食文化の変化により、硬いものを噛まなくなったお子さまの顎は年々小さくなってきていると感じます。当院では、小さな顎に合わせて歯を並べるために抜歯をする、というこれまでの考えによる歯科矯正のやり方ではなく、顎の骨の成長を促進させる装置を入れる方法を取り入れ、天然歯を失うことを防ぎつつ、お子さまになるべく負担をかけない小児矯正を行っています。
歯の本数を減らさないで歯科矯正を行うことは、美しい歯並びを手に入れるだけでなく、きれいなEラインを作り出すことも期待でき、印象が見違えるほどに変わることがあります。矯正歯科は、虫歯治療以上にお子さまの将来に関わる治療だと考えています。きれいな歯並びは、お子さまの人生の宝になることは間違いありません。ご心配な点や疑問点があれば、お気軽にご相談ください。
INDEX
小児矯正は、永久歯に生え変わるまでが対象です。当院では床矯正をはじめ、筋肉に働きかける装置など、さまざまな治療方法をご用意しております。顎の発育を十分に促していくために、まずは取り外しができる装置をつけて顎を大きく広げていき、将来的に歯がきれいに並びやすいように、そして矯正による抜歯をしないで済むように働きかけていきます。
そして、永久歯に生え変わった段階で、もしも歯並びが悪ければ、その部分のみワイヤー矯正に移行するという段階を踏むことが多いです。矯正は上顎だけで済む場合もありますが、ほとんどの場合上下の顎の拡張になります。
成長曲線から分かるように、年齢によって成長の程度が異なってくるため、歯科矯正においては8歳ぐらいから10歳までに顎の発育を促す床矯正を行うのがおすすめです。発育は体の場所によって成長カーブが異なるため、歯科において急激な成長期にさしかかる、10歳から14歳になる前に治療を完了することを目指しています。女の子の方が、発育の早いことが多いので、女の子はやや早めの治療開始がおすすめです。
当院ではさまざまな矯正の手法をご提供しておりますので、患者さまのご希望をお伺いしてから患者さまに合った治療法を提案し、患者さまにご選択いただいております。
どんな症例にも対応しやすいワイヤー矯正を希望される方には、金属製のブラケットを用いた矯正と、ワイヤーが白くて目立たないブラケットを用いた矯正の2種類を提供しています。白いワイヤーは目立たないため見た目がとても良くなります。金属のブラケットでの矯正と白いブラケットでの矯正との差額は、材料費の都合によるものだけで、矯正の内容自体に違いはありません。
当院では、弱い力で持続的に矯正を行う手法を用いております。この方法で矯正治療を行うことで、患者さまの痛みが少ないだけでなく、歯に負担をかけずに歯を動かすことで、治療期間の短縮が期待できるというメリットもあります。
当院では2種類のマウスピース型による矯正治療を行っております。マウスピース矯正の特徴は、ご自身で着脱ができるため口内を清潔に保つことができることと、透明な素材であるため、付けたままでも見た目が気にならない点です。
患者さまの負担も少なく、楽な矯正方法といえます。ただし、マウスピース矯正には多少限界があるため、患者さまのご要望をお伺いしつつも、マウスピース矯正では容易ではない場合はブラケットを用いたワイヤー矯正をおすすめしています。
当院では、全体的な矯正だけではなく、前歯の部分矯正にも対応可能です。歯の本数によって費用は変わってきますが、全体の矯正よりも経済的な負担が少なく、また短期間で完了できる治療法です。前歯が1本だけ気になるというような場合にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
1
カウンセリング
無料のカウンセリングの中では、治療の内容だけではなく料金についても詳しくご説明します。その上で、患者さまに治療の選択をゆだねます。
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検査・診断
治療の方針が固まったら、検査・診断を行い、お口の状態を調べていきます。状態を確認した後は、器具の作製のために型取りなどを行います。
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装着
患者さま専用の装置を作製するのに1カ月程度お時間をいただきます。装置が完成したら装着して様子を見ていきます。
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矯正の治療
大人の方の場合、2年半から3年ほど矯正治療を継続していきます。お子さまの場合は、いつから始めても成長が終わるまでの18歳までで終了です。永久歯の歯並びがそろって終了となる方もいます。
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