これまでの歯科治療は、歯自体を修復する対症療法を行うことがほとんどでしたが、実は虫歯のまわりの健康な部分まで削っていました。また、つめた時にできる継ぎ目のギャップから菌が再侵入して繁殖を繰り返すことがあるため、削ってつめることで虫歯を防げるわけではありません。単に修理しているだけなのです。
そこで当院では、健康な部分までを極力削ることなく、虫歯の部分だけを除去する低侵襲治療に力を入れ、レーザー治療などを行っています。また、虫歯診断や歯周病メンテナンスなどの、予防対策にも力を入れて取り組んでいます。
それぞれの年代によって口内のリスクは違うため、例えばお子さまの予防歯科と、ご年配の方の予防歯科ではその内容が異なってきます。
乳歯の時期は虫歯を作らないといった基本的なことだけではなく、しっかりとした状態できれいな永久歯が生えそろうように、顎の発育を促すことが大切です。歯並びが良くなることで、虫歯もできにくくなります。また、口呼吸をしているお子さまにケアを行い、鼻呼吸ができるように導きます。
ご年配の方の場合は、歯の本数が減ると食べる力が弱くなっていくので、歯を減らさないようにしましょう。加えて飲み込む力を落とさないように、舌の力を保つためのケアを行います。加齢により歯の機能が低下するのは仕方ないことですが、楽しくおいしく食べることのできる期間を長く保てるような予防歯科を行っています。
中高年の方は、特に歯周病が進行したり重症化したりしないようにケアを行うことが大切です。中学生・高校生の場合は、急に部活などで歯の管理が甘くなり虫歯が増えることもあるので、注意を促しています。
このように年齢によって予防が変わるため、当院では年齢に合わせて、起こりそうなことを予防するための提案を行っています。また、20代の方はあまり予防歯科に関心をお持ちでない方が多いと感じていますが、年を取ってから苦労しますよ、という話をするようにしているため、当院では若いころから予防歯科に通われている方が多いです。
クリーニングでは専用のペーストを使って、歯磨きでは取れない歯の表面に付いているバクテリア菌の被膜(バイオフィルム)を剥がしていきます。歯石をすべて取り除き、きれいになった歯の表面にはフッ素を塗布して歯質強化を図ります。
このような取り組みを行い虫歯・歯周病を予防していきます。当院では「できるだけ削らない治療」を心がけ、患者さまのお口と向き合っております。
1
検査
初回は検査を行い、歯と歯茎の状態をきちんと確認します。その後は、歯と歯茎の状態変化の確認を毎回行います。
2
クリーニング
クリーニングを行いますが、定期検診の場合は歯石などは付いていない方が多く、検診自体は出血している箇所がないかなどの確認で終わることが多いです。希望であればレーザーでの処置を行います。ほとんどの方がレーザーでの処置を希望されます。
3
完了
定期検診でのクリーニングは、すべての工程を合わせて所要時間20分から40分ほどになります。これを、毎月繰り返して行っていきます。
ネット予約・空き状況確認 |
||
---|---|---|