森田歯科医院（大蔵司）

口腔内に何らかの異変を感じても、歯科医院への恐怖心からなかなか足が向かないとおっしゃる患者さまが多数おられます。口腔内の状況にもよりますが、歯科医療に痛みはつきものと言わざるを得ないのが現実です。しかし当院では、患者さまの痛みをできるだけ取り除き、精神的・物理的なご負担を軽減することを目指して、表面麻酔を塗布したのち電動麻酔器による麻酔を実施してまいりました。細い針を使用したり、麻酔液を人肌にまで温めたりするなど、細やかな配慮を行っております。

また、こうした麻酔上の工夫だけでなく、できるだけ痛みを伴わないような治療にも努めてまいりました。患者さまの精神的な重荷への対処としてレーザー治療を行い、施術の際の出血や治療後の炎症、違和感などを抑えております。
さらに、小さなお子さまの治療に際しては、遊びの延長線のように楽しく治療を受けていただけるよう、治療の練習や気さくなお声がけを行って、お子さまとのコミュニケーションを深めております。治療内容について分かりやすくご説明したり、麻酔が効くまでの時間に砂時計をお渡ししたりして、お子さまの緊張感を取り除く工夫を凝らしてまいりました。お子さまが将来も楽しく明るい気持ちで歯科医院に通院していただけるよう、素地づくりを行ってまいります。

私はこれまで、30年近い年月、歯科医療に携わってまいりました。その間多くの患者さまの治療にあたり、患者さまにご納得いただいてきたことを誇りにしております。親子2代、親子3代と通院してくださっている患者さまもいらっしゃり、地域の健康づくりの一翼を担ってきたと自負しています。
こうした数多くの臨床経験をもとに、患者さまお一人おひとりの口腔内の状況から異変の原因を追究し、よりよい治療方針を立案することに努めてまいりました。患者さまの不安や疑問などを解消するため、幅広い選択肢をご用意すると同時に、分かりやすい言葉でご説明しております。皆さまに頼っていただける歯科医師、歯科医院となるべく、今後も全力を尽くしていくことをお約束いたしますので、ぜひ気兼ねなく足をお運びください。

現代では、40代以上の多くの方が歯周病に罹患していると言われています。このように、理論上では予防が可能な虫歯や歯周病といった感染症に多数の方が罹患しているのが実際です。歯周病の場合は、罹患していても自覚症状がほとんどなく、日常生活に困難をきたさないため、30代、40代の方は危機意識もありません。しかし歯周病は、重症化すると歯を失いかねない恐ろしい病気です。当院では、患者さまご自身の口腔内の現状と、将来に抱えるリスクについて、患者さまにしっかりお伝えしております。

また、主訴部位の治療後は、予防を目的とした定期的なメンテナンスをお勧めしてまいりました。お一人のメンテナンスに約20分のお時間を頂戴し、口腔内の確認とクリーニング、ブラッシングの指導などを行っております。患者さまの状況に応じて、定期メンテナンスの間隔を設定させていただきますが、歯周ポケットのクリーニングを3カ月に一度行うだけでも歯周病罹患のリスクが軽減しますので、ぜひご検討ください。
私はまた、島本町と高槻市に拠点を置く8つの歯科医院で構成された、「COMDEST（コムデスト）」という活動にも参加しております。これは、この8つの歯科医院の歯科医師が情報交換することで、予防の大切さや健康な歯のすばらしさを患者さまに広げていこうというものです。時代にあった新しい技術を身につけ、知識を吸収することで、患者さまお一人おひとりに還元していきたいと考えております。

当院では、患者さまの健康をお守りするため、徹底的な衛生管理を行っております。どれほど些細なことであっても、動作の一つひとつに際して手洗いを行い、基礎の基礎から気を配ることで、院内を清潔に保ってまいりました。

手洗いに始まり、患者さまごとのチェアの清掃、使用済みの医療器具の滅菌処理など、さまざまな側面で衛生管理に取り組んでおります。滅菌処理済みの医療器具は、患者さまごとに個別パッキングし、使用に際して目の前で開封しております。また、複雑な形状から滅菌処理が難しいとされているハンドピースに関しても、専用の滅菌器を用意しておりますので、ご心配には及びません。これらの滅菌処理を行わないグローブやコップ、エプロンなどは、ディスポーザブルの製品を採用しております。その点でもリスクの軽減に取り組んでおりますので、どうぞ気兼ねなくご来院ください。