すわ公園デンタルクリニック

今まで力を入れて学んできたのは「根管治療」の分野です。私が大学院を卒業する時に、根管治療について研鑽を積んでいる大学の先生に誘われたのがきっかけで興味を持ちました。大学院を出てから16年間の間、根管治療を中心に様々なことを学びました。

中でも大がかりだったのは、根管治療を学ぶためにアメリカのペンシルベニアまで行ったことです。現在はそれらの経験を活かして、日々の診療にあたらせていただいています。

とにかく柔らかい口調と物腰でお話を聞いて差し上げることから始めています。始めてご来院された患者さまは緊張していることがほとんどだからです。

どんなお悩みで来られたのかを聞き取り、それを踏まえてお口の中を検査していきます。その後、本人でも気づいていないお口のトラブルまでしっかりとご説明した上で、必要な治療方法をご提示させていただきます。治療方法は押しつけず、患者さまにご理解・ご納得いただけて、同意を得られてから治療を始めるようにしています。

診療のモットーは「治療の基礎を守ること」と「根拠のある治療を忠実に行うこと」です。

お口の中の治療は、患者さまからは何をしているのか見えません。だからといって、忙しいから手を抜いたり、まだ根拠がはっきりしない新しい治療法に安易に手をだしたりせず、多少時間がかかっても、丁寧で裏付けのとれた治療をご提供することが大切だと考えています。

当院を開業するにあたり、歯を守る治療をするために必要な設備を取りそろえました。肉眼では見えない歯の内側や裏側まで映し出せるマイクロスコープや、顎骨の内部にある神経や血管の位置を3D画像にして映し出せる歯科用CTを導入しているので、繊細な処置が求められる治療にも対応が可能です。

また、お口の中に存在する細菌を映し出せる位相差顕微鏡や、患者さまの唾液に虫歯や歯周病がどれくらいいるのかを調べる唾液検査の測定器など、お口の病気のリスクを調べるための設備も充実しています。

院内のデザインでこだわったのは、玄関からスリッパにはき替えをせずに入れるようにしたことです。私自身が病院に行って、靴をはき替えるのを面倒に感じる性格なので、患者さまに同じ思いをさせない院内作りにしました。

また、この場所で開院することを決めたのも、狭い場所で診療を行うのが好ましくないと思ったからです。全体的に広々とした空間ですので、患者さまに圧迫感を与えず、リラックスして治療を受けていただけるのではないでしょうか。

細かに指示を与えなくても、自分たちで患者さまのことを考えて、良いと思ったことを自主的に業務に取り入れてくれるのがスタッフの自慢できる点です。また、患者さまを大事にしたいという気持ちをしっかりと持っていて、率先してコミュニケーションをとってくれるのもありがたいです。

私が歯科医院を選ぶならば、やはり基本に忠実な診療を行う歯科医師がいるところを選びます。私が大学で指導をしている時にも「患者さまからは分からなくてもきちんとルールを守って、手を抜かずに治療を行うこと」をくり返し教えてきました。

根拠のないことを言い、基本を守らない治療をすることは、患者さまとの信頼関係を傷つける行為です。そのため、私が治療を受けるのならば、ルールを守って治療をしてくれる先生を選びます。

これからインプラント治療を担当してくれる歯科医師を迎える予定です。インプラント治療は、失った歯を補うのにとても良い治療だと考えています。きちんと医学的な裏付けもあるので、インプラント治療が必要な患者さまにご提供できる体制を整えたいと思っています。

その他にも、歯を守るために必要なことは、何でも率先して取り入れていく予定です。