「ホームページのリニューアルを検討しているが、制作会社が多すぎて選べない」「費用相場がわからず、提示された見積もりが妥当か判断できない」——こうした悩みは、開業初期の医院だけでなく、開業10年以上の医院でも多く聞かれます。
歯科診療所数は2024年12月末時点で全国66,146施設(厚生労働省「医療施設動態調査」)にのぼり、患者の医院選びは検索エンジン・Googleマップを起点としたオンライン中心に移行しています。そのなかでホームページは、最終的な予約判断の場となる重要な情報拠点にあたります。
本記事では、歯科医院ホームページの必要性から、制作会社の選び方、費用相場、載せるべき情報、リニューアル判断までを実務目線で体系的に解説します。
■この記事を読むとわかること
・歯科医院にホームページが必要な理由
・制作会社選びで失敗しないチェックポイント
・制作費用の相場と内訳
・新患獲得につながる載せるべき情報の優先順位
・リニューアルを検討すべきサインと判断基準
- ホームページは「制作する」ではなく「経営資産として育てる」もの
- そもそも今、歯科医院にホームページは必要なのか?
- ホームページは「作る」ではなく「経営資産として持つ」もの
- ホームページ制作会社を選ぶ時のポイント
- おしゃれなだけではなく予約につながる設計を
- ホームページ制作にかかる費用相場と内訳を解説
- よくあるホームページ制作のNG例
- 歯科医院HPに絶対に載せるべき情報|信頼と新患獲得の土台になる要素
- リニューアルを検討すべき歯科医院HPの5つのサイン
- こんな医院は専門家への相談を推奨します
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|ホームページは「経営資産」として育てる
- 歯科医院ホームページの制作・リニューアルについてご相談ください
ホームページは「制作する」ではなく「経営資産として育てる」もの
先に結論をお伝えします。歯科医院ホームページで成果を出すために押さえるべきポイントは、以下の5つです。
①歯科業界の制作実績がある会社を選ぶ
➁新患獲得を意識した設計(予約導線・SEO・スマホ対応)になっているか確認する
③載せるべき情報をE-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)観点で網羅する
④医療広告ガイドラインに準拠した表現で運用する
⑤公開後の更新・運用体制を最初から設計する
「作って終わり」ではなく、「経営資産として育てる」発想が、新患獲得効果に影響しやすいといえます。
費用感の目安(まず知っておきたいライン)
費用の目安は以下の通りです。
最低ライン(テンプレート型):30万円〜
本格的な制作(オリジナル型):80万円〜150万円
自費強化型:150万円〜300万円以上
月額保守費用:1万〜5万円程度
それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
そもそも今、歯科医院にホームページは必要なのか?
患者の多くが「ネット検索」で歯科医院を選ぶ時代になった
患者が歯科医院を選ぶ際、まずGoogle検索やGoogleマップでアクセス・診療時間・診療項目といった必須条件を確認するのが一般的になっています。条件に合う医院を絞り込んだあと、公式ホームページで院内の雰囲気・スタッフの人柄・治療方針などを確認してから予約に進む、という流れが定着しつつあります。
つまりホームページは、患者が予約を決める直前に立ち寄ることが多い場所として機能しています。Googleマップや口コミで関心を持った患者が「最終確認」のために訪れる場であり、ここで得られる印象が予約判断に影響する可能性があります。

ポータルサイトとホームページは「役割が違う」|両輪で新患獲得力が高まる
ポータルサイトとホームページは、患者の医院選びの中で異なる役割を担っています。
ポータルサイト:複数医院の比較・口コミ確認(比較検討の入口)
Googleビジネスプロフィール:地域検索での発見・地図表示(「近所の歯医者」を探す)
自院公式ホームページ:詳細情報の提供・予約導線(比較検討の最終確認)
ポータルサイト・MEOで関心を持った患者の多くは、最終的に自院ホームページで詳細を確認してから予約に進むケースが多いとされます。ホームページが古い・情報が乏しい状態では、流入を取りこぼす可能性があります。
HPがない・古い医院が抱える「機会損失」のリスク
ホームページが古いままの医院では、以下のような機会損失が発生している可能性があります。
