口臭の原因は胃かも?胃の働きを低下させる原因をチェック!

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口臭胃

きちんと歯磨きをしているのに口臭が気になるという人は、原因が口腔内ではないのかもしれません。口臭の原因の一つに胃の不調が挙げられます。

胃の働きが低下していると消化不良を起こし、胃の中で異常発酵した食べ物が悪臭ガスを発生させます。悪臭ガスは胃壁から血液に乗って肺へと運ばれ、呼気として口から排出されます。これが胃に起因する口臭です。

では、胃からくる口臭の原因とその解決方法を見てみましょう。

この記事の目次

1.胃が正常に働かなくなってしまう原因と対策

胃の働きが低下することで引き起こされる口臭であれば、その調子を整えることで改善される場合があります。

胃は食生活だけでなく、ストレスや疲労などでも調子を崩してしまうデリケートな臓器です。胃が不調になる原因を知り、該当する項目に関係する生活習慣を改めるようにしましょう。

1-1 食生活の乱れ

胃の働きが低下する原因の一つに食生活の乱れがあります。肉中心で野菜をあまり食べないなどの食事の偏りや、食べ過ぎ、香辛料のたくさん入った料理や塩辛い料理などは胃に大きな負担がかかります。

また、お酒を毎日飲んだり、飲み過ぎたりすることも胃に負担をかける原因となります。食事の偏りや量を見直し、胃に優しいものを食べるようにしましょう。お酒も控えめにし、飲む場合では、週に最低でも二日程度はお酒を飲まない日を設けましょう。

1-2 喫煙

喫煙によって血管が収縮し、血行が悪くなります。これは胃でも同じです。胃粘膜に張り巡らされている毛細血管の血流量が減ることで粘膜が酸欠状態になり、機能低下や胃粘膜の抵抗力低下に繋がるのです。

また、たばこ特有の口臭もあるので、口臭が気になっている人は禁煙することをおすすめします。

1-3 ストレス

妊娠中や子育て中は何かとストレスを感じやすいものです。ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ、胃の働きが低下します。また、ストレスが多いと胃酸過多になるので胃が荒れてしまいます。

気分転換に散歩をしてみたり、家族に協力してもらって外出するなどして、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。

1-4 睡眠不足

小さな子供がいると手を取られ、家事が後回しになりがちです。子供が寝てから家事を済ませるという人もいるのではないでしょうか。また、乳児は2時間から3時間おきにミルクを飲むので、お母さんはゆっくり眠ることができません。

しかし、睡眠不足から自律神経に不調をきたし、胃の働きを低下させることがあります。子供と一緒にお昼寝をするなど、少しでも睡眠をとるように心がけましょう。

2.まとめ

胃に起因する口臭と言っても原因は様々です。生活習慣を変えることで改善されることもあるので、できることから少しずつ変えていきましょう。それでも良くならない時は、一度お医者さんに診てもらいましょう。

 

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監修医

飯田 尚良先生

飯田歯科医院 院長

経歴

1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る

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