歯科医院のMEO対策に取り組んでいるものの、「Googleマップの順位がなかなか上がらない」「情報を更新しているのに変化が見えにくい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
ただし、MEOの順位が上がらない原因は一つとは限りません。Googleビジネスプロフィールの情報不足、口コミへの対応、写真や投稿の更新、公式サイトとの整合性、競合する歯科医院の多さ、順位計測の方法など、複数の要素が関係しているケースがあります。
この記事では、歯科医院のMEO順位が上がらないときに確認したい原因と、今日から見直せる対処法をわかりやすく解説します。
MEOの順位が上がらないとき、歯科医院がまず確認すべきこと
歯科医院のMEO順位が上がらないときは、やみくもに投稿数を増やしたり、口コミだけを意識したりするのではなく、まず原因を切り分けることが大切です。
MEOの順位は、Googleビジネスプロフィールだけで決まるものではありません。歯科医院情報の正確さ、診療内容との関連性、口コミ、写真、投稿、公式サイト、周辺の競合状況、検索するユーザーの現在地など、さまざまな要素が関係しています。
そのため、最初に見るべきなのは「何が足りていないのか」「どこで評価が止まっている可能性があるのか」を整理することです。
「上がらない」と感じたら、まず原因を切り分ける
MEO順位が上がらないと感じたときは、感覚だけで判断しないようにしましょう。
たとえば、院長先生やスタッフが自分のスマートフォンで検索した順位だけを見て、「上がっていない」と判断してしまうケースがあります。しかし、Googleマップの検索結果は、検索する場所、端末、ログイン状態、検索履歴などの影響を受けることがあります。
まずは、次のような観点で整理してみてください。
・どのキーワードで順位を見ているのか
・どのエリアから検索した順位なのか
・いつから順位が変わっていないのか
・競合する歯科医院と比べて、情報量や口コミ数に差があるのか
・Googleビジネスプロフィールと公式サイトの情報にズレがないか
「なんとなく順位が上がらない」ではなく、「どのキーワードで」「どの地点から見たときに」「どの競合歯科医院に対して見劣りしているのか」まで分けて見ることで、次に取るべき対策が見えやすくなります。
すぐ直せることと、時間がかかることを分けて考える
MEO対策には、すぐに見直せる項目と、時間をかけて積み上げる項目があります。
たとえば、診療時間の誤り、住所表記のズレ、カテゴリ設定の不足、公式サイトへのリンク切れなどは、比較的早く見直せる項目です。一方で、口コミ数の蓄積、写真や投稿の継続、地域内での認知、公式サイトの評価などは、短期間で大きく変わるものではありません。
そのため、MEO順位が上がらないときは、まず「すぐ直せるミス」をなくし、そのうえで「継続的に積み上げる項目」に取り組むことが重要です。
そもそもGoogleマップの順位はどう決まるのか
MEO順位が上がらない原因を考える前に、Googleマップの順位がどのような考え方で決まるのかを押さえておきましょう。
Googleのローカル検索結果は、主に「関連性」「距離」「知名度」という3つの要素をもとに表示されます。歯科医院のMEO対策でも、この3つの考え方を前提にする必要があります。

Googleが見ている3つの要素
一つ目は「関連性」です。
関連性とは、検索されたキーワードと、Googleビジネスプロフィール上の情報がどれだけ合っているかを示す要素です。たとえば「〇〇駅 歯医者」「〇〇市 矯正歯科」「〇〇町 小児歯科」などの検索に対して、歯科医院の診療内容やカテゴリ、説明文、公式サイトの内容が合っているかが見られます。
2つ目は「距離」です。
距離とは、検索しているユーザーの現在地や、検索語句に含まれる地域名から見て、歯科医院がどれくらい近いかという要素です。歯科医院の場合、「家の近く」「職場の近く」「駅の近く」で探す患者さんが多いため、距離の影響は大きくなりやすいと考えられます。
3つ目は「知名度」です。
知名度は、その歯科医院がどれだけ認識されているかを示す要素です。口コミの数や評価、Web上の情報、公式サイトの状態など、さまざまな情報が影響します。
この3つのうち、距離は歯科医院側で大きく変えられません。しかし、関連性と知名度に関わる情報は、日々の運用で整えていくことができます。
歯科医院ならではの事情
歯科医院のMEO対策では、一般的な店舗ビジネスとは少し違う事情があります。
