当院は位相差顕微鏡による精密検査をした上で、お薬を用いた歯周病治療を行っています。位相差顕微鏡とは、口内の細菌の種類や量を観察できる機器です。
検査の際には歯垢(プラーク)を採取して、位相差顕微鏡で歯周病菌の状況を確認します。そして、細菌の量や種類に合わせて処方するお薬を選択していきます。歯周病の進行具合にもよりますが、3日程度で歯周病菌の減少が見込めます。
しかし歯周病は再発しやすい病気のため、定期的にメンテナンスに来ていただくことをおすすめしています。ブラッシング指導はもちろんのこと、歯科医院でクリーニングを受けることで、歯石やプラークを取り除き、口内の清潔を保つことが可能です。
歯周病の治療を終えたからといって油断はできません。再発防止のために定期的な検診を受けていただきたいです。
歯周病の原因は歯周病菌とカビ菌です。カビというのは不潔な場所で感染します。例えば浴槽の配管口などにはたまりやすいイメージがあると思いますが、一度取り除いたとしてもしばらくするとまた繁殖してしまいます。
歯周病も同じです。一度治療を終えたからといって、そのまま放置していると再発してしまいますので、日々の歯磨きや定期健診でのクリーニングが重要になってきます。
定期検診を受けている方とそうでない方で将来的な口腔環境は異なります。面倒くさがらず、ご自身の健康を守る意味で定期健診に通っていただければと思います。