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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

出っ歯ってどんな症状?

出っ歯のイメージ

「出っ歯」といえば、それを売りにしているアニメのキャラクターや芸能人の方がいるため、ユーモラスな「個性」であるイメージがありますよね。けれど、実際には個性ではなく、「コンプレックス」として出っ歯で悩んでいる人も少なくはないと思います。では、出っ歯とは一体何なのでしょうか。

出っ歯とは

出っ歯は歯医者さんでは歯並びのよくない症例の一つ「不正咬合(ふせいこうごう)」に分類されます。口を閉じていても、上顎が前に出ている、もしくは、前歯が大きいせいで、前歯の一部が見えてしまっていたりするような症状を出っ歯や反っ歯(そっぱ)、もしくは上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼びます。
ちなみに、きれいな歯並びは「正常咬合(せいじょうこうごう)」と呼び、これらの名称は歯が本来、上と下の歯がうまく組み合わさっているのが理想という前提によるものです。

不正咬合について

不正咬合とは、歯並びや噛み合わせが悪い状態のことを言います。不正咬合は、見た目が気になるという点もありますが、歯並びが乱れているため、細かい場所に歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすいというデメリットがあります。そのデメリットのために、虫歯や歯肉炎、歯周病になりやすくなってしまいます。
不正咬合には、上顎の骨が突出してしまっている、上顎前突(じょうがくぜんとつ)や奥歯は噛み合っているのに、正面から見ると上下の歯の間が開いている、開咬 (かいこう)など、いろいろな種類があります。
治療方法はさまざまで、不正咬合の種類や症状、患者さんの要望、生活習慣、担当医の診断などによって異なります。

出っ歯の原因

遺伝

出っ歯の先天的な原因として「遺伝」があります。体質や、肌の色などが遺伝するように、骨格や歯並びも遺伝することがあるのです。つまり、お父さんやお母さんが出っ歯だった場合、生まれてくる子供も出っ歯になってしまうという可能性が出てきます。

上あごの過成長、下あごの成長不足

後天的な理由としては、成長過程で「上あごが成長しすぎてしまった」、逆に「下あごが成長しなかった」というものがあります。特に、近年では食の欧米化により、パンやケーキなどのやわらかい食べものが増えてきており、それが下あごの成長不足の原因になってしまうことがあります。

悪い癖

子供のするような「指しゃぶり」や「前歯を舌で押す」癖や、「口呼吸」や「口を半開きにしている」「歯ぎしり」などの癖も出っ歯の原因になります。指しゃぶりなどは成長と共に無くなっていく癖ではありますが、長く続くようであればなるべく早くやめさせる必要があります。
また、口呼吸は大人の方でも慢性化している場合があるので意識して鼻呼吸をするように心がけましょう。

フレアーアウト

フレアーアウトは歯周病や噛み合わせなどが原因で起こり、前歯が外側に向かって開いていくことで、出っ歯や空きっ歯になってしまうことです。出っ歯の後天的な原因は主に、成長期、つまり子供のときの習慣が原因であることが多いのですが、実は成人を過ぎてからも出っ歯になってしまうことがあるのです。

出っ歯の治療法

ブラケット矯正

出っ歯を治すためのスタンダードな方法はブラケット矯正です。ブラケットと呼ばれる装置を歯に固定してワイヤーを通して歯並びを治します。矯正は見た目が悪くなってしまうことがデメリットと思いがちですが、最近では「舌側矯正」と言うものがあります。
舌側矯正は歯の裏側から矯正装置を装着する方法のため、矯正装置が目立たないのが特徴です。

マウスピース矯正

取り外せるマウスピースを使用した矯正方法です。マウスピースは薄くて透明なプラスチック製なので人から気づかれにくく、食事の際は取り外せるのが特徴です。
また、治療方法も型取りやCTを撮影するだけで装置を作ることができますので患者さんの負担も少ない治療法です。CTや型取りした模型から分析してマウスピースを作製し一定期間でマウスピースを交換していきます。

部分矯正

ブラケット矯正やマウスピース矯正は「部分矯正」という治療をすることもできます。全体的に矯正治療を行うのではなく、少数の歯だけを動かしたい場合に用いられます。

インプラント矯正

通常の矯正以外にも、出っ歯を治す方法として「インプラント矯正」があります。細いインプラントを歯茎の骨に埋め込んで、インプラントを固定源として歯を移動させます。インプラントを用いることで、動かしたい歯だけをピンポイントで動かすことができたり、複雑な固定装置を使わずに済む場合があります。
また、治療が困難とされた症例でも対応できる場合や、大幅に治療時間を短縮できる可能性もあります。

外科手術

歯並びを矯正しても、骨格が治るわけではないので、症状によっては外科手術が必要になる場合があります。手術と聞くと、怖くなってしまうかもしれませんが、メリットもあります。
矯正治療は大抵の場合、保険が適応されないのですが、外科手術の場合は、手術や入院の費用はもちろん、その前後に行われる矯正治療も保険が適応されます。

気になる費用と時間

矯正治療の費用について

矯正治療は基本的に自由診療のため、保険が適応されません。そのため、通常の虫歯などの歯の治療と比べて、高額になってしまいます。例えば、一番一般的な治療法であるブラケット矯正は10万円~150万円ほどかかる場合があります。
セラミック矯正は治療部分が少なければ費用が少ない可能性はありますが、治療したい場所が増えることによってブラケット矯正より高価になってしまうこともあります。

治療期間について

ブラケット矯正やマウスピース矯正は基本的に長期治療になり、おおよそ2~3年かかるため、通院回数も多くなります。治療期間が短いと言われるセラミック矯正でも2~3ヵ月ほどかかるようです。治療期間や通院回数が多いのも、矯正治療の治療費が高額になる理由と言えるでしょう。

治療期間・費用は治療や症状、歯医者さんによって異なる

このように、矯正治療の治療期間や費用は、種類や症状によって異なります。また、前述したように、矯正治療は自由診療なので、歯医者さんによって費用も大きく変わる場合がありますから、注意が必要ですね。

まとめ

以上が出っ歯の詳細や原因、治療法です。上記に記載したブラケット矯正やマウスピース矯正は子供の出っ歯も治療ができる場合がありますので、出っ歯が気になって治したい人や、子供の出っ歯が気になる親御さんは、ぜひ一度歯医者さんに相談してみてください。

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2022-08-16T13:27:51+00:00