まず、診療圏が比較的狭いことです。多くの患者さんは、遠方の歯科医院を探すというより、自宅や職場、最寄り駅の近くで通いやすい歯科医院を探します。そのため、広いエリアで無理に上位表示を狙うよりも、実際に通院しやすい地域や最寄り駅周辺で見つけてもらいやすい状態を整えることが重要です。
また、歯科医院は競合が密集しやすい業種です。同じ駅周辺に複数の歯科医院があることも珍しくありません。そのため、単にGoogleビジネスプロフィールを作成しただけでは、競合する歯科医院の中に埋もれてしまう可能性があります。
「近いから選ばれる」だけでなく、「情報がわかりやすい」「信頼できそう」「診療内容が自分に合っている」と感じてもらえる状態を整えることが、MEO順位の見直しにもつながります。
原因1:Googleビジネスプロフィールの情報が不足・古いまま
歯科医院のMEO順位が上がらない原因として、まず確認したいのがGoogleビジネスプロフィールの情報不足です。
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップ上で歯科医院の情報を伝えるための基本情報です。ここに情報が少なかったり、古いままだったりすると、Googleにも患者さんにも歯科医院の内容が伝わりにくくなります。
たとえば、診療時間が古いまま、祝日の休診情報が反映されていない、診療内容が十分に登録されていない、写真が少ない、説明文が簡素すぎるといった状態では、比較検討の段階で選ばれにくくなる可能性があります。
対策
まずは、Googleビジネスプロフィールの基本項目を漏れなく確認しましょう。
特に見直したい項目は、次のとおりです。
・歯科医院名
・住所
・電話番号
・診療時間
・祝日や臨時休診の情報
・メインカテゴリ
・サブカテゴリ
・診療内容
・歯科医院の説明文
・属性情報
・公式サイトへのリンク
・予約ページへの導線
・写真
歯科医院の場合、メインカテゴリは基本的に「歯科医院」など、実態に合ったものを選びます。そのうえで、矯正歯科、小児歯科、予防歯科、口腔外科など、実際に提供している診療内容に合わせてサブカテゴリを見直すことが大切です。
つまずきやすいのは、更新担当が決まっていないケースです。診療時間の変更や臨時休診、年末年始の休診などがあっても、誰がGoogleビジネスプロフィールを更新するのか決まっていなければ、古い情報が残り続けてしまいます。
「変更があったときに更新する」だけではなく、「毎月1回確認する」「祝日前に確認する」など、定期的に見直す運用にしておくと安心です。
原因2:口コミが少ない・口コミに返信していない
口コミも、歯科医院のMEO順位が上がらないときに確認したい重要な項目です。
患者さんは、初めて歯科医院を選ぶときに口コミを参考にすることがあります。特に歯科治療は不安を感じやすいため、「先生やスタッフの対応はどうか」「院内は清潔か」「説明は丁寧か」といった実際の声が判断材料になりやすい傾向があります。
口コミが少ない状態では、患者さんが比較検討しにくくなります。また、口コミに返信していない場合、歯科医院側が患者さんの声を大切にしていることが伝わりにくくなることもあります。
対策
口コミは、患者さんが自発的に投稿しやすい環境を整えたうえで、いただいた口コミには丁寧に返信することが大切です。
たとえば、会計時や次回予約の案内時に、口コミを投稿できる場所(QRコードなど)をご案内する方法があります。患者さんが自発的に投稿した口コミは医療広告ガイドラインの規制対象外ですが、医院側から「治療内容や効果に関する感想」を投稿するよう依頼すると、〈誘引性〉があるとみなされ、体験談広告として規制対象になる場合があります。これは特典の有無にかかわらず該当しうるため、投稿そのものを強く促したり、評価の内容を指定したり、報酬・特典と引き換えに依頼したりすることは避ける必要があります。
歯科医院の場合は、医療広告ガイドラインにも配慮が必要です。口コミ返信では、治療結果を保証するような表現や、過度に効果を強調する表現は避けましょう。
返信では、次のような姿勢を意識すると自然です。
・来院へのお礼を伝える
・口コミ投稿への感謝を伝える
・具体的な内容に対して簡潔に触れる
・個人情報や治療内容に踏み込みすぎない
・今後も安心して通える歯科医院づくりに努める姿勢を伝える
口コミ返信は、投稿者だけでなく、これから歯科医院を探す患者さんにも見られています。定型的に返すだけではなく、誠実さが伝わる文章を心がけましょう。
原因3:写真や投稿の更新が止まっている
Googleビジネスプロフィールを作成したあと、写真や投稿の更新が止まっていることも、MEO順位が上がらない原因の一つです。
患者さんは、歯科医院の外観、受付、待合室、診療室、設備、スタッフの雰囲気などを見て、来院前の不安を減らそうとします。写真が少ない、古い、暗い、画質が悪いといった状態では、歯科医院の雰囲気が十分に伝わりません。
