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※ 掲載する平均費用はあくまでユーザー様のご参考のために提示したものであり、施術内容、症状等により、施術費用は変動することが考えられます。必ず各院の治療方針をお確かめの上、ご自身の症例にあった歯医者さんをお選びください。

この記事の目次

矯正終了後も重要な保定期間とは

なんのための期間?

歯列矯正をした直後は、まだまだ歯が固定しておらず、治療前の状態へと後戻りしやすい状態です。そのため、保定期間を設けて後戻りを防ぎ、今後長期にわたって状態をキープする期間が必要になります。後戻りは多少であれば誰でも起こることで、後戻りが発生するのは矯正に失敗したわけではありません。保定期間は、後戻りを最小にするために必要な、重要な期間です。

保定期間はどんなことをするの?

保定期間は、リテーナーと呼ばれる保定装置を使います。これは取り外しできるものからできないものまで、形や素材もさまざまです。

使用する保定装置もさまざまですが、実は、この保定期間を過ごすアプローチ法もたくさんあります。中には、「後戻りがしやすく、固定が難しい」という患者さんの場合は、保定装置を生涯にわたりつけるケースもあります。その人の歯の性質によって、治療の内容によって、保定期間に行うケアを歯医者さんは変えているのです。

保定装置を使いながら経過観察を続けていくのはどの保定期間も同じですが、その期間に行うケアは十人十色であることを理解しておきましょう。

保定期間の治療費は?

保定期間の治療費は、多くの場合、歯列矯正の費用に含まれています。これにはリテーナーの費用等も含まれていることが多いです。

しかし、治療前に費用のすべてを提示し一括ないし分割で支払う、いわゆるトータルフィーの歯医者さんでない限りは、毎回の診療費(処置料や経過観察料と呼ばれることもあります)を請求されることは頭に入れておきましょう。財布を持たずに通院できるわけではありません。通院回数が増えれば、その分の診療費は支払う場合があります。このあたりの費用に関しては、事前に詳しく歯医者さんに尋ねておきましょう。

診療費は、数カ月に1度でも5000円などのある程度まとまった費用を請求されます。これは歯医者さんによって金額がまちまちですが、ある程度かかるケースがあることも認識しておきましょう。

これに加え、リテーナーをお手入れする用の洗剤や、ワンタフトブラシなどを購入する必要も出てきますので、その点の費用も念頭に入れておくといいでしょう。

保定期間の通院を止めたらどうなる?

保定期間をきちんと受けないと、歯が後戻りしてしまう可能性があります。長時間かけておこなった矯正が元に戻ってしまうかもしれませんので、保定期間は医師の了承が出るまで通院をやめないでください。転院などが必要であれば、相談すればきちんと対応してくれます。自己判断で止めないようにしましょう。

保定期間の通院間隔はどれくらい?

数カ月に1回程度が目安

保定期間の通院間隔は、矯正方法やその人の症状によって違う場合がありますが、1カ月に1回や、数カ月に1回程度が目安となります。傾向としては、保定期間に入ってすぐの時期は短期間、数カ月に1回通うというパターンが多いですが、保定期間が終了に近づくと、半年に1回などと間隔が開き、その後、まったく通院しなくてもよくなります。

保定期間は少なくとも1年程度、2〜3年の期間保定期間とすることも多いです。治療期間と同じほどの長さになるケースが多く、この期間をきちんと過ごさないと、せっかく正しい位置に動いた歯が後戻りしてしまい、治療の意味をなさなくなったりしてしまいます。

せっかく時間をかけておこなった歯列矯正の効果をキープするためにも、保定期間は矯正治療期間と同じく大切に過ごしましょう。

異常があればすぐに相談を

保定期間は、通院の間隔が長くなります。しかし、異常があれば、保定期間の予約を入れていなくても、すぐに歯医者さんに連絡するようにしてください。

例えば、保定期間中によくある問題としては、リテーナーという器具が壊れる、不調が表れるというケースです。歯列矯正の効果をキープするために使う装置なので、ちょっとゆがんでしまうだけでも問題が出る可能性あります。このような事態があれば、歯医者さんに電話を入れて、その後の対処法を聞くようにしてください。

また、保定装置ではなく、自身の歯に異常が現れることもあります。リテーナーが合わず痛いなどの不調がある場合はもちろんですが、後戻りが始まっている、治療直後と比べて歯並びが変化しているといったことがあれば、すぐに歯医者さんに連絡しましょう。そのまま数ヶ月も放置したまま過ごせば、再度矯正治療となってしまう可能性もあります。

電話等で状況を伝え、その後の指示を仰ぐようにしてください。必要があれば、当日でもすぐに対処が必要な可能性もありますので、その点も踏まえておいてください。それくらい保定期間は大切なものだということが、このようなことからもお分かりいただけるのではないでしょうか。

保定期間に使うリテーナーの種類と手入れ

ワイヤタイプ(固定型)

ここからは、保定期間に使用するリテーナーの種類について触れていきます。まず、ワイヤタイプのリテーナーは、ワイヤを歯に固定して用います。動かないタイプのリテーナーで、取り外しはできません。固定式のため汚れがつきやすくなるので、歯列矯正中のように、ワンタフトブラシなどの専用の歯ブラシを使って、こまめにきれいにする必要があります。

ここでのお手入れを怠れば、虫歯や歯周病の原因になる可能性もあります。矯正装置ではありませんが、汚れがたまれば当然、口臭なども発生しやすくなるので、丁寧にお手入れをしましょう。

床タイプ

床タイプとは、舌の下へ床状に装着する取り外し式のリテーナーです。プラスチック製のトレー状のものがついたタイプのリテーナーで、トレーの部分に舌などがひっかかりやすいため、発音がしにくいのがデメリットになります。

ただし、食事をする際などには取り外しができるので、食後のお手入れなども簡単です。取り外して手入れができるので、定期的に専用の洗剤でしっかり洗浄することも難しくありません。

取り外しが可能なので、ケースに入れて保管する必要があります。もし、落下させたりした場合は、再度調整が必要となる場合も。また、一定時間以上装着していないと、保定の効果が薄れてしまうため、つけ忘れないようにすることも大切です。

マウスピースタイプ

透明なマウスピースなので、金属製のリテーナーなどよりも目立ちにくいのが利点になります。しかし、マウスピースをつけると、会話がしにくいのが欠点です。特に、発音時にツバが飛びやすくなるので、周囲の人が不快にならないように配慮する必要があります。

マウスピースタイプのリテーナーは、毎日柔らかい歯ブラシでお手入れして、定期的に洗浄剤などできれいにします。こちらも取り外しが可能なので、お手入れがしやすく、いざという時なら外せるのはメリットに感じることでしょう。

しかし、取り外しが可能なので、きちんと装着していないと効果が得られません。自己判断で装着をやめてしまわないように、きちんと管理してくださいね。

まとめ

歯列矯正をしたら、どんな治療でも保定期間を過ごさなければいけません。万が一、歯列矯正をした後で保定期間を設けない歯医者さんがあれば、その歯医者さんは問題でしょう。歯列矯正が終わったら、気持ち的には開放された気持ちになるかもしれませんが、実際はまだ、治療の仕上げが終わっていないも同然。終わったと思って適当に保定期間を過ごしてしまうと、歯が元の位置へ戻ってしまい、再度矯正をおこなう可能性もあります。歯列矯正は保定期間も含めて治療だということを認識し、お手入れ方法など、歯医者さんがきちんと支持したルールを守るように心がけましょう。

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2022-08-16T13:42:39+00:00