歯周病の治療は、まずはじめに口内を診て、必要に応じて検査を行います。そして患者さまが今、何に困っているかを伺います。食べ物が噛みにくいと感じているのか、歯磨きのときに血が出て困っているのかなどを、丁寧にヒアリングし、口内の現状と照らし合わせます。
その状態を患者さまが気づいているかいないかにかかわらず、現状をありのままにお伝えし、患者さまにご自身の口内の状態を把握していただくようにしています。そこから原因を探るための仮説を立て、治療のゴールを設定します。
仮説を立てるときには、必要に応じて口内にいる細菌を確認し、遺伝子レベルの検査を行い、除去する必要のある細菌を特定します。治療の説明は専門的な内容になってくるため、専門用語をできる限りわかりやすい言葉に言い換え、写真をお見せしながら、患者さまがイメージしやすいような説明を心がけています。治療中には節目で検査を行い、問題がある場合は治療内容を軌道修正します。
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