また、投稿機能を活用していない場合、休診情報や診療に関するお知らせ、歯科医院の取り組みなどが伝わりにくくなります。
対策
写真は、計画的に追加していくことが大切です。
歯科医院で掲載しやすい写真には、次のようなものがあります。
・歯科医院の外観
・入口
・受付
・待合室
・診療室
・カウンセリングスペース
・設備
・滅菌・衛生管理に関する設備
・キッズスペースがある場合はその様子
・スタッフの雰囲気が伝わる写真
写真を掲載する際は、患者さんの顔や個人情報が写り込まないように注意しましょう。患者さんが写る場合は、事前の同意が必要です。
また、歯や口腔内の写真を使う場合は、表現に注意が必要です。治療前後の変化を過度に強調したり、誰にでも同じ結果が得られるように見える表現をしたりすることは避けるべきです。
投稿については、無理に毎日更新する必要はありません。まずは月に数回など、続けやすい頻度から始めるのがおすすめです。
投稿テーマの例としては、次のようなものがあります。
・診療時間や休診日のお知らせ
・季節に合わせた口腔ケア情報
・予防歯科に関する案内
・定期検診の大切さ
・院内設備の紹介
・初診時の流れ
・予約時の注意点
大切なのは、一度設定して終わりにしないことです。情報が定期的に動いている状態を保つことで、患者さんにとっても安心感のあるプロフィールになります。
原因4:NAP情報が媒体ごとに食い違っている
NAPとは、歯科医院名、住所、電話番号のことです。
MEO対策では、このNAP情報がGoogleビジネスプロフィール、公式サイト、ポータルサイト、SNS、地図サービスなどで一致していることが重要です。
たとえば、Googleビジネスプロフィールでは「〇〇歯科クリニック」と表示されているのに、公式サイトでは「〇〇歯科医院」、別の媒体では「医療法人〇〇会 〇〇歯科」と表記されている場合、同じ歯科医院として認識されにくくなることがあります。
また、移転前の住所や古い電話番号がWeb上に残っていると、患者さんの混乱にもつながります。
対策
まずは、自院のNAP情報を一覧化しましょう。
確認すべき媒体は、次のとおりです。
・Googleビジネスプロフィール
・公式サイト
・歯科ポータルサイト
・SNS
・Appleマップなどの地図サービス
・地域情報サイト
・求人サイト
・過去に掲載した広告ページ
そのうえで、歯科医院名、住所、電話番号の表記をできるだけ統一します。
特に注意したいのは、次のような表記ゆれです。
・「〇〇歯科」と「〇〇歯科クリニック」
・「1丁目2番3号」と「1-2-3」
・ビル名や階数の有無
・旧住所の残存
・旧電話番号の残存
・複数拠点の情報の混在
複数拠点がある歯科医院さんの場合は、拠点ごとの情報が混ざらないように管理することも大切です。住所や電話番号の誤りは、患者さんの来院前の不安につながる可能性があります。
原因5:公式サイトが整っていない・GBPとのつながりが弱い
MEO対策というと、Googleビジネスプロフィールだけを見直せばよいと考えがちです。しかし、公式サイトの内容も無視できません。
Googleビジネスプロフィールから公式サイトへリンクしている場合、患者さんはプロフィールを見たあとに公式サイトで詳しい診療内容や予約方法を確認します。そのとき、サイトの情報が古い、スマートフォンで見づらい、必要な情報までたどり着きにくい状態だと、比較検討しづらくなる可能性があります。
また、Googleビジネスプロフィールに登録している診療内容と、公式サイト上の診療内容が食い違っている場合、歯科医院の情報として一貫性が弱くなります。
対策
まずは、Googleビジネスプロフィールから公式サイトへ正しくリンクできているか確認しましょう。
次に、公式サイト側で次の情報がわかりやすく掲載されているかを見直します。
・歯科医院名
・住所
・電話番号
・診療時間
・休診日
・診療内容
・アクセス
・初診の流れ
・予約方法
・歯科医院の特徴
・院内写真
・院長やスタッフの紹介
・費用に関する情報
特にスマートフォンでの見やすさは重要です。Googleマップをスマートフォンで見て、そのまま公式サイトへ移動する患者さんも多いため、スマートフォン上で診療内容やアクセス、問い合わせ・予約など必要な行動に迷わず進めるかを確認しましょう。
また、Googleビジネスプロフィールに登録している診療内容と、公式サイトの診療ページの内容をそろえることも大切です。
