当院が入れ歯治療をする上で心がけていることは、これ以上抜歯しなければいけない歯を増やさないような入れ歯を作ることです。入れ歯になってしまったということは、今後残っている歯が抜ける可能性もあるということです。そうならないように、できるだけ他の歯に負担がかからないような設計、もしくは負担を分散させるような設計に力を入れています。
それと同時に、1、2年後には抜けてしまうと分かっている歯がある場合には、修理を想定した入れ歯の設計を行います。長期的な視野で見て、患者さまの負担にならないような設計をすることが大切だと考えています。
ブリッジは、支えている歯とダミーとなっている歯の間に汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。そのため当院では、ブリッジを作成する段階で、その歯と歯の間にしっかり歯間ブラシが通るように設計しています。また患者さまには、ケアの重要性とケア方法について詳しくご説明しています。そうすることで、ブリッジを長持ちさせることができます。
当院では主に入れ歯、ブリッジの補綴治療をご用意しています。歯が欠けてしまった方、元の歯を失った方に関して咀嚼力の向上、ひいては患者さまの健康状態の向上を実感していただきたく、患者さまと入念なカウンセリング、説明のもと、一人ひとりのお口に合った補綴物のご提供をいたします。
当然のことではございますが、「噛む」という動作は人間の基本動作の中でも重要な動作であり、最近では、噛むことができない状態は認知症など他の病気などにも影響する恐れがあると言われているほどです。当院ではそういった歯を失った方に対してもまた咀嚼が可能になるよう、各治療を実施しています。