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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

ここが違う!①「治療期間」

ブラケット矯正より半分近くも短い治療期間

インプラント矯正はブラケット矯正という矯正治療と組み合わせて行われます。ブラケット矯正は矯正治療において最も一般的なものです。ブラケットと呼ばれる矯正器具をつけて、歯を動かしていきます。
このブラケット矯正は本来、治療が完了するまで2~3年ほどかかりますが、インプラント矯正はおよそ、その半分の1~2年ほどで治療を終えることができる場合があるのです。

どうして治療期間が短くて済む?

通常のブラケット矯正では全体の歯を動かして少しずつ矯正しなければならないのですが、インプラント矯正ならば、動かしたい歯を効率よくしっかり動かすことができます。なので、治療期間が短くなるケースがあるのです。また、これによってブラケットを装着する期間自体も短くすることができます。

治療期間が短いと、効果が出ないのでは?

インプラント矯正はインプラントを支点として、特定の歯を効率よく動かしています。そして、ブラケット矯正と併せて24時間歯を動かそうとする力がかかっているため、大幅に治療期間が短縮できる可能性があるのです。つまり、「それだけ強い力で歯を矯正している」と言えます。
そのため、治療期間が短くても、効果が高く、むしろ、通常の矯正治療より治療後の歯並びの仕上がりの精度も高くなるのです。

他にも治療期間が短い治療法があるんじゃないの?

実はインプラント矯正より治療期間が短い「セラミック矯正」という治療法があります。通常の矯正治療が年単位でかかるところをセラミック矯正ならば数か月で治療を終えることができます。
ただし、セラミック矯正はブラケット矯正やインプラント矯正のような「歯列矯正」ではなく、自身の歯を削り、その上にセラミックの被せ物を被せる「補綴(ほてつ)矯正」です。
そのため、どんなに歯の見た目が綺麗になっても、噛み合わせの根本的な解決にはならず、また、そもそも治療ができない症状もあります。原因を改善するならば、やはり歯列矯正をする必要があるのです。

インプラント矯正は短い期間で歯列矯正ができる!

歯列矯正は、一般的なブラケット矯正以外に、矯正器具を歯の裏側(舌側)に装着する「裏側矯正」や、マウスピース型の矯正器具を装着する「マウスピース矯正」などがありますが、どれも1~3年ほどはかかってしまいます。インプラント矯正であれば、この時間がかかる歯列矯正の治療期間を半分の時間で、しかもより効果的に行うことができることもあるのです。
なので、「なるべく短い時間で、ちゃんとと歯列矯正をして歯並びを治したい」という方におすすめの治療法と言えます。

ここが違う!②「費用」

通常のブラケット矯正より高価に

インプラント矯正はブラケット矯正と併用して治療するため、その分、治療費が高価になります。まず、通常のブラケット矯正の費用はおおよそ10万円~150万円ほどです。インプラント矯正も入ると10万円前後ほど費用が掛かり、また、アンカースクリューを1本埋め込む際に3万円ほどかかるという場合もあります。

矯正治療は保険適応外

そもそも、矯正治療は自由診療のため、保険が適応されていません。そのため、歯医者さんごとに値段が異なる上に、全額自己負担になるので、普通の歯の治療よりも高額になるのです。ただ、悪い歯並びの原因が顎の骨格にあり、外科手術が必要な場合は、保険が適応されることもあります。

高くなるなら普通のブラケット矯正でいい?

「費用が高くなるのなら、多少時間がかかっても、ブラケット矯正でいいかな……」と思われるかもしれませんが、治療期間以外にもインプラント矯正ならではのメリットがあるんです。それは「インプラント矯正なら、ブラケット矯正で治すのが難しい症状の歯も矯正ができる」という点です。
また、ブラケット矯正の矯正器具を装着していると歯が磨きづらく、食べカスが溜まりやすくなるという欠点があります。インプラント矯正をすることによって、矯正器具をつける期間を短くし、虫歯のリスクを下げることができます。

もっと安い治療法があるのでは?

治療費用が安い矯正治療に「ダイレクトボンディング」というものがあります。費用は1本1万円~6万円程度で、治療期間も数日で済むのですが、このダイレクトボンディングは歯に直接歯科矯正用のプラスチックやレジンを盛り付けてすき間を埋めたり、歯の形や色を変えたりするもののため、根本的な噛み合わせの解決にはならず、変色するというデメリットがあります。
また、マウスピース矯正も15万円~120万円ほどで通常のブラケット矯正よりは安価に済む可能性があるのですが、ブラケット矯正ほど幅広い症状に対応はできません。

インプラント矯正の費用には理由がある!

矯正治療は基本的に保険が適応されず、高額なため、「さらに費用がかかってしまう」、と思うと、インプラント矯正をするのに迷いが出るかもしれません。けれど、インプラント矯正をすれば、その分しっかりと歯並びを改善できます。せっかくお金をかけるなら、確実に改善できたほうが嬉しいですよね!

ここが違う!③「治療について」

インプラントを埋め込む手術が必要

前述したように、インプラント矯正は歯科矯正用アンカースクリューというネジや、歯科矯正用アンカープレートというプレートを歯茎の骨に埋め込んで歯を動かす矯正治療です。そのため、スクリューやプレートを埋め込む外科的処置が確実に必要になるのです。

そんなことしたら痛いんじゃないの?