たとえば、プロフィールには「矯正歯科」とあるのに、公式サイトでは矯正に関するページがほとんどない場合、患者さんにとっても情報が不足している状態になります。診療内容ごとのページを整え、地域名や最寄り駅との関連性も自然に伝わるようにしておくとよいでしょう。
原因6:診療圏内に競合の歯科医院が多い・強い
MEO順位が上がらない原因は、自院の情報不足だけとは限りません。周辺に競合する歯科医院が多く、すでにGoogleビジネスプロフィールや公式サイトをしっかり運用している歯科医院が多い場合、順位が上がりにくくなることがあります。
特に駅前や住宅地では、同じエリアに複数の歯科医院があるケースが多く、Googleマップ上でも比較されやすくなります。
このような状況では、単に「歯医者」「歯科医院」といった広いキーワードだけで順位を見ても、MEO対策の状況を正しく判断しにくい場合があります。
対策
競合する歯科医院が多いエリアでは、自院の強みや診療内容を明確にし、それをGoogleビジネスプロフィール、写真、投稿、公式サイトに一貫して反映することが大切です。
たとえば、次のような切り口が考えられます。
・予防歯科を重視している
・小児歯科に対応している
・矯正歯科に対応している
・平日夜や土曜に診療している
・駅から近い
・女性歯科医師が在籍している
・バリアフリーに配慮している
・カウンセリングを重視している
・痛みに不安がある方への説明や声かけに配慮している
ただし、事実と異なる表現や、過度に優良性を強調する表現は避けましょう。
また、距離の要因は歯科医院側で変えられません。そのため、広すぎるエリアを狙うよりも、最寄り駅、町名、徒歩圏内の地域など、実際に通院しやすい範囲で見つけてもらいやすい状態を整えることが現実的です。
「〇〇市 歯医者」だけでなく、「〇〇駅 歯医者」「〇〇町 歯科」「〇〇駅 予防歯科」など、患者さんの検索行動に近いキーワードで考えることが大切です。
原因7:順位の見方が誤っている
MEO順位が上がらないと感じている場合、実は順位の見方そのものにズレがあるケースもあります。
Googleマップの検索結果は、検索する場所や端末によって変わります。自分のスマートフォンで検索した結果が、すべての患者さんに同じように表示されているとは限りません。
また、院長先生やスタッフが何度も自院を検索している場合、その端末では自院が上位に見えやすくなることもあります。逆に、実際には一部のエリアで順位が変化しているのに、別の場所から検索しているために変化に気づけないこともあります。
対策
順位を見るときは、条件をそろえることが重要です。
確認したいポイントは、次のとおりです。
・同じキーワードで計測する
・同じ地点から計測する
・ログイン状態や検索履歴の影響をできるだけ避ける
・1日単位ではなく、一定期間の変化で見る
・順位だけでなく、表示回数やルート検索、通話、予約行動も見る
MEOでは、順位だけを追いすぎると判断を誤ることがあります。たとえば、あるキーワードでは順位が大きく変わらなくても、別の地域名や診療内容のキーワードで見られる機会が増えている場合もあります。
また、順位は競合する歯科医院の動きやGoogle側の変動によっても変わります。毎日細かく一喜一憂するのではなく、月単位で傾向を見ることが大切です。
すぐに効果が出ないときの考え方と注意点
MEO対策は、設定を変えた翌日に必ず順位が上がるものではありません。
Googleビジネスプロフィールの情報を整え、口コミ返信を続け、写真や投稿を増やし、公式サイトとの整合性を高めていくことで、少しずつ患者さんに比較検討してもらいやすい状態を整えていく施策です。
短期間で判断しすぎると、本来続けるべき施策を途中でやめてしまう可能性があります。
反映には時間がかかる前提で見る
MEO対策では、すぐに変化が見える項目と、時間をかけて評価される項目があります。
たとえば、診療時間や住所の修正は比較的早く反映されることがあります。一方で、口コミの蓄積、写真の充実、投稿の継続、公式サイトの評価などは、一定期間の積み重ねが必要です。
そのため、MEO順位を見るときは、最低でも数週間から数か月単位で傾向を確認しましょう。
「今月は何を更新したのか」「口コミ返信をどれくらい行ったのか」「写真を追加したのか」「公式サイトの情報を整えたのか」を記録しておくと、あとから振り返りやすくなります。
やってはいけない対策とそのリスク
MEO順位が上がらないからといって、ガイドラインに反する対策を行うのは避けるべきです。
特に注意したいのは、次のような行為です。
・ビジネス名に不要なキーワードを詰め込む
・実際には提供していない診療内容を登録する
・住所や診療時間を虚偽で登録する
・自作自演の口コミを投稿する
・報酬や特典と引き換えに口コミを集める
・低評価の口コミに感情的に返信する
