口紅を使っている方なら、一度は「歯紅」の経験があるのではないでしょうか。
鏡を見たときに歯紅がついていると、ドキッとしますよね。
赤い口紅はおしゃれですが、歯につくと目立ってしまいます。
歯紅になってしまう原因を知り、対策を取ることで歯紅を防ぎやすくなる場合がありますので、参考にしてみてください。
この記事の目次
1.なぜ口紅が歯についてしまうのか?
1-1.口紅が歯についてしまう原因
歯紅とは、口紅が歯についてしまうことを指します。
では、なぜ口紅が歯についてしまうのでしょうか。
歯紅は誰にでも同じように起こるわけではなく、なりやすい方、なりにくい方がいます。
歯紅になりやすい原因は複数ありますが、主な要因として次のようなものが挙げられます。
・口の中が乾燥している
・口紅を塗りすぎている
・唇の内側まで口紅を塗っている
・歯並びや前歯の位置が関係している
・口が閉じにくい
・口呼吸になりやすい
これらの要因を見直すことで、歯紅を防ぎやすくなる場合があります。
以下で具体的な対処法を紹介しますので、歯紅になりにくい状態を目指すための参考にしてみてください。
1-2.口の中の乾燥を防ぐことで口紅がつきにくくなるか
口の中が乾燥していると、唇の動きや口紅の付き方が気になることがあります。口腔乾燥と歯紅との関係は個人差があり、乾燥だけが原因とは限りませんが、口の中が乾燥しやすい方は、口呼吸になっている場合があります。
また、緊張やストレス、服用している薬、加齢、全身疾患などによって唾液が少なくなることもあります。
こまめな水分補給は、口の中を一時的に潤す方法の一つです。乾燥が続く場合は、薬の影響や疾患などが関係することもあるため、歯科医院や医療機関に相談しましょう。
口の乾燥が続くと、口臭やむし歯リスクなどに関係することがあります。
そのため、普段から口の中を潤しておくことは、歯紅対策だけでなく口腔内の健康を保つためにも大切です。
口の乾きが強い、口臭が気になる、舌や粘膜が痛い、飲み込みにくいといった症状がある場合は、歯科医院や医療機関で相談しましょう。
1-3.口紅の量は少なめに
口紅の量が多いと、歯に付着しやすくなり、歯紅になる可能性があります。
塗りすぎてしまった場合は、ティッシュオフするだけでも歯紅を防ぎやすくなることがあります。
ティッシュオフをする際は、強くこすったり叩いたりせず、ティッシュを軽くくわえるようにして、余分な口紅を落としましょう。
また、口を開いたときに見える境目が気になり、唇の内側まで口紅を塗ってしまうと、口を閉じた際に歯と接触し、口紅がつきやすくなる場合があります。
口紅を塗る範囲や量を調整し、唇の内側に余分な口紅が残らないようにしましょう。
1-4.矯正治療は歯紅対策になる?
歯並びや前歯の位置、口唇の閉じ方が関係して、口紅が歯につきやすくなることがあります。
たとえば、前歯が前に出ている、口が閉じにくい、唇が歯に触れやすいといった場合は、歯紅が起こりやすいことがあります。
歯並びや口唇の閉じ方が関係している場合は、歯科医院で相談するとよいでしょう。
必要に応じて、噛み合わせや歯並び、口呼吸、口腔乾燥などを確認してもらえます。
ただし、歯紅対策だけを目的に矯正治療を行うかどうかは、慎重に検討する必要があります。
まずは口紅の塗り方や乾燥対策など、日常でできる方法から試し、歯並びや口元で悩みがある場合は歯科医院で相談しましょう。
1-5.落ちにくい口紅やリップコートを使用する
使用する口紅やリップの種類を工夫することも、歯紅対策の一つです。
食事をしても落ちにくいタイプの口紅を選んだり、色落ちしにくいリップティントを使ったりすることで、歯紅を防ぎやすくなる場合があります。
また、口紅を落ちにくくするために、リップコートを口紅の上に重ねる方法もあります。
こうした方法は、歯紅対策だけでなく、グラスへの色移りを抑えたいときや、口紅を長持ちさせたいときにも役立つことがあります。
ただし、化粧品によっては唇が乾燥しやすくなる場合もあります。
荒れやすい方は、保湿ケアを行いながら、自分に合う製品を選びましょう。

