ゆずる葉歯科

私自身が小さい頃から、歯科医院にお世話になっていたことがきっかけです。小学校の卒業文集にはもう、「歯科医師になりたい」と書いていました。また、自分が怖かったり、痛かったりした記憶があるので、そういった思いを患者さまにさせない歯科医師になりたいと考えていました。

実際に歯科の勉強を始めたときは、驚きました。ちょっとした心がけで、虫歯にならないようにできたかもしれないと分かったからです。例えば歯は、1日のうちに溶けたり、固まったりを繰り返しています。ものを食べると歯が溶けるため、間食が多いことで歯が固まる時間が減り、虫歯になりやすくなってしまうのです。

そういった知識や歯磨きの習慣、歯ブラシの当て方などをもっと皆さまに知ってきただき、一人でも多くの方に健康的なお口を維持していただきたいと思っています。

患者さまから喜んでいただけるときにやりがいを感じます。また、お子さまの治療のときには、部屋に入るのも嫌がっていた子も少しずつ治療に慣れることによって、自分から率先して診療チェアに座ってくれるまでになってくれると非常にうれしくなります。

歯科医院というと「怖い」と連想しがちです。それは病院自体に、予防接種をはじめとする怖いイメージがあるからだと思います。そういったものを一つひとつ取り除くことができ、治療は怖くないと認識していただけたことはとてもうれしいことです。笑顔で手を振りながらお帰りになるお子さまを見ていると、不思議と元気がわいてきます。

小さなお子さま連れの親御さまでも、気兼ねなくお越しいただける環境を作らなければならないと思っており、院内の設計にはこだわっています。例えば、段差をなくして、ベビーカーのまま入れるようにしました。また、お子さまを抱っこしてご来院される方も多いので、移動式のベビーベッドもご用意しています。さらに、手の空いたスタッフがお子さまをお預かりさせていただくこともあります。

お子さまの虫歯や歯並びの乱れは、親御さまによって予防することができます。むしろ、お子さまのお口の健康は親御さまにかかっているともいえます。ご家庭でできる予防対策をはじめとして、お口の健康を守るための知識をお伝えするようにしています。

良い意味で歯科医院らしくない雰囲気にこだわり、入り口や待合室は、カフェや美容室のようなイメージで設計しています。また、院内はベビーカーや車いすでも、スムーズに移動できるように段差をなくして、そのまま診療室にもお入りいただけるようにしました。

さらに親御さまだけでなく、お子さまにも快適に過ごせる空間を提供するために、キッズスペースを設置しているほか、診察室のモニターでDVDをご覧いただけるようにもしています。これにより、歯科医院に対する怖いイメージを払拭することができればうれしいです。

中学、高校、大学と運動部に所属していたこともあり、身体を動かすのが趣味です。普段はずっと院内で診察を行っているので、リフレッシュになります。

最近では、水泳を週に1、2回やってます。高校では陸上をやっていたのですが、そのときの友人からトライアスロンにも誘われています。なかなか難しいとは思うのですが、できれば出場してみたいなと考えています。

患者さまにとって、治療は嫌なものだと思います。実際、歯は削る度に、弱く脆くなってしまいます。そのため、治療を行わなくて済むように、予防に力を入れたいと考えています。

お口の健康を維持するためには、日々のケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。そのことをこの地域の方々へ呼びかけ、治療はもちろん、予防のためにも通院していただけるような歯科医院を目指してまいります。