・患者さんの個人情報や治療内容に踏み込んで返信する
たとえば、正式な歯科医院名ではないにもかかわらず、「〇〇駅 歯医者 矯正 インプラント」などのキーワードをビジネス名に詰め込むと、ガイドライン上の問題につながる可能性があります。
また、口コミについても、歯科医院側が意図的に評価を操作するような行為は避けなければなりません。短期的に見栄えをよくするのではなく、患者さんにとって正確で信頼できる情報を整えることが重要です。

継続できるか――スタッフ工数と運用の属人化という壁
MEO対策で意外と大きな課題になるのが、継続できるかどうかです。
Googleビジネスプロフィールの情報更新、写真追加、投稿作成、口コミ返信、順位確認、公式サイトとの整合性確認など、やるべきことは多くあります。
最初は院長先生や受付スタッフが対応していても、日々の診療や受付業務が忙しくなると、更新が止まってしまうことがあります。また、担当者が退職したり異動したりすると、誰も運用方法を把握していない状態になることもあります。
MEO対策を続けるためには、次のような仕組みづくりが必要です。
・更新担当を決める
・月ごとの確認項目を決める
・投稿テーマをあらかじめ用意する
・口コミ返信のルールを決める
・写真追加のタイミングを決める
・公式サイトの情報変更時にGBPも見直す流れを作る
属人的な運用にしないことが、長く続けるためのポイントです。
自院での対応が難しい場合の選択肢
MEO対策は、自院でも取り組めます。しかし、診療や受付業務と並行して、Googleビジネスプロフィールや公式サイト、口コミ、写真、投稿、各媒体の情報を管理し続けるのは簡単ではありません。
特に、競合する歯科医院が多いエリアでは、基本情報を整えるだけでなく、継続的な運用と分析が必要になります。
院内運用がうまくいかない典型パターン
院内でMEO対策を進める際、うまくいかないケースにはいくつかの共通点があります。
代表的なのは、次のようなパターンです。
・担当者が決まっていない
・忙しくて更新が後回しになる
・何を投稿すればよいかわからない
・口コミ返信の書き方に迷う
・医療広告ガイドラインへの配慮が不安
・順位をどう見ればよいかわからない
・公式サイトや他媒体との情報のズレに気づけない
・複数拠点の情報管理が複雑になっている
このような場合、院内だけで無理に抱え込むよりも、歯科医院向けのMEO支援を活用する選択肢もあります。
外部のMEO支援を検討するときに見るべき判断軸
外部のMEO支援を検討する際は、単に順位面のメリットを強調する言葉だけで判断しないことが大切です。
確認したいポイントは、次のとおりです。
・歯科医院の運用に詳しいか
・医療広告ガイドラインに配慮した対応ができるか
・Googleビジネスプロフィールの整備だけでなく、運用まで見てもらえるか
・口コミ返信のサポートがあるか
・写真や投稿の運用方針を相談できるか
・公式サイトや他媒体との情報整合性まで見てもらえるか
・分析レポートや実績報告があるか
・料金や対応範囲が明確か
歯科医院のMEO対策では、医療特有の表現ルールや、患者さんへの配慮が必要になります。そのため、一般的な店舗向けのMEO支援ではなく、歯科医院の事情を理解しているサービスを選ぶことが重要です。
まとめ
歯科医院のMEO順位が上がらないときは、まず原因を切り分けることが大切です。
特に見直したいポイントは、次の7つです。
・Googleビジネスプロフィールの情報が不足・古いままになっていないか
・口コミが少ない、または返信できていない状態ではないか
・写真や投稿の更新が止まっていないか
・歯科医院名・住所・電話番号の表記が媒体ごとに食い違っていないか
・公式サイトの情報が古く、GBPとのつながりが弱くなっていないか
・競合する歯科医院が多いエリアで、自院の強みが伝わっていないのではないか
・順位の見方や計測方法にズレがないか
MEO対策は、一度設定して終わりではありません。正確な情報を保ち、口コミに丁寧に対応し、写真や投稿を継続し、公式サイトや各媒体の情報をそろえていくことで、患者さんに比較検討してもらいやすい状態を整えていくことが大切です。
一方で、これらを院内だけで続けるには、時間や専門知識、運用体制が必要です。
※MEO対策は、Googleのアルゴリズムや競合状況、歯科医院さんの運用状況などによって表示結果が変動するため、特定の順位や新規患者の来院を保証するものではありません。Googleビジネスプロフィールや公式サイト、各媒体の情報を正確に整え、患者さんにとって比較検討しやすい状態を継続的に整えることが大切です。
FAQ
Q1. MEO対策として何をすればいいですか?
