根管治療の費用は保険診療と自由診療ではどう違うの?メリットとデメリットも解説

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    虫歯の範囲が広いと場合によっては根管治療が必要になりますが、費用面や通院回数が気になる方も多くいるようです。
    根管治療は保険診療でおこなえますが、自由診療にも対応している歯医者さんがあります。
    この記事では、保険診療と自由診療の治療方法の違いやメリット、デメリットについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

    ※こちらに掲載されている費用や通院回数の情報は2020年2月時点の情報です。

    この記事の目次

    1.根管治療にはどのような方法があるのか

    1-1.根管治療の基本的な流れとは

    根管治療が必要となる虫歯の状態とはどのような段階かというと「歯髄炎」である場合がほとんどです。
    歯髄炎とは虫歯菌が歯の内部組織である神経にまで入り込み、細菌感染を起こしている状態です。炎症により痛みや強い違和感が出ることがあります。

    このように、歯の神経にまで炎症がおよんでいる状態では、歯の神経を取る処置をするのが一般的です。
    根管治療の基本的な流れとしては、抜随(歯の根っこの神経と血管を抜く処置)をした後に、歯の根の消毒を数回くり返し、きれいになった根管に薬を入れます。
    その後、人工的な歯の土台や被せ物を作っていくという流れです。

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    1-2.保険診療の場合

    根管治療は大きく分けてふたつに分類され、保険診療と自由診療によって治療方法が違ってきます。
    保険診療は、前提として国から定められた規定に沿って治療がおこなわれます。
    保険診療では決まりがあり、限られた器具や材料しか使用できません。
    しかし、歯医者さんによって、マイクロスコープや歯科用CTを利用して治療をおこなっている場合もあります。
    自身に必要な治療はどういったものなのか、歯医者さんにしっかりと確認することが大切と言えます。

     

    1-3.自由診療の場合

    自由診療は、健康保険の適用がないため治療費の全額を患者さんが負担することになります。
    しかし、治療に使用する素材や治療方法に幅広い選択肢があるため、見た目や機能、耐久性などを重視する方には納得した治療を進められるのではないでしょうか。

    2.保険診療と自由診療のメリット・デメリットとは

    2-1.保険診療のメリットとデメリット

    保険診療のメリットといえば、費用を抑えられることにあります。
    また、自由診療で根管治療をおこなっている歯医者さんは限られていますが、保険診療の範囲内であれば、どこの歯医者さんでも診てもらえるのもメリットです。

    デメリットは患者さんが支払う治療費が一律のため、ひとりあたりの治療時間が短くなる傾向にあります。
    根管治療では、だ液や細菌の浸入をできる限り抑える必要がありますが、時間的な制限があるため、処置が不十分になる場合があることがデメリットとして挙げられます。

     

    2-2.自由診療のメリットとデメリット

    自由診療のメリットは、治療にかかる費用や材料、時間に制限がないため、歯の状態に合った処置を受けられることです。

    たとえば、自由診療ではだ液や細菌の侵入をできる限り防ぐため、ラバーダムを使用する場合もあります。
    保険診療のように制限がないので、通院回数においても患者さんの予定や希望、治療の進み具合にあわせて回数を選べる歯医者さんもあります。

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    3.根管治療の費用や通院回数の目安とは

    3-1.保険診療のおおよその費用と通院回数

    保険診療でおこなう根管治療においては、どこの歯医者さんにかかっても負担する治療費用はそれほど変わりません。
    健康保険を適用すると、年齢や所得額によって負担割合は異なりますが、1割から3割の自己負担で済みます。
    根管治療は根管の数で費用が変わり、人によって異なる場合もありますが一般的には前歯1本、小臼歯1~2本、大臼歯3本となります。

    抜随(歯の根っこの神経と血管を抜く処置)から根管貼薬(根管内の洗浄・消毒)、根管充填(根管内に薬を詰める処置)までのおおよその費用は3割負担で1,000~3,000円となります。
    ここに初診料、診断のためのレントゲン料と歯周ポケット検査、2回目以降の再診料、治療計画を作成・説明する料金である歯科疾患管理料などが加算されます。
    そのため、全顎を撮影するパノラマレントゲンを使用した場合で考えると、初診で治療をはじめてから根管治療が終わるまでの費用の目安は、おおよそ4,000円から7,000円となります。

    ここから土台や被せ物を装着する際にかかってくる費用は、3割負担で5,000~6,000円ほどです。
    通院回数は、歯の状態にもよりますが、合計で5~10回ほどとなることが多いです。

    【3割負担の場合の費用目安】

    ・初診料:700円
    ・再診料:140円(2回目以降)
    ・抜髄:690~1,760円(1歯/根管数によって異なる)
    ・根管貼薬:80~120円(1回ごと/根管数によって異なる)
    ・根管充填:590~900円(1歯/根管数によって異なる)
    ・レントゲン料:170 or 1210円(部分的な撮影or全顎)
    ・歯周ポケット検査:150~600円(歯の本数によって異なる)
    ・歯科疾患管理料:330円(月1回)

    ※「歯科診療報酬点数表」平成30年4月版より

     

    3-2.自由診療のおおよその費用と通院回数

    自由診療では歯医者さんが歯の状態や患者さんの希望にあわせて治療方法を選択して治療費を設定します。
    そのため、保険診療のように都度払いではなく「歯1本の治療に対しての治療費」を一括で支払わなければならないこともあります。
    患者さんが負担する費用は歯医者さんによって違いがあり、幅が広いのが特徴です。

    また、通院回数も歯医者さんと患者さんで相談して決めることができるので、1~2回で治療が完了する短期治療の歯医者さんを選ぶこともできます。
    自由診療にて根管治療をおこなった場合、おおよその費用は20~30万円程度に設定している歯医者さんが多いようです。

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    4.まとめ

    根管治療は治療費の負担により、大きく分けて「保険診療」「自由診療」のふたつのパターンから選ぶことができます。

    保険診療のメリットはどの歯医者さんで治療しても負担する費用や内容が大きく変わらないことです。
    一方、自由診療では扱える器具や薬剤に制限がないため、ていねいな処置を受けられるのがメリットです。
    しかし、患者さん自身で判断して選択しなければならないことや治療費が高額であることがデメリットとして挙げられます。
    どちらの方法でも歯医者さんからの説明を受け、納得のうえで治療をするために歯医者さん選びは慎重におこないましょう。

    【監修医 松岡浩司先生のコメント】

    根管治療という局所だけの治療にとどまらず、お口全体の健康を考えて加療していただけると、より良い結果になると思います。

    監修医 松岡浩司先生

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