早い段階から取り組むことで、健全な成長へと導けます
小児矯正のメリットは、成長期に治療を始めることで、お口の中だけでなく周囲の筋機能も含めて健全な成長を促せる点です。乱れてしまった歯並びを整えるというよりも、お口とその周りの筋組織を正常に成長させる治療だとお考えください。
永久歯が生えそろう前の段階で治療に取り組めば、顎の骨の成長を利用できるため、抜歯のリスクを軽減できます。お子さまのお口をチェックしたうえで治療開始のタイミングをお伝えしますので、年齢に関係なく一度ご相談いただければ幸いです。
お子さまとしっかり意思の疎通を図り、できる限り負担を軽減しながら治療を進めます。実際に治療を受けるのはお子さまですので、気持ちを無視して無理やりステップを進めることはありません。率先してコミュニケーションを図りながら、無理のないペースで取り組んでいく方針です。
小児矯正の開始時期に決まりはありませんが、4歳くらいの早い段階で治療を開始することをご提案しています。いわゆる受け口と呼ばれる、骨格に関わる反対咬合や、奥歯は噛めても前歯は噛めない開口という状態の改善も図れるからです。舌で歯を押すなどの習癖も含め、プレート矯正での治療をご提案します。将来に向けて健全な成長を促すためにも、一度ご検討いただければ幸いです。
まずは治療の必要性をチェックしますので、気になった時点で一度ご相談ください。不明な点があれば、理解していただけるまでていねいにご説明します。
当院は矯正治療専門の歯科医院ではありませんので、虫歯などの治療にも対応することができます。お口の中をトータル的に診察したうえで治療計画をご提案できる点が強みです。
治療に際しては、まずお子さまのお口の状態を把握するため、口内全体をチェックいたします。その後、矯正以外の選択肢を含めて必要な治療を検討し、優先順位を決めながら治療計画を立てていく流れです。
全体のゴールを最初に明確にすることで、治療へのモチベーションを維持しやすくなるのではないでしょうか。また、万が一矯正治療中に虫歯になってしまった場合も、当院で一貫して治療を行うことができるため、患者さまの負担を軽減できると考えています。
当院は小児矯正専門ではありません。そのため、お子さまの頃から引き続き、将来も当院にて診療を受けていただくことが可能です。小児矯正が終わったから関係が終わるのではなく、その後は成人矯正や予防歯科へ移行するなど、一貫して経過を観察することができる点が強みだと考えています。
また、お子さまへの負担軽減にも注力しています。例えば矯正装置を作製する際は、歯の型取りに光学スキャナーを用いています。印象材を使用するよりも嘔吐反応を抑えることができ、スピーディーに歯の型取りをできる点がメリットです。
ぜひ一緒に、将来を見据えた矯正治療に取り組みましょう。
相談・カウンセリング
最初にお口の中を見せていただき、お子さまや親御さまのお悩み、ご希望をお伺いします。そのうえで、矯正治療の流れ、それぞれの矯正装置のメリットとデメリット、費用や治療期間について大まかにご説明いたします。
場合によって口腔内写真やレントゲンを撮影するケースもあります。一度持ち帰ってご検討いただいても構いませんので、まずはご相談ください。
精密検査
お子さまのお口の情報を収集します。口腔内写真撮影、顔貌撮影、レントゲン撮影、セファロレントゲン撮影に加え、光学スキャナーを使用した歯の型取りを行い、お口の中の状態を詳しく調べていきます。
診断・治療計画のご提案
検査を行った後は、その結果をもとに治療計画を立てていきます。患者さまと相談しながら治療方法や期間、費用などを検討いたします。
その際は、患者さまのご希望をできる限り取り入れられるように、何でもご相談いただくようお声がけしています。
マウスピース矯正を行う場合は、光学スキャナーで収集したお口のデータに基づいてシミュレーションを行います。
装置装着
ワイヤー矯正を行う場合は、矯正装置を取り付けます。マウスピース矯正を行う場合は、歯にアタッチメントを装着してマウスピースをお渡しします。
その後は歯磨き指導を行い、矯正期間中のブラッシングもしっかりサポートいたします。
調整
月1回程度のペースで通院していただき、矯正治療の進行チェックや装置の調整、クリーニングを行います。
通院を怠ると治療が長引く原因となりますので、きちんと定期的に通院していただくようお願いしています。
装置を外し保定
患者さまが希望される位置まで歯が動いたら、その位置をできる限り長く維持するための保定期間に入ります。
来院日程を調整したうえでお越しいただき、歯科検診と保定装置のチェック、クリーニングを行います。保定装置は複数の種類を取り扱っていますので、相談しながら選択していきましょう。
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