歯医者を目指したきっかけを教えてください。
私の父も医師として診療にあたっており、小さな頃からその後ろ姿を見て育ったこともあって、医療系の職業は私にとってとても身近なものでした。進学していくうちに自分自身に理系への適性を強くかんじたこともあり、歯科医師という仕事を志すようになりました。
歯科医師となってからは自分の好きな街で開業したいという思いが強くあり、この恵比寿に当院をオープンしました。恵比寿エリアは歯科医院が多い「激戦区」です。
しかし、恵比寿のような激戦エリアで診療を行うことそのものが私の歯科医療へのモチベーションの源泉となっています。今後も当院にお越しいただく方のご期待に応え続けていきたいと思っています。
空間やサービス面に関する先生のお考えを教えてください。
歯科医院は「治療を受けるための場所」ではなく「心身のリフレッシュをはかるための空間」であるべきと考えています。院内の診療環境はそのようなポリシーを具現化したものになっています。診療室は個室になっておりますので、ほかの方の視線などを気にすることなく、ゆったりと落ち着いた気分で治療に臨んでいただけるようにしています。
内装は白をベースカラーにしてまとめられており、清潔感と高級感を感じられる空間となっています。2016年にはメンテナンスなどの予防処置を行うフロアを増設しています。増設されたフロアでは一般的な歯科治療などを行わないため、歯の切削音などを耳にすることなく、メンテナンスに集中していただける空間になっています。予防処置を行うフロアの内装はブラウンを基調とした空間にいたしました。絨毯の敷かれた落ち着いた空間は照明や装飾画にもこだわり、ホテルライクな雰囲気を感じていただけます。お手洗いにはさまざまなアメニティーグッズを取り揃えました。
快適な環境のなかでお口のメンテナンスを受けて、身も心もリフレッシュしていただければと思います。
スタッフ教育についてもお話をお伺いしてもよろしいですか?
恵比寿エリアにお住まいになっている皆さまはデンタルIQが高く、口元の美しさに対するこだわりも強く感じられます。
お越しになる皆さまの診療ニーズににお応えしていくためには、歯科医師やスタッフに高い接遇スキルが要求されます。接遇のあり方はまず歯科医師が範となってお手本を示し、スタッフもそれに従って高い水準の接遇で患者さまに接するよう努めています。皆さまからからいただくお電話の対応でも正しい言葉遣いを心がけ、気持ちよくお越しいただけるようにしています。
診療は基本的に担当制としています。毎朝行うミーティングでは診療情報の共有をはかり、チーム診療を実践しています。
患者さまとお話するときに心がけていることがあれば教えてください。
お口のなかの状態や治療へのご要望、年齢、生活スタイルなどによって治療プランは患者さまごとに異なっています。
当院では患者さまの目線に立ち、お一人おひとりの患者さまに合わせたオーダーメードの治療をご案内いたします。お口の状態や治療の内容についてお伝えする場合には、なにより「わかりやすさ」を大切にしています。難解な用語を多用することなく、絵や図を描きながら説明を行うことによって、患者さまに理解を深めていただけるようにしています。
また、必要に応じて、歯の模型や診療ユニットに設置されたモニターで画像や動画を見ていただくようにしています。
ご趣味をお伺いしてもよろしいですか?
若い頃から旅行が好きで、沖縄やハワイまで足を伸ばすこともあります。身体を動かすことも好きで、学生時代にはハンドボールをやっていました。歯科医師の仕事は思いのほか体力が必要とされるため、日頃から身体を動かすことで体力の増進に努めています。
仕事前にはジムに出向いてしっかり汗を流すようにしています。身体を動かすことで頭の働きも良くなるような気がしています。
最後に今後の展望をお伺いしてもよろしいですか?
今後も引き続き、診療のクオリティーをさらに高めていくことを目標に日々尽力しています。
現在のフロア構成のまま、歯科医師とスタッフが緊密に連携しながら、保険診療と自由診療の両方で治療品質のさらなるレベルアップをはかっていくことで、患者さまにご納得していただける治療を追求していきたいです。
歯科医院に求められていることは時代の移り変わりとともに変化していきますが、つねに患者さまの目線に立って「またあの歯科医院に行きたい」と思ってもらえる歯科医院を目指す歩みを止めずに、精進してまいりたいと思っています。