大塚歯科第3ビル診療所

私が歯科医師として本気でやっていこうと思ったのは、歯科大学に入って、自分と同じ歯科医師の家系に生まれた人たちとの出会いがきっかけでした。皆と学生生活を過ごしていく中で、「やるならとことんやろう！」という話になり、卒業してからすぐに実地で猛勉強をしてきました。

勉強をしていると「全ての歯科分野の平均点を60点以上にしなさい」という言葉を聞くのですが、私はとことんやることを決めているので、全分野で80点以上取ることを目指しています。やはり、やりきってこそ感謝されるべきだと思いますので、全ての治療に一切の手を抜かず、全力で取り組むことを心に決めています。

私がモットーに掲げているのは、患者さまの将来を一緒に考えて治療提案を行うことです。

例えば、ご結婚されているサラリーマンの方であれば「保険や子どもの教育費にお金をかけていきたいから歯の治療費は控えめにしたい」というご要望があるかも知れません。そのような時には「自分にお金をかけられる時が来たら、またしっかりと話しましょう」と提案するなど、患者さまのライフステージ合ったカウンセリングが大切だと考えています。

また、抜歯を行う前には、そこを補うためにどんな方法があるのかや、メリット・デメリット・費用などもしっかりとお伝えして、患者さまにどうするのかをお考えいただいています。その際も、例えば「今は入れ歯にして、5年後にインプラントにする」などと将来的な設計を立てて抜歯に踏み切ることで、できる限り患者さまがご不安に思わないように努めています。

当院の教育としては、スタッフの意見を取り入れて働きやすい職場環境を作る分、こちらからの指示はしっかりと守ることを遵守してもらっています。

元々はかなり厳しい就業規則があったのですが、私はそういう職場で働きたくないと思い、当院に戻った際に環境改善に取り組みました。以前と比べると随分働きやすくなったと思いますが、ただ単にスタッフを甘やかすのではなく、働く身としての権利と義務をしっかりと守るように伝えています。

また、皆が気持ち良く働けるように、助け合いと思いやりの心を持つことも大事にしています。スタッフの体調が崩れた時には他のみんなでサポートしたり、