口の臭いが気になる口臭恐怖症!原因や治療方法について解説

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口臭恐怖症

口臭が気になって、1日に何度も歯磨きをしたり、口臭ケア商品を買いあさってしまったり…。自分では口臭が気になるのに、検査をしても「問題となるような口臭はない」と診断されることがあります。そのような病態は口臭恐怖症と呼ばれていて、歯科心身症に分類されています。

この記事では、口臭恐怖症の症状や原因、治療方法、口臭のセルフチェック方法などについてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

1.口臭恐怖症とはなにか

1-1.口臭恐怖症とはどんな症状?

口臭恐怖症とは、病院で検査を行って口臭は認められないと診断されても、「口臭がある」と思い込んでしまう症状です。自臭症と呼ばれることもあります。

会話中に相手が顔をそむける、鼻や口元に手を当てるといった仕草から、自分の口臭が原因で迷惑をかけている、と思ってしまう方もいます。

1-2.口臭恐怖症の原因

口臭恐怖症の原因として、過去に口臭を指摘された記憶、口臭で他人に迷惑をかけているといった思考、脳内神経伝達物質のバランスの乱れなどが挙げられます。
また、先述していますが会話している相手の仕草や動作が、自分の口臭のせいだと誤解していることもあります。

こうした記憶や思考の情報処理に関わる脳機能の問題が、口臭恐怖症につながっていると考えられています。

1-3.口臭に不安を抱えている人は多い

口臭自体は、寝起きや空腹時といったお口が乾燥しやすいタイミングであれば、誰でも多少は発生します。一時的な口臭は歯磨きなどで解消されることがほとんどですが、「もしかしたら口が臭うかも」と心配になることで、対人関係に支障をきたしてしまう方もいます。

口臭が気になると何度も歯磨きをしたり、強くこすったりしてしまい、お口に悪影響を及ぼすこともあります。また、極度のストレスや緊張があると、口のなかが乾燥して一時的に口臭が強くなることや不快感を覚えることもあります。

口臭恐怖症

2.口臭恐怖症の治療方法

2-1.まずは歯医者さんで検査してみよう

口臭に関する症状は、真性口臭、仮性口臭、口臭恐怖症の三つにわかれています。 真性口臭は、実際に他の人に気づかれる口臭を指し、生理的口臭と病的口臭に分けることができます。

生理的口臭は食後や口腔内の汚れなどが原因で発生する口臭で、病的口臭は歯周病や虫歯などの口腔内トラブルによって起こる口臭です。
真性口臭のように、実際に口臭がしている状態のことを「他臭症」と呼ぶこともあります。

仮性口臭症は、検査結果で口臭が認められず、結果の説明で口臭の不安解消に期待が持てるものです。
そして、真性口臭症と仮性口臭症の治療ではお悩みを解消できないケースが、口臭恐怖症に当てはまります。

口臭の有無の確認については、歯科医師が実際に臭いを嗅ぐ方法のほか、機械的な測定を行う方法があります。また、病的口臭の原因となるトラブルは早期の治療が大切になるため、これらの原因が疑われる場合には、早めに歯医者さんに相談してみてください。

口臭恐怖症

2-2.口臭恐怖症と診断されたら?

仮性口臭症の方は、「口臭がない」という説明を受けることで、納得して不安が解消されます。しかし、「口臭がない」と診断されても「口臭がある」と思い込んでしまい、改善が見込めないのが口臭恐怖症です。

言い換えると心理的な思い込みとなるため、歯科だけでなく、心療内科や精神科との連携が行われるケースもあります。

2-3.口臭恐怖症の治療内容

口臭恐怖症の治療内容は、患者さんの状態、病院や歯医者さんによって異なります。心理的なアプローチのほか、薬物療法を取り入れている歯医者さんもあります。性急な対応をしてしまうと、かえって患者さんの警戒心を強めてしまうため、信頼関係を構築したうえで診療を進めていくことが重要になります。

不安を解消するためにも、信頼関係を築ける医師や歯科医師がいる病院を探しましょう。

3.自分で口臭をチェックする方法

口臭は自分でチェックすることも可能です。

・唾液でチェック
指で舌の上や歯の周りなどをなぞり、付着した唾液の臭いを確認します。

・コップやビニール袋に息を吹きかける
口臭が気になったとき、コップやビニール袋に息を吹きかけ、臭いをチェックします。

・口臭チェッカーを使用する
歯科医院で使用されるものとは異なりますが、市販されている口臭チェッカーもあります。数値で確認できるので、自身で臭いを嗅ぐだけでは不安という方におすすめです。

それぞれ簡単なチェック方法ですので、口臭が気になったときに行ってみましょう。

口臭恐怖症

4.まとめ

自分には口臭があると思い込んでしまい、会話やコミュニケーションに支障をきたす恐れがある口臭恐怖症。口臭には三つの種類がありますが、原因がわからないときは歯医者さんへ相談することをおすすめします。

口臭恐怖症と診断された場合は、一人で抱え込まずに、信頼関係が築ける病院や医師のもとで治療を進めていくことが大切です。

 

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監修医

小川 隆介先生

後楽園デンタルオフィス 院長

経歴

2005年 日本歯科大学 卒業
2005~2006年 東京医科歯科大学摂食機能構築学 医員
2007~2011年 東京都内歯科医院 副院長
2011年 後楽園デンタルオフィス 院長就任
現在に至る

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