・スマホで開いたら表示が崩れていて、患者が比較検討段階で離脱する
・診療内容や料金が掲載されておらず、不安を感じた患者が他院を選択する
・院長や医師の情報がなく、信頼感が伝わらない
・予約導線が電話のみで、夜間・休日に予約したい患者を取り逃す
・医療広告ガイドラインに抵触する表現が残り、行政指導リスクを抱える
これらは数値で見えにくい損失ですが、医院経営に影響する可能性があります。
参照元:厚生労働省「医療施設動態調査」(2024年12月末時点)、厚生労働省「医療広告ガイドライン」、複数の業界調査・歯科業界マーケティング公開資料
ホームページは「作る」ではなく「経営資産として持つ」もの
HPは継続的な流入が見込める情報拠点
リスティング広告は、出稿を止めれば効果も止まる「変動費型」の施策とされます。一方、ホームページはSEOや指名検索によって、広告費を継続的に投下しなくても流入が見込める中長期的な施策にあたります。
特に「医院名」「地域名+診療科目」での指名検索は、開業年数を重ねるほど自然と増えていく傾向があります。この流入を予約に結びつける土台がホームページです。
医院ブランドと患者単価(LTV)はHPの印象に影響する
LTV(ライフタイムバリュー)とは、1人の患者が来院してから卒業するまでに医院にもたらす生涯価値を指します。LTVは以下の要素で決まります。
・1回あたりの治療単価
・来院回数(リコール率)
・自費診療の選択率
・紹介発生率
ホームページのデザイン・診療方針の伝え方・院長の専門性訴求は、これらの要素に影響する可能性があるとされます。「安そうな医院」と「信頼できそうな医院」は、ホームページの第一印象だけで決まることもあるため、ブランディングの観点でも重要です。
HPへの投資はコストではなく、中長期で回収する経営投資
ホームページ制作費を「コスト」と捉えると、価格の安さだけで判断しがちです。しかし、ホームページは3〜5年単位で運用する経営資産であり、その期間で生み出す予約数・LTVを基準に投資判断するのが合理的です。
短期的な広告費とは性質が異なるため、初期費用と運用期間全体で評価することが推奨されます。
ホームページ制作会社を選ぶ時のポイント
歯科業界の制作実績がある会社を選ぶ
歯科医院サイトは、医療広告ガイドラインへの理解、診療科目ごとの情報設計、E-E-A-Tへの対応など、業界特有のノウハウが必要です。一般的なWeb制作会社では対応しきれないケースがあります。
確認すべきポイントは以下の通りです。
・過去の歯科医院制作事例の数と質
・担当者が医療広告ガイドラインを理解しているか
・取材、撮影体制があるか
・公開後のサポート実績があるか
新患獲得を意識した提案ができるかを確認する
「デザイン重視」「テンプレート流用」だけの制作会社では、新患獲得につながる設計が期待しにくい場合があります。商談時には以下を質問します。
・ターゲット患者の想定はどう設計するか
・予約導線(電話・Web予約)の設計はどう考えているか
・どのキーワードでSEO対策を行うか
・公開後の効果測定はどう行うか
これらに具体的に答えられる会社は、「制作会社」ではなく「マーケティングパートナー」として機能する可能性があります。
SEO・MEO・広告運用まで相談できるか
ホームページ単独で運用するよりも、SEO・MEO・Web広告までトータルで相談できる体制のほうが、施策間の連携が取りやすくなります。それぞれ別の会社に依頼する場合は、施策の連動に工夫が必要となる場合があります。
ワンストップで対応できる会社であれば、ホームページのキーワード設計とリスティング広告のキーワードを連動させたり、MEO上の情報とHP情報を統一したりといった設計がしやすくなります。
制作後の更新・保守体制も確認しておく
ホームページは公開して終わりではなく、継続的な更新・保守が成果に影響する可能性があります。確認ポイントは以下の通りです。
・月額保守費用の有無と内容
・更新依頼への対応スピード(平均何営業日か)
・CMSの管理画面で自院でも更新できる範囲
・セキュリティ対応・SSL対応の体制

医療広告ガイドラインの対応力があるか
歯科医院ホームページは、厚生労働省「医療広告ガイドライン」の規制対象です。代表的な禁止・制限事項は以下の通りです。
・ビフォーアフター写真(限定解除要件を満たさない場合)
・治療効果に関する体験談
・「日本一」「最高」などの最大級表現
・根拠のない比較広告
・誇大表現・虚偽広告
