親知らずが気になる方も要チェック!歯が埋まっている埋伏歯の原因や治療を解説

    埋伏歯

    歯が生え変わらない、頭の部分しか見えていない歯があるなど、歯の頭が一部およびすべて埋まっている状態を埋伏歯(まいふくし)といいます。

    特に痛みなく日常生活を過ごせている方もいますが、放置することでさまざまな問題が生じる場合もあり、ほかの歯へ影響したり虫歯の原因になったりすることも…。

    この記事では、埋伏歯の症状や原因、治療方法やそれにかかるおおよその費用についてまとめています。

    ※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

    この記事の目次

    1.埋伏歯(まいふくし)とは?

    1-1.埋伏歯とはどんな状態?

    埋伏歯とは、歯は存在しているにも関わらず、歯冠(歯の頭の部分)が歯茎や歯肉に埋もれて萌出していない状態を指します。

    歯冠部分が全て隠れている状態を「完全埋伏」、歯冠の一部が外部に露出している状態を「半埋伏」、または「不完全埋伏」といいます。

    生えてくる歯のなかで、親知らずは埋伏歯になる頻度が高い傾向にあります。親知らずは永久歯のなかで一番最後に成長する歯のことで、多くて上下左右の合計4本生えます。

    親知らずは他の歯に比べて生えてくる場所が歯の奥であったり、生えてくる時期が他の歯よりも遅かったりといった性質を持ちます。そのため生えてこない、斜めに生えてくる、横向きに生えてしまう(水平埋伏歯)などが発生することがあります。

    埋伏歯

    1-2.埋伏歯による症状

    埋伏歯の中でも、完全埋伏の場合は自覚症状がほぼ現れません。

    しかし、長期的にみると放置することによって、まれに完全埋伏歯が原因で骨が溶けたり、袋状のできものである嚢胞が出来たりする場合があるため注意が必要です。
    半埋伏歯の場合、周囲の歯と比較して見えている部分が少ないため、歯磨きがしづらいです。そのため、周辺に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

    埋伏歯をさらに放置していると、蓄積した歯石の中に細菌が繁殖しやすくなり、歯肉が膿んでしまう可能性もあります。

    また、埋伏歯が斜めに生えてくることで、他の歯を押してしまい、歯列全体に影響がでてしまうことがあります。

    2.埋伏歯ができてしまう原因は?

    2-1.埋伏歯は歯の生えてくるスペース不足が原因?

    埋伏歯が生じてしまう原因として、歯が生えてくるスペースが不足しているということが考えられます。歯の生えてくるスペースがなくなってしまう理由としては、下記があげられます。

    ・歯の位置や方向がずれている
    ・永久歯そのものの形が歪んでいる
    ・顎関節が歪んでいる
    ・歯が生える方向に嚢胞や腫瘍があり、生えることを邪魔している

    現代人は食生活の変化により、昔より歯並びに異常をきたしやすくなっています。幼い頃から歯ごたえがなく、やわらかい物ばかりを好んで食べているため、昔と比較すると顎の骨が未発達で縮小して行っている傾向があります。顎が小さいと、歯が生えてくるスペースをつくることが難しくなります。

    また、噛み合わせが悪さが埋伏歯の原因になることもあります。できるだけ歯ごたえのある物を食べる、爪噛みや指しゃぶりをやめるなど、基本的な注意点を子供の頃から守ることによって埋伏歯のリスクをコントロールすることができます。

    埋伏歯

    2-2.エックス線検査で詳しい原因がわかることも!

    エックス線検査により歯や歯肉の状態をチェックすることで、埋伏歯の原因を詳しく把握することができる場合があります。

    「歯がどのように生えているか」を画像でチェックすることで、見た目としては比較的軽度に見えていた歯冠が半分ほど露出している埋伏歯が、歯肉の内部では歯根が歪んで生えていたなどの肉眼ではわからないことを確認できます。

    3.埋伏歯の治療内容

    3-1.他の歯に影響を及ぼす場合には抜歯の検討を

    埋伏歯の治療法としては、抜歯があげられます。先述していますが、ほかの歯への影響や虫歯、歯周病のリスクを減らすためには、抜歯が推奨されています。

    ただし、埋伏歯であっても特に自覚症状がなく、歯石や歯垢を歯磨きによってコントロールできている場合はあえて抜歯せず、経過観察を行うケースも少なくありません。

    埋伏歯

    3-2.抜歯以外の治療方法はないのか?

    元から歯の本数が少なく、埋伏している歯を出すメリットが見込まれる場合などには・抜歯、経過観察以外の埋伏歯の治療法として、歯列矯正を行う場合があります。埋伏歯を抜いてしまうのではなく、ブリッジなどによって矯正することによって本来あるべき歯並びに戻します。

    ただし、完全埋伏歯の場合や歯根そのものが大きく歪んでいる場合、埋伏歯が出てくることで歯並びが乱れてしまう恐れがある方に対しては、歯列矯正でカバーすることが難しいことがあります。具体的な治療法については歯医者さんに相談しましょう。

    3-3.放っておいても問題ない?

    埋伏歯のすべてが治療すべきという訳ではありません。特に目立った症状がなく、虫歯・歯周病のリスクがおさえられている場合は経過観察が検討される可能性もあります。

    しかし、将来的にどのような影響を与えるかわからないため、定期的な検査を行ったり、痛みが生じた際には歯医者さんに相談したりしてみてください。

    4.埋伏歯の治療費用は?

    埋伏歯の治療は、基本的に保険診療となります。

    しかし、症状や歯医者さんによっては「便宜(べんぎ)抜歯」として行う場合があり、自由診療となるケースもあります。保険診療と自由診療では費用や治療方針が異なるため、歯医者さんとしっかりと話し合ったうえで、治療を進めることが大切です。

    5.まとめ

    埋伏歯とは永久歯や親知らずが、正常に生えてこなかった状態を表します。基本的には抜歯や歯列矯正による治療が行われますが、自覚症状がなく、通院や家庭におけるリスクコントロールができている場合には経過観察が取られる場合もあります。

    治療は原則として保険適用となりますが、一部のケースでは自由診療になる可能性もありますので、治療内容や費用については事前にしっかりと確認しましょう。

    【監修医 貝塚 浩二先生のコメント】

    埋伏歯についての疑問や問題を感じた方は、まずはかかりつけか最寄りの歯科医院、歯科医師に相談することをお勧め致します。

    コージ歯科

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