歯医者を変える5つのポイント!セカンドオピニオンも活用

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歯の治療のため、歯医者に通っている人の中には、「どうも今のクリニックがしっくりこない」と感じる人もいるのではないでしょうか。もし気になるのであれば、歯医者さんを変えることも選択肢に入れましょう。

また、「自分の満足できるような治療が受けられていない」と感じている場合はセカンドオピニオンも選択肢として考えられます。

セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師に治療方法が最適かどうかを判断してもらうことをいいます。アドバイスなどももらえるため、自分自身の治療に対する理解を深められるというメリットもあります。

この記事では、自分に合った、通院し続けられる歯医者さんを選ぶためのポイントを紹介していきます。

この記事の目次

1.コミュニケーションはきちんと取れるか

1-1 電話応対は丁寧か

歯医者さんを初めて利用する前に、電話で問い合わせをしてみましょう。自分の症状を伝え、気になるところを質問してみます。この時のスタッフの電話応対がしっかりしているかどうかを見極めましょう。最初の印象はとても大切です。

丁寧で親切な電話対応であれば、スタッフに対する教育がきちんと行き届いていると言えます。まずは簡単に確認できるこういった点を判断材料にしましょう。

1-2 問診時の内容

歯科医は初診時に問診をして、患者がどのような症状で歯医者さんに来ているかを理解する必要があります。

初診時に十分な問診や、検査のための時間をとっているかもチェックしましょう。いろいろな病気を疑って、多角的に問診をしてくれる歯医者さんが理想的です。

1-3 治療後のアフターケア

歯科の治療の中で抜歯することはままあります。抜歯するとどうしても患部が腫れあがり、痛みを感じる確率が高いですが、このような時にアフターケアをしっかりと行ってくれる歯医者さんを見つけることが大切です。

2.治療の様子はどうなのか

2-1 治療中の指の当て方

歯の治療を行うにあたって、歯医者さんではどうしても指や器具を使って口の中に触れる必要があります。もし指の当て方が強ければ、治療中に患者さんは強い痛みを感じるでしょうし、同時に不快に思うかもしれません。

場合によっては治療を続けられないほどの強い痛みを伴うこともありえます。良い歯医者さんであれば、患者さんがなるべく痛みを感じないように、指の当て方の強さ・角度をうまく調節してくれます。

また、強く引っ張らないといけない場合は、事前に声をかけて工夫してくれる先生もいます。

2-2 痛みに対する予測が明確か

治療実績の豊富な医師であれば、「この症状だとこんな痛みがあるな」という予測ができます。治療中に口腔内の様子を見て、痛みの予測ができる歯医者さんはそれだけ経験の豊富な医師であるでしょう。

2-3 インフォームドコンセントを実施しているか

インフォームドコンセントと言って、症状や治療方針をしっかり説明して患者さんの同意をとることが医学界で主流になってきています。歯医者さんも同じで、現在では多くの歯医者さんでインフォームドコンセントを実施しています。

患者さんにしてみれば、自分の体を預ける形になるので、納得できる説明を受ける権利があるというのはもちろんですが、治療を行う前に説明をしっかりしてくれるかどうかで、安心感や信頼感が変わってくるはずです。

歯医者さんと患者さんの信頼関係を築くために重要なことなので、インフォームドコンセントの有無は確認しておいた方が良いでしょう。

3.HPなどの情報で歯医者さんを見る

3-1 開業してからの年数

歯医者さんが開業してどのくらいの年数が経過しているかもチェックポイントになります。ある一定の地域で長く治療を行ってきた歯医者さんは、地域の患者さんから多くの支持を集めてきている医院が多いので、信頼できる歯医者さんを探す上でのポイントになるはずです。

3-2 ホームページでの紹介文

現在ではほとんどの歯医者さんが自らのホームページを開設しています。ホームページの中にはどのような治療を行っているか、特色はどうか、院長の紹介などが記載されています。

またホームページには、その歯医者さんが得意としている分野の紹介が掲載されていることがあります。歯医者さんによって、例えば歯周病や親知らずの抜歯などの分野を専門的に行えるところがあります。自分が治療を受けたいと思う分野に強い歯医者さんを選ぶと良いでしょう。

3-3 臨床経験は豊富か

医療の世界では経験が豊富な医者に任せた方が、しっかりとした治療を受けられます。そのため症例数の多い歯医者さんかどうかも確認しましょう。

また、歯医者さんによって得意な分野とそうでない分野があります。もし患者さんが自分の得意ではない分野の治療を希望した場合、紹介状を書く医師もいます。

その治療に関して得意な歯医者を紹介してくれた場合は、逆に信用できる医師であると判断できるでしょう。

4.クリニック内をチェックしよう

4-1 受付は丁寧か

歯医者を訪ると、どの病院でも初めは、ほぼ確実に受付で手続きをします。予約をする時、治療が終わって会計するときに受付は絶対に利用するものです。

受付はその歯医者さんの顔でもあるので、受付の方が丁寧な対応をしてくれるかもポイントになります。治療に関する質問をしても応えられる受付であれば、先生でなくても最低限の専門知識を持っているスタッフがいるということですので、安心して治療をお願いできるでしょう。

4-2 待合室は清潔か

清潔感のある待合室かどうかもチェックポイントになります。待合室に貼られているポスターの色があせてしまっているとか、スリッパがかなり使い込んだものである歯医者さんもあるでしょう。

そういったクリニックは見た目というよりは衛生的な問題に不安が感じられます。待合室の清潔感がないからといって器具も汚れているとは一概に言えませんが、待合室も明るく清潔感があった方が安心できるのは確かでしょう。

自分自身が安心して治療を受けるためには、清潔感のある歯医者さんに通うことも重要です。

5.セカンドオピニオンを活用する

セカンドオピニオンを活用して、歯医者さんを変えることもできます。そもそもセカンドオピニオンとは、主治医とは別の先生に、治療について意見を聴くことです。「自分の満足する治療ではない」、「現在の治療に不満がある」など、他に選択肢を知りたい方におすすめです。

また、治療途中で歯医者さんを変える場合には、まずそれまでにどのような治療を受けてきたかについて説明しましょう。患者さんとして歯医者さんに訪れる方は専門家ではないことがほとんどです。「虫歯の治療で仮の薬を使っている」とか「右下の奥歯の神経の治療をしました」といった簡単な説明でも問題ありません。

仮に歯医者さんを変えた場合、治療をスムーズに進めることができます。

6.まとめ

自分にとって良い歯医者さんかどうかを判断するには、さまざまな基準があると思いなす。医師との相性の合う合わないなどもあるからです。

もし今通っている歯医者さんと合わないと思っているのなら、無理して通い続けるのではなく、セカンドオピニオンも活用しながら、良い歯医者さんに出会えるよう通院先を変えることも視野に入れましょう。

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監修医

矢島 昇悟先生

青山通り歯科 院長

経歴

2007年 第100回歯科医師国家試験合格
2007年 日本歯科大学 生命歯学部卒業
2008年 埼玉県羽生市 医療法人社団正匡会 木村歯科医院
歯科医師としてのホスピタリティの基礎を学ぶ。
2010年 埼玉県新座市 おぐら歯科医院
地域に密着した医院で地域医療に携わり、
小児から高齢者歯科まで治療を行う。
2011年 東京都文京区 後楽園デンタルオフィス
施設の訪問診療などにも携わる。
2015年 東京都港区 青山通り歯科 院長
現在に至る

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