースでは状況の許す限り、「シビア⇒中等度」「中等度⇒イージー」へ術法を工夫しています。
また、設備の充実もとても重要で、歯科用CTはもちろん、ピエゾサージェリーと歯接触分析装置は最低限必要だと思っています。当院では、それらに加えて消耗品も多数ストックしておりますので、術式の変更にも柔軟に対応しております。
他の治療以上に、インプラント治療ではかみ合わせを正しく求めることが重要です。特に複数本の欠損を有する患者さまは、元々の原因がかみ合わせの悪さであることが多く、それを取り除かなければ長く保てないケースが大多数です。インプラントを入れることが目的ではなく、インプラントの助けを借りて、お口の中を健康に保つことが目的なので、インプラントを行う歯科医師はかみ合わせに十分な知識を持っていなければならないと思います。
かみ合わせを正すといっても、矯正治療まで行わなければならないケースはまれで、多くは他の銀歯の調整等で整っていくケースが多いです。
全ての患者さまにとってインプラントをすることは一大決心であると思いますし、しっかり噛めて、周りの歯の状態をサポートしてくれる存在になってほしいと思っております。具体的に心得ていることとしては、CO=CRの一致、犬歯誘導臼歯離肉、軽く閉じた時にもかみ合っていること等ですが、専門用語ですので、これは直接ご説明いたします。
これは大きく二つに分けられます。一つは①でも述べましたが、複雑なケースをシンプルな術式に変更して患者さまのご負担を軽くするパターンです。ショートインプラント、バーチカルアプローチサイナスリフト、リッジエキスパンジョン、ソケットブリザベーション、膜なしのGBRがそれにあたります。
もう一つは、どうしても骨や歯肉のボリュームが足りない時に行う様々なGBR、FGGです。特に多くの骨のボリュームを必要とするケースは、敬遠されておりましたが、術式やGBRの進歩により以前より侵襲を少なくしてご対応できます。
以上のように様々なテクニック、器具を用いて治療することが、インプラント治療において重要であると考えております。
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