2.メイクが変われば口元を目立ちにくくできる
2-1.口紅の色を変えてみよう
濃い色の口紅やリップに特にこだわりがない方や、歯紅よりも歯並びが気になるという場合には、口紅の色を変えてみることで目立ちにくくする方法もあります。
淡いピンクやベージュなどの薄い色は、濃い色に比べて歯についても目立ちにくい傾向があります。
普段、濃い色の口紅を使うことが多い方は、場面に合わせて薄い色を選ぶことも検討してみてください。
また、マットタイプ、ツヤタイプ、ティントタイプなど、質感によっても歯につきやすさや目立ちやすさが変わることがあります。
2-2.実は目元も重要
目元のメイクを工夫することで、口元への視線をやわらげる方法もあります。
アイシャドウやマスカラなどで目元に自然な印象をつくると、視線が口元だけに集中しにくくなる場合があります。
ただし、メイクの好みや職場・学校のルールは人それぞれです。
無理に濃いメイクをする必要はありません。
口紅の色や塗り方、目元のメイクのバランスを見ながら、自分に合った方法を取り入れてみましょう。

3.歯紅がつく原因として年齢も関係している
3-1.年齢や生活習慣によって口が乾きやすくなることがある
「昔は平気だったのに、最近よく歯紅になる」と感じる方もいるかもしれません。
年齢を重ねると、唾液の分泌量や口の周りの筋肉、服用している薬、生活習慣の変化などによって、口の中が乾きやすくなることがあります。
また、口呼吸、ストレス、緊張、水分不足、睡眠中の口の開き、全身疾患なども、口腔乾燥に関係することがあります。
口の中が乾燥すると、口紅が歯につきやすく感じるだけでなく、口臭やむし歯などのリスクにも関係する場合があります。
口の乾きが続く、唾液が少ない、口臭が気になる、食べ物が飲み込みにくい、舌や粘膜がヒリヒリするといった症状がある場合は、歯科医院や医療機関で相談してみてください。

4.まとめ
歯に口紅がついてしまう原因と対策を紹介しました。
唇は歯と近い位置にあるため、口紅を塗りすぎたり、唇の内側まで塗ったりすると、歯につきやすくなることがあります。
また、口の中の乾燥を防ぐこと、口紅の量を調整すること、ティッシュオフをすること、落ちにくい口紅やリップコートを使うこと、メイク方法を変えてみることなどで、歯紅を防ぎやすくなる場合があります。
歯並びや口が閉じにくいこと、口腔乾燥が関係している場合は、歯紅以外の口腔トラブルにつながることもあります。
歯紅が頻繁に気になる方や、口の乾き、口臭、歯並び、口呼吸が気になる方は、歯科医院で相談してみるとよいでしょう。
【あわせて読みたい】
【参考サイト】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-001.html
・厚生労働省 e-ヘルスネット「口腔乾燥」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/keywords/oral-dryness.html
・厚生労働省 e-ヘルスネット「唾液分泌」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/keywords/salivation.html
・日本歯科医師会
https://www.jda.or.jp/
・日本矯正歯科学会
https://www.jos.gr.jp/
監修医
遠藤 三樹夫先生
遠藤歯科クリニック 院長
経歴
1983年大阪大学歯学部 卒業
1983年大阪大学歯科口腔外科第一講座 入局
1985年大阪逓信病院(現 NTT西日本大阪病院)歯科 勤務
1988年遠藤歯科クリニック 開業
現在に至る
この記事は役にたちましたか?
- すごく
- いいね
- ふつう
- あまり
- ぜんぜん





