お口の疾患を未然に防ぎ、健やかな生活が送れるよう取り組んでいきましょう
「予防歯科」と聞くと、歯科の領域だけの予防という印象があります。しかし、当院では虫歯や歯周病などだけを対象にするのではなく、ストレスや疲労を溜めていないかといった生活習慣の見直しまで含めて予防歯科の役割だと考えています。
例えば、過度なストレスは歯を割るほどの強い歯ぎしりや唾液量の減少を引き起こします。それは歯周病などお口の健康へも悪影響を及ぼします。
予防歯科では歯科衛生士によるメンテナンスやブラッシング指導で、清浄なお口を目指すことはもちろんですが、歯ぎしりの強弱や唾液の量などさまざまな角度からお口をチェックします。お口は健康状態のサインが現れる場所です。生活習慣を見直すところから始めていき、お口の健康作りを通して、健やかで充実した生活が送れるよう意識してみてはいかがでしょうか。
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診とは)
予防歯科へのこだわり
何事も、毎日コツコツ努力するのはしんどいものです。歯周病や虫歯予防も患者さまだけに努力を強いていては、モチベーションも意欲も長続きしにくいでしょう。
定期的に予防歯科に通っていただくのは、クリーニングやブラッシング指導を通じて、患者さまのお口へ意識やブラッシング力の向上、サポートできる点でも大きな意味があります。
例えば、定期検診時に口腔内カメラで5枚ほど写真の撮影やレントゲン撮影を行うことがあります。ご自身のお口の状態をしっかりと細やかに把握することで、予防歯科に取り組んだ結果を知ることができ、日々のケアへのモチベーションアップにつながると考えるからです。患者さまも治療チームの一員になっていただけるように工夫しながら、予防歯科に取り組んでいます。
当院では定期検診の際、歯磨き指導やメンテナンスと併せて、生活習慣についてのアドバイスを行っています。お口の中には、生活習慣による身体の状態が映し出されることが多いからです。
例えば、強い歯ぎしりをしている状態が見受けられる時は、快適な睡眠を得られにくい生活になっていることがあります。また、お口が乾燥気味の方は、口呼吸している可能性が考えられます。悪い生活習慣は、口腔環境を悪化させ、お口を虫歯菌や歯周病菌の温床にしてしまいますので、できる範囲で患者さまのライフスタイルをお聞きしながら、お口を健康にする習慣の作り方についてお伝えします。
お口の中も生活習慣もより良いものにして、ずっと長持ちする歯を目指しましょう。
食べ物を噛む時、歯には大きな力が加わっています。さらに歯ぎしりとなると、奥歯が破折するほどの負荷になったり、歯周病が悪化したりするなどのリスクを高めます。
食事や歯ぎしりによる歯の負担を軽くするための重要なカギの一つが、噛み合わせです。噛み合わせが良ければ、全ての歯をバランスよく使えて、噛む力が分散されるからです。
そのため、当院の予防歯科では、お口の疾患予防の一つとしてセルフケアやクリーニングと同じくらい噛み合わせを重視しています。大きく削らなくとも、研磨する程度で噛み合わせのバランスを整えることはできます。定期検診を通して、良い噛み合わせを維持していきましょう。
問診・歯の検査
患者さまのご希望や生活スタイルをお聞きします。その後、お口の状態を確認して予防プランを立案します。
クリーニング・ブラッシング指導
専用の器具を使用して、歯の清掃を行います。磨き残しが多くある場合は、セルフケア方法を分かりやすくご説明します。
最終チェック
最後にお口の中を細かく確認します。ご希望の方には、歯質を強化するフッ素を塗ります。
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