歯科医院のMEO対策では、まずGoogleビジネスプロフィールの情報を正確に整えることが基本です。歯科医院名、住所、電話番号、診療時間、診療内容、カテゴリ、写真、公式サイトへのリンクなどを確認しましょう。
そのうえで、口コミへの返信、写真や投稿の更新、公式サイトとの情報整合性、各媒体のNAP情報の統一などを継続して行うことが大切です。
Q2. MEO対策を始めてから、順位が上がるまでどれくらいかかりますか?
MEO順位は、対策を始めた翌日に必ず上がるものではありません。診療時間や住所の修正などは比較的早く反映されることがありますが、口コミの蓄積、写真や投稿の継続、公式サイトとの整合性などは時間がかかります。
数日単位で判断するのではなく、数週間から数か月単位で傾向を見ることが大切です。
Q3. 自分のスマートフォンで検索したときの順位は、実際の順位と同じと考えていいですか?
同じとは限りません。Googleマップの検索結果は、検索する場所、端末、ログイン状態、検索履歴などの影響を受けることがあります。
そのため、自分のスマートフォンで見た順位だけで判断するのではなく、条件をそろえて計測し、一定期間の変化を見ることが大切です。
Q4. 口コミへの対応は必要ですか?歯科医院が口コミを依頼するうえで気をつけることは?
口コミは、患者さんが歯科医院を比較検討するときの判断材料の一つになります。そのため、無理のない範囲で口コミ投稿をお願いし、いただいた口コミには丁寧に返信することが大切です。
ただし、医院側から治療内容や効果に関する口コミ投稿を依頼すると、医療広告ガイドライン上の〈誘引性〉が生じ、体験談広告として規制対象になる場合があります。評価の内容を指定したり、特典と引き換えに依頼したりすることは特典の有無を問わず避け、患者さんが自発的に投稿できる導線を整えるにとどめるのが安全です。
Q5. Googleビジネスプロフィールは、どのくらいの頻度で更新すればいいですか?
最低でも月に1回は情報を確認することをおすすめします。診療時間、休診日、祝日対応、診療内容、写真、投稿内容などを定期的に見直しましょう。
休診日や診療時間の変更がある場合は、その都度すぐに反映することが大切です。
Q6. 近くに競合の歯科医院が多くても、順位を上げる余地はありますか?
競合する歯科医院が多いエリアでも、自院の強みや診療内容をわかりやすく伝えることで、患者さんに比較検討してもらいやすい状態を整える余地はあります。
ただし、距離の要因は歯科医院側で変えられません。そのため、広いエリアを無理に狙うよりも、最寄り駅や近隣エリア、実際に通院しやすい範囲での見え方を整えることが重要です。
Q7. 自院での対応が難しい場合、外部に依頼するとどこまで任せられますか?
外部のMEO支援サービスでは、Googleビジネスプロフィールの整備、投稿運用、口コミ返信案の作成、写真や情報更新の相談、順位や反応の分析、各媒体の情報管理などを任せられる場合があります。
依頼先を選ぶ際は、歯科医院の事情に詳しいか、医療広告ガイドラインに配慮できるか、どこまで対応してもらえるかを確認しましょう。
歯科医院のMEO対策についてご相談ください
エンパワーヘルスケア株式会社では、歯科医院専門のMEO対策サービス「クリニックMEO」を提供しています。
Googleビジネスプロフィールの整備・運用、口コミ返信案の作成、投稿内容のご相談、各媒体の情報管理、分析レポートの提供など、歯科医院さんがGoogleマップ上で比較検討されやすい状態を整えるためのサポートを行っています。
「Googleマップで自院の表示状況を見直したい」「口コミ返信や投稿運用まで手が回らない」「医療広告ガイドラインに配慮して運用したい」という歯科医院さんは、ぜひ一度ご相談ください。