ガイドライン違反は行政指導の対象となり、修正命令や広告停止命令を受ける可能性があります。最新ガイドラインを把握している制作会社を選ぶことが重要です。
料金体系の透明性も判断材料
「初期費用は安いが、月額保守費用が高額」「変更のたびに追加料金が発生する」など、料金体系がわかりにくい会社もあります。契約前に総コスト(初期+5年運用)で比較することを推奨します。
おしゃれなだけではなく予約につながる設計を
歯科医院のホームページで「おしゃれ」が求められる理由
近年、歯科医院ホームページでも「おしゃれ」「洗練された」デザインを志向する医院が増えています。これは単に流行ではなく、患者の比較行動の中で「視覚的な信頼感」が判断材料になっている可能性があるためです。
特に20〜40代の患者層は、ホテルや美容室・カフェのWebサイトに普段から触れており、無意識のうちに「医院サイトもこのくらいの品質であるべき」という基準を持っているとされます。古いデザインは、それだけで「古い医院」という印象を与える可能性があります。
見やすさと予約しやすさを両立することが大切
「おしゃれさ」を優先するあまり、患者が知りたい情報にたどり着けないサイトでは本末転倒です。基本的な情報設計は以下の3点を満たしている必要があります。
・トップページから3クリック以内で診療内容、料金、アクセスにたどり着ける
・電話番号、予約ボタンが常に画面のどこかに表示されている
・診療時間、休診日がトップページの目立つ位置にある
医院の強みや雰囲気が伝わるデザインを意識する
差別化のためには、自院ならではの強みや雰囲気をデザインで表現することが重要です。
・ファミリー層向けなら明るく親しみやすい配色
・自費診療強化型なら洗練された大人向けデザイン
・高齢者対応強化型なら大きめのフォントとシンプルな構成
・外国人患者対応なら多言語切替機能
ターゲット患者層と医院の方針に合わせて、デザインの方向性を決めることが大切です。
スマートフォンでも見やすい設計にする
近年は、歯科医院検索の多くがスマートフォン経由とされており、スマホ表示の最適化(レスポンシブ対応)は必須レベルといえます。
▼スマホ最適化のチェックポイント
・文字が拡大せずに読めるか
・ボタンが指でタップしやすいサイズか
・表示速度が3秒以内か
・電話番号がワンタップで発信できるか
・予約フォームが入力しやすいか
参照元:Google公式「ページエクスペリエンス」、医療系Web制作業界の公開情報
ホームページ制作にかかる費用相場と内訳を解説
歯科医院のホームページ制作費用の相場
歯科医院のホームページ制作費は、規模・内容によって以下のレンジが一般的です。
テンプレート型(簡易版):10万〜30万円程度
セミオーダー型(基本):30万〜80万円程度
オリジナル制作(標準):80万〜150万円程度
完全オリジナル+自費強化型:150万〜300万円以上
初期費用以外に、月額保守費用(1万〜5万円程度)が発生するのが一般的です。
テンプレート型とオリジナル制作の違い
テンプレート型:初期費用が安い(10〜30万円)、デザインの自由度に制限あり、制作期間1〜2か月、他院と差別化しにくい、SEO対応に制限あり
オリジナル制作:初期費用が高い(80万円〜)、デザインは自由、制作期間2〜4か月、自院独自の表現が可能、SEOの個別最適化が可能
開業初期で予算を抑えたい場合はテンプレート型、ブランディング・自費強化を狙う場合はオリジナル制作が向いています。
初期費用だけでなく運用費用も確認する
5年間の総コストで比較すると、初期費用が安くても運用費用が高い場合は逆転することがあります。
プランA:初期費用30万円+月額5万円=5年総コスト330万円
プランB:初期費用100万円+月額1万円=5年総コスト160万円
初期費用だけでなく、5年単位の総コストで判断することが重要です。
費用対効果を考えて必要な機能を見極める
「機能を盛り込みすぎて費用が膨らむ」というケースもよく見られます。優先度の高い機能から順に検討します。
優先度【高】(必須レベル)
・スマホ対応
・予約フォーム or Web予約システム連携
・診療内容ページ
・院長プロフィール
優先度【中】(費用対効果を見て検討)
・ブログ・コラム機能
・多言語対応
・アクセス解析の高度な設定
優先度【低】(必要に応じて)
・動画掲載
・AR/VR機能
・予約管理システム自体の自社開発
よくあるホームページ制作のNG例
ここでは、実際に多い失敗パターンを整理します。当てはまる項目があれば、改善を検討してみてください。
NG例①:価格優先で安いテンプレートを選んで失敗
