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歯の白い欧米人や芸能人に憧れて、歯の白さを追求したいと思う方もいるでしょう。しかし、白さが際立ちすぎて不自然に見えてしまいそう…と思う方もいるでしょう。では、どこまでが自然で、どこからが不自然なのでしょうか。
この記事では、はじめに歯の色調確認に用いられるシェードガイドについてご説明します。その上で、不自然に見える白さや自然な白さを目指す方法、ホワイトニングを検討する際のポイントなどについてご紹介します。
1.不自然に白い歯ってどんな白さ?
白すぎて不自然に見える歯も考えものですが、どのくらい白いと不自然で、どの程度までなら自然に見えるのでしょうか。こうした自分の理想とする白さの目安を具体的に知る上で役に立つのが、シェードガイドです。
シェードガイドは各種メーカーからさまざまなタイプが出ていますが、ここでは一例としてVITAシェードガイドを基準にして、歯の白さについてお伝えします。
VITAシェードガイドとは
VITAシェードガイドは、ドイツのVITA社で作られたシェードガイドで、歯の色調を確認するための指標として用いられます。VITA classical A1-D4シェードガイドでは、A系統、B系統、C系統、D系統の色調が示されています。
A系統は赤みを帯びた褐色系、B系統は赤みを帯びた黄色系、C系統はグレー系、D系統は赤みを帯びたグレー系とされています。同じ系統では、数字が小さいほど明るい色調になります。
あまりに白い色は不自然?
シェードガイドには、ホワイトニングのカウンセリングなどに用いられるブリーチシェードガイドもあります。ただし、歯の白さが自然に見えるかどうかは、肌の色、唇の色、歯の形、年齢、周囲の歯との調和などによっても変わります。
そのため、特定のシェードを超えると必ず不自然になるとは一概にいえません。白さだけを追求するのではなく、顔全体や口元との調和、被せ物が入っている場合はその被せ物との白さの差を考えて選ぶことが大切です。
日本人の自然な白さは?
目指すと自然に見える白さには個人差があります。A1やA2などの明るい色調を目標にすることもありますが、嗜好品の違いや加齢も加わり、誰にとっても同じ色が自然に見えるとは限りません。
まずは歯科医院で現在の歯の色を確認し、希望する白さと自然に見える範囲について相談しましょう。過度に白さを求めると、周囲の歯や口元との調和が取りにくくなる場合があります。
2.不自然に白くなってしまうケース
強すぎるホワイトニング
歯科医院で施術を行うオフィスホワイトニングでは、歯科医師の管理のもとで漂白成分を含む薬剤を使用します。薬剤の種類や濃度、照射機器の使用の有無などは歯科医院やシステムによって異なります。
短期間で白さの変化を感じることもありますが、効果には個人差があります。希望する白さ、知覚過敏の有無などを確認しながら、歯の状態に応じた施術計画を立てることが重要です。
被せ物の有無
ホワイトニングではありませんが、前歯の硬質レジン前装冠(金属で裏打ちしたプラスチック製の差し歯)やセラミックの被せ物なども、周囲の天然歯と色調や質感が合わないと不自然に見えることがあります。
レジンやセラミックの色味は自分の歯の色に合わせることができますが、天然歯とは透明感やつやの見え方が異なる場合があります。また、レジンだと経年的に着色や変色が生じることがあります。
市販の歯のマニキュア
爪のマニキュアのように、歯の表面に塗る市販の歯のマニキュアもあります。塗料の色味や塗り方によっては塗りムラができ、白さが不自然に見えることがあります。また、持続期間や仕上がりには製品差があります。使用する場合は、製品の説明をよく確認し、気になる場合は歯科医院で相談しましょう。
3.自然な白さを目指すさまざまな方法
理想に合うオフィスホワイトニングを選ぶ
歯科医院で施術するオフィスホワイトニングには、使用する薬剤や施術手順によってさまざまな方法があります。短期間で白さの変化を目指すものもあれば、複数回に分けて少しずつ明るさを調整する方法もあります。
不自然な白さを避けたい場合は、希望する白さを歯科医師と共有し、毎回シェードガイドなどを使って確認しながら進めるとよいでしょう。
自分でホームホワイトニングを行う
ホームホワイトニングは、歯科医師の指示に従い自宅でホワイトニング剤を使用する方法です。オフィスホワイトニングと比べて、時間をかけて白さを目指す方法として選択されることがあります。
使用時間や期間、白さの変化には、薬剤の種類や濃度、歯の状態によって個人差があります。自己判断で使用時間を延ばすと、知覚過敏などの症状につながる可能性があるため、指示された方法を守ることが大切です。
歯科医院でのクリーニング
ステイン(歯の表面の着色汚れ)やタバコのヤニなど、歯の表面に付着した汚れであれば、歯科医院でのクリーニングによって自分の本来の歯の色に近づくことを目指せます。PMTCやエアフローなどの方法が用いられることがあります。
4.白くなりすぎないオフィスホワイトニング・システム
不自然な白さを避けたい場合は、1回の施術で大きな変化を求めるのではなく、シェードガイドなどで色調を確認しながら、段階的に進める方法があります。
理想の白さを目指す計画を立てよう!
たとえば、現在の歯の色がA3で、A1に近づけたい場合でも、必要な施術回数や変化の程度は人によって異なります。歯の質、着色の原因、過去の治療歴、生活習慣などによって、白くなりやすさや後戻りの程度が変わるためです。
歯科医院で現在の歯の色を確認し、目標とする白さ、費用、期間、知覚過敏などのリスクについても相談しておきましょう。
5.まとめ
歯は、白ければ白いほどよいというものではありません。顔全体や口元との調和がとれていることが、自然で美しく見える白さにつながります。
強い変化を短期間で求めるホワイトニングでは、不自然に見えるリスクや知覚過敏などのリスクも考慮する必要があります。ただ漠然と白さを求めるのではなく、シェードガイドを参考にして、目指す白さを歯科医師や歯科衛生士と相談しながら、計画的にホワイトニングを行いましょう。
【参考サイト】
・厚生労働省「過酸化物を用いた歯面漂白材の取扱いについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta7849&dataType=1&pageNo=1
・VITA Zahnfabrik「VITA classical A1-D4 shade guide」
https://www.vita-zahnfabrik.com/en/VITA-classical-A1-D4-shade-guide-39699%2C27568.html
・白水貿易「ビタ シェードガイド」
https://www.hakusui-trading.co.jp/products/13500020/