骨にネジやプレートを埋め込む、と聞くと痛そうで不安に思われるかもしれません。しかし、インプラントの埋め込みには麻酔を使用します。虫歯治療の4分の1程度の麻酔ですが、施術中や術後の痛みはほとんどない場合が多いです。歯医者さんによっては術前に痛み止めを飲ませてくれるところもあります。
もちろん術後にも処方してもらえます。また、スクリューを埋め込む場合は1本あたり15分ほどと施術時間はかなり短く、矯正治療終了後にインプラントを抜くときも痛みをほとんどともなわず、傷跡も残りません。
そして、インプラントの素材は人間の体と親和性の高いチタンでできているので、副作用などもほとんどなく、安心して治療できます。

ほかの矯正治療は痛みをともなうの?

ブラケット矯正や裏側矯正など、矯正器具をつけた場合、装着して数日ほど、違和感があったり、歯が動くときの痛みがあったりします。また、セラミック矯正は自分の歯を削った後、セラミックの被せ物が出来るまで、仮歯をつけている期間があり、こちらもやはり施術をして数日は冷たいものが歯に染みるような痛みをともなう場合があります。

ほかに手術をするような治療はあるの?

矯正器具をメインで使うような治療でも、抜歯が必要になる症状があります。また、不正咬合の原因が顎関節症であった場合、外科手術をすることも。これは全身麻酔を使用する手術で、数日から2週間ほどの入院、リハビリを必要とする場合があります。

インプラント矯正は痛みが少ない治療法!

インプラント矯正は、インプラントを埋め込む施術が必要になりますが、痛みはほとんどありません。しかも、治療期間が短縮される場合が多いので、結果的に違和感や痛みをともなう矯正器具を装着する期間も減ります。また、抜歯や外科手術が必要だった症状も、インプラント矯正のみで治せる場合があります。

インプラント矯正やインプラントの種類

アンカースクリューについて(ISA・MIA)

インプラント矯正に使用するインプラントはネジ型の歯科矯正用アンカースクリューと、プレート型の歯科矯正用アンカープレートです。ISAはアンカースクリューのひとつで、日本製のデンタルインプラントです。MIAもアンカースクリューのことで、ミニインプラント、マイクロインプラントと呼ばれます。
埋め込みが簡単なので、特別な手術の必要がありません。ただ、アンカースクリューには、歯列全体を大きく動かす様な強い力がありません。また、埋め込んだインプラントがまれに抜け落ちてしまうことがあります。

アンカースクリューを使用した矯正「MIS」

MISはアンカースクリューを顎の骨に埋め込むインプラント矯正です。もちろん施術中、術後の痛みはほとんどなく、所要時間も2本で30分ほどと短いです。また、埋め込む場所も選ばないのが特徴です。やはり欠点はアンカースクリューを使用した治療であるが故に、歯を強く動かす力がプレートと比べて弱く、抜け落ちたり、欠けたりする可能性があることです。

アンカープレートについて

アンカースクリューが小さく、施術が簡単ですが、歯を動かす力が弱いのが特徴なら、アンカープレートは少し大きいけれど、より深い箇所にインプラントを埋め込むため、歯列ごと動かせる強い力があり、また重さにも耐えられるのが特徴です。形はT型、Y型、I型のものがあります。

アンカープレートを使用した矯正「SMAP」

SMAPはアンカープレートを使用した矯正治療です。プレートを2~3本のネジで固定します。アンカースクリューのみの矯正より強い力で歯を動かすことができ、インプラントが抜け落ちることもほとんどありませんが、施術が少々特殊になります。
また、ほとんど痛みのないアンカースクリューの矯正とは異なり、術後4~5日ほど顔が腫れてしまうことがあります。

インプラント矯正の治療の流れ

カウンセリング

インプラント矯正をする場合も、基本的な治療の流れはブラケット矯正と同じです。まず、カウンセリングを行い、歯並びや現在の状況、治療法や費用について相談、説明をして貰います。また、歯医者さんによっては無料でカウンセリングをしてくれるところもあります。

精密検査

次に、歯の精密検査を行います。歯の型を採ったり、レントゲン写真、顔や口の中の写真を撮ります。また、この検査の結果に沿って、矯正器具の種類や治療期間、かかる費用について説明をしてもらいつつ、治療計画を立てていきます

虫歯、歯周病、抜歯などの治療

精密検査によって、虫歯があったり歯周病が見つかった際、矯正治療を始めるより先にそちらを治療します。また、ブラケット矯正では抜歯をすることがあるのですが、インプラント矯正の場合も親知らずなどあったときに抜歯をすることがあります。

矯正器具装着・インプラント手術

虫歯など治療した後、矯正治療に入ります。ブラケットを装着するのですが、インプレント矯正を併用することにより、矯正器具をつける期間が短くなることがあります。インプラントの手術は15分程度で終わります。また、手術をするタイミングは症状によって変わってきます。手術の際に入院は必要ありません。矯正治療中は器具の調整のため、1~2ヶ月に1回程度通院する必要があります。

保定期間

矯正器具、インプラントを外した後は、動かした歯が元に戻らないように保定装置(リテーナー)をつける保定期間に入ります。ちなみに、歯茎の骨に埋め込んだインプラントを抜く際に、痛みはほとんどありません。保定期間中も矯正治療中と同じように定期的な通院が必要になりますが、間隔は3~4ヶ月に1度ほどです。

まとめ

インプラント矯正は、早く、確実に歯列矯正を行うことが出来る治療法です。インプラントを埋め込む手術があるにも関わらず、痛みが少なく、また、抜歯やほかの大掛かりな外科手術をする必要がないことも多いので、安心して治療ができます。難しい治療も行えるのも嬉しい点です。
インプラント矯正を考えてみたい、という方は、無料相談を行っている歯医者さんもあるので、ぜひ一度相談してみましょう。

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2022-08-16T13:44:08+00:00