「初期10万円」などの低価格テンプレートに飛びついた結果、デザインが他院と似通っていて差別化できない、SEOに弱い、医療広告ガイドラインに対応していない、といった事例が見られます。
NG例②:制作後に放置して内容が古くなる
公開当時のまま3年以上更新されていないホームページは、患者からの信頼度が下がるだけでなく、検索順位にも影響する可能性があります。
NG例③:デザイン重視で予約導線が弱い
見た目は美しいものの、予約ボタンが目立たない、電話番号が見つけにくいなど、予約に結びつかない設計のサイトもあります。
NG例④:院長の顔・情報が出ていない
E-E-A-Tの観点で、院長や医師の情報は信頼性に大きく関わります。匿名運用に近いサイトは、患者の不安を高める可能性があります。
NG例⑤:医療広告ガイドラインに抵触している
過去に制作したホームページがガイドライン改訂に追いついていないケースです。ビフォーアフター写真や体験談が要件を満たさないまま掲載されていると、行政指導の対象となる可能性があります。
参照元:厚生労働省「医療広告ガイドライン」、医療マーケティング業界公開資料
歯科医院HPに絶対に載せるべき情報|信頼と新患獲得の土台になる要素

院長・医師のプロフィールと診療方針(E-E-A-Tの土台)
GoogleはコンテンツのE-E-A-T(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness=経験・専門性・権威性・信頼性)を重視しており、医療系サイトでは特に厳格に評価されるとされます。
掲載すべき情報
・院長・医師の氏名・経歴・出身大学
・所属学会・専門医資格
・論文・書籍・学会発表の実績
・診療方針・治療への考え方
・顔写真(プロカメラマン撮影が望ましい)
特に専門医資格や所属学会の表記は、医療広告ガイドラインで認められた範囲で正確に掲載することが重要です。
診療科目ごとの専門ページと治療の流れ
診療内容を1ページにまとめるのではなく、診療科目ごとに独立したページを作成します。これにより、SEO上「地域名×診療科目」での検索流入が期待できます。
各専門ページに掲載すべき要素
・治療の対象となる症状・疾患
・治療方法と治療の流れ(初診〜完了までのステップ)
・治療期間・回数の目安
・料金(保険・自費の区別)
・リスク・副作用
・よくある質問
料金・リスク・副作用の明示で患者の不安を解消する
特に自費診療(矯正・インプラント・ホワイトニング・審美治療)では、料金・リスク・副作用の明示が医療広告ガイドラインで求められています(限定解除要件)。
限定解除要件を満たすために必要な記載
・治療内容(自由診療であること)
・標準的な費用(税込、追加費用の有無)
・治療期間、回数
・主なリスク、副作用
これらを欠いた状態で症例写真や治療効果を掲載すると、ガイドライン違反となります。
施設基準・院内設備・衛生管理体制の公開が信頼を可視化する
施設基準とは、厚生労働省が定める一定の基準を満たす医院に対して、特定の診療項目で算定が認められる制度です。歯科医院では「歯科外来診療環境体制加算(外来環)」「歯科治療時の総合医療管理加算」などが代表的です。
施設基準を取得していることをホームページに掲載することで、「衛生管理・感染対策・医療連携体制が整った医院」という客観的な信頼の根拠になります。
掲載すべき関連情報
・取得している施設基準の名称(正式名称で正確に)
・院内の感染対策体制(滅菌器・空気清浄機など)
・主要な診療設備(歯科用CT・マイクロスコープなど)
・スタッフの資格(歯科衛生士・歯科技工士など)
Web予約システム・予約導線
ホームページの予約導線設計は、予約数に影響しやすい重要な要素です。
24時間Web予約:夜間・休日の予約取りこぼし防止
電話予約への導線:スマホからワンタップで電話発信
予約フォームの最適化:必要最小限の入力項目に絞る
LINE予約の併設:若年層・既存患者向け
予約導線が複雑だと、患者が他院に流れる可能性があります。
参照元:厚生労働省「医療広告ガイドライン」、Google公式「Search Quality Evaluator Guidelines」、厚生労働省「歯科診療報酬点数表」
リニューアルを検討すべき歯科医院HPの5つのサイン
サイン1:スマホで見づらい・表示が遅い
スマホで自院ホームページを開き、以下を確認してください。
・文字が小さく、ピンチアウト(拡大)が必要
・ボタンが小さく、タップしづらい
・ページの読み込みに3秒以上かかる
・レイアウトが崩れている
1つでも該当する場合、リニューアルを検討する時期にきています。
サイン2:検索しても自院が出てこない
「医院名」「医院名+地域」で検索したときに、自院ホームページが上位に表示されない場合、SEO上の問題があります。さらに「地域名+歯医者」「地域名+診療科目」で2ページ目以降にも表示されない場合は、SEO設計の見直しが必要です。
サイン3:予約ができない・予約ボタンが目立たない
患者が予約したいと感じた瞬間に予約導線が見つからないと、別の医院を選ぶ可能性があります。
・トップページに予約ボタンがない、または目立たない
・電話のみで、Web予約に対応していない
・予約フォームの入力項目が多すぎて離脱されやすい
サイン4:院長・医師の情報や診療方針が伝わらない
E-E-A-Tの観点で、院長や医師の情報は重要な要素です。
・院長プロフィールが「氏名・経歴」のみで、人柄が伝わらない
・顔写真がない、または画質が悪い
・診療方針、治療への考え方が書かれていない
・所属学会、専門医資格が掲載されていない
サイン5:医療広告ガイドラインに抵触するリスクがある
過去に制作したホームページが、現在の医療広告ガイドラインに抵触している可能性があります。
・ビフォーアフター写真を掲載しているが、限定解除要件を満たしていない
・患者の体験談を治療効果と関連付けて掲載している
・「日本一」「最高」などの最大級表現がある
・自費診療の症例で料金・リスク・期間が明示されていない
ガイドライン違反は行政指導の対象です。最新ガイドラインに沿った内容に更新することが必須です。
自己診断チェックリスト
以下のチェック項目で「いいえ」が3つ以上ある場合、リニューアルを検討するタイミングといえます。
・スマホで開いて文字を拡大せずに読めるか
・ページ表示は3秒以内か
・「医院名」で検索して自院サイトが1位に表示されるか
・トップページに予約ボタンが目立つ位置にあるか
・院長の顔写真と詳細プロフィールがあるか
・自費診療には料金・リスク・期間が明示されているか
・ビフォーアフター写真には限定解除要件が満たされているか
・スマホからワンタップで電話発信できるか
・公開から3年以上経過していないか
・競合他院のサイトと比べて見劣りしないか
参照元:厚生労働省「医療広告ガイドライン」、Google公式「ページエクスペリエンス」
こんな医院は専門家への相談を推奨します
ここまで歯科医院ホームページの必要性・選び方・載せるべき情報・リニューアル判断を解説してきましたが、以下に当てはまる医院は、外部の専門家への相談を検討してみてください。
・リニューアルを検討中だが、どこから手をつければよいかわからない
・現在のサイトの課題を客観的に診断してほしい
・新患獲得の数が安定せず、HPに原因があるか判断できない
・医療広告ガイドラインへの対応に不安がある
・開業を控えており、HPの全体設計を一緒に考えたい
エンパワーヘルスケアでは、歯科医院専門のホームページ制作・運用支援サービスを提供しています。
・歯科業界の制作実績に基づくデザイン・情報設計
・SEO・MEO・広告運用までトータルでサポート
・医療広告ガイドラインに準拠した原稿チェック体制
・公開後の更新・運用サポート
・院長取材・撮影サポート
「リニューアルを検討中だが、何から始めればよいかわからない」「現在のサイトの課題を診断してほしい」といった段階からでも、お気軽にご相談いただけます。
詳しくは 歯科医院向けホームページ制作サービスのご案内 をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. HPを持たなくても、ポータルサイトや紹介で患者は来ているのですが問題ありますか?
短期的には問題なくても、中長期的にはリスクが高まる可能性があります。理由は以下の通りです。
・ポータル経由の患者も予約前に医院名で検索し、HPがなければ不安になる傾向がある
・紹介患者も予約前に検索する傾向がある
・ポータル契約解除や仕様変更時に流入が減るリスクがある
・医院ブランド・自院でのコントロールが効きにくい
最低限の自院サイト+ポータル併用が、リスク分散の観点でも推奨されます。
Q2. HP制作の費用相場はどれくらいですか?
制作内容により幅があります。
テンプレート型:10万〜30万円
セミオーダー型:30万〜80万円
オリジナル制作:80万〜150万円
完全オリジナル+自費強化型:150万〜300万円以上
別途、月額保守費用(1万〜5万円程度)が発生するのが一般的です。5年間の総コストで比較することを推奨します。
Q3. 制作会社には何を基準に選べばよいですか?
以下の6項目をチェックすることを推奨します。
①歯科業界の制作実績の質と量
➁新患獲得を意識した提案ができるか
③SEO・MEO・広告まで相談できるか
④制作後の更新・保守体制
⑤医療広告ガイドラインへの対応力
⑥料金体系の透明性
詳しくは本記事の「制作会社を選ぶ時のポイント」をご覧ください。
Q4. 小規模な歯科医院でも、大手医療法人のHPに勝てますか?
可能性は十分あります。むしろ、地域密着・専門領域特化のほうが小規模医院の強みになる場合もあります。
差別化軸の例
・院長の専門性・人柄を前面に出す
・地域・診療圏に特化した情報設計
・自費診療や特定の診療領域に絞り込む
・スタッフの顔・院内の雰囲気を丁寧に伝える
大手と同じ土俵で戦うのではなく、自院の強みを明確に打ち出す設計が重要です。
Q5. 開業前でもホームページ制作はできますか?
可能です。むしろ開業1〜2か月前から準備を始め、開業日と同時に公開するのが理想とされます。
・開業前から指名検索・SEOの種まきができる
・開業当日からWeb予約を受けられる
・ポータルサイト・MEOとの連携を最初から設計できる
制作期間は2〜4か月かかることが多いため、開業3〜4か月前から制作会社への相談を始めることを推奨します。
Q6. 施設基準はHPに必ず載せなければいけませんか?
法令で必須とされているわけではありませんが、院内掲示は必須で、ホームページへの掲載は患者の信頼獲得につながるため推奨されます。
特に「歯科外来診療環境体制加算(外来環)」「歯科治療時の総合医療管理加算」など、感染対策・医療安全に関わる施設基準は、患者が医院選びの際に重視する傾向があります。
掲載時は施設基準の正式名称で記載し、関連する院内設備や体制とあわせて説明すると効果的です。
Q7. 医療広告ガイドラインの「限定解除要件」とは何ですか?
医療広告については、広告できる事項が法令によって限定されており、その具体的な運用は医療広告ガイドラインで示されています。患者が自ら情報を求めて入手するWebサイトなどの媒体では、以下の4要件をすべて満たすことで広告可能事項が「限定解除」され、ビフォーアフター写真の掲載が認められる場合があります。
①患者などが自ら情報を求めて入手する情報を提供するWebサイトであること
➁問い合わせ先(電話番号・メールアドレスなど)が容易に認識できる位置に表示されていること
③自由診療の場合、通常必要となる治療内容・標準的な費用・治療期間・回数を明示していること
④自由診療の場合、リスク・副作用を明示していること
ただし、説明が不十分なもの・誤認させるおそれのあるものは掲載できません。
参照元:厚生労働省「医療広告ガイドライン」、医療広告ガイドライン関連の公開資料
まとめ|ホームページは「経営資産」として育てる
歯科医院ホームページは、新患獲得施策の中で重要な「土台」となる経営資産です。本記事のポイントを整理すると以下の3点になります。
ホームページは「作る」ではなく「育てる」:制作後の更新・運用が成果に影響する
載せるべき情報をE-E-A-T観点で網羅する:院長プロフィール・診療内容・料金・施設基準など
医療広告ガイドラインに準拠した運用が前提:限定解除要件・最大級表現の禁止などを理解する
ホームページは単独施策ではなく、ポータルサイト・MEO・SEO・口コミと組み合わせることで効果が高まりやすくなります。新患獲得施策の全体像については、関連記事「歯科医院 新患 増やす方法」もあわせてご覧ください。
「リニューアルを検討中だが、自院に合う仕様がわからない」「現在のサイトの課題を診断してほしい」といった段階でも、専門家に相談することで現状の課題が明確になることがあります。
歯科医院ホームページの制作・リニューアルについてご相談ください
エンパワーヘルスケアは、歯科医院専門のホームページ制作・運用支援サービスを提供しています。歯科業界の制作実績に基づくデザイン・情報設計、SEO・MEO・広告運用までトータルでサポート。医療広告ガイドラインに準拠した運用で、新患獲得につながる経営資産としてのホームページをご提案します。
「リニューアルを検討したい」「現在のサイトの課題を診断してほしい」という段階からでもご相談いただけます。