出っ歯を治すならすぐに行動を！歯列矯正は早めが吉

1.お口のトラブルの原因となる出っ歯

出っ歯が口の中のトラブルの原因となるのは、口を閉じにくいために起こる口腔内の「乾燥」が理由です。

常に自然に口が開いているため、乾燥が進み、口の中の汚れを洗い流す唾液が減ってしまいます。唾液が減ることで、雑菌が増えてお口のトラブルにつながります。

1-1 出っ歯は虫歯を引き起こす

出っ歯による、お口のトラブルで特に注意したいことは、虫歯です。口の中が乾燥していることによって、菌が増えて虫歯のリスクが高くなります。

歯並びが悪いと歯の汚れも落としにくくなるため、菌が増えやすい環境が続き、虫歯になることが多いのです。さらに歯茎の粘膜が乾燥することで、歯周病のリスクも高くなります。

1-2 出っ歯は口呼吸を引き起こす

出っ歯で開いた状態の口元は、鼻で息をすることを難しくします。歯が邪魔で口を閉じられないような状態の人は、特に注意が必要です。口を閉じられないために、鼻から自然な呼吸がしにくくなり、口呼吸をしていることが多くなります。これが口腔内を乾燥させることにもつながるのです。

出っ歯治療に関するメリット・デメリットは【大人になっても出っ歯の矯正は可能なのか？】にもまとまっていますので、是非ご活用ください。

2.早く治すと治療も楽に

出っ歯を治すには、『歯列矯正』が必要となります。歯列矯正は、歪んだ歯の位置を装着した器具によって正していくという方法です。時間をかけて歯を動かす治療ですので、長い時間がかかりますが、早めに治すことでそれを最小限に抑えることができます。

出っ歯に対する矯正治療方法は【出っ歯は治せる！歯医者さんに相談してみよう】に詳しく掲載していますので、参考にしてみてください。

2-1 骨が柔らかい子ども時代に

出っ歯を治すのに、早い方が良い理由は若い頃の方が骨が柔らかいためです。歯を支えている骨が柔軟なため、歯列矯正の効果が出やすく、あごの骨格を動かすのにも効果的なのです。特に成長期前に出っ歯を治すことを決めれば、成長に合わせてあごを調整することができるので、抜歯せずに治すこともできます。

2-2 悪い癖で悪化する出っ歯

出っ歯には日常的に歯をいじったり、寝るときの姿勢で前歯を圧迫することが影響していることもあります。そういった場合には、早い段階で気づいて悪い習慣を改善することで出っ歯の進行を止めたり、治すことができます。子供の頃から悪い癖を直すようにすることで、出っ歯にならずに済むこともあります。日常の行動を注意して見てあげましょう。

2-3 早く治して治療を最小限に

歯列矯正は、乱れが少なければ少ないほど治療の期間も短くなります。歯を移動させる幅も小さく済むため、大掛かりな治療をせずに矯正ができます。出っ歯は悪い習慣によってどんどん酷くなることもある為、そうなる前に治療を行うことが必要です。

矯正治療にかかる期間や費用の目安は【出っ歯を矯正したい！その方法や期間と料金について】に掲載しています。

3.まとめ

出っ歯を治すには、歯列矯正が効果的です。正しい歯並びに治さなければ、口腔内全体に影響を与えます。早いうちに治療し、被害を最小限に抑えて快適な口腔環境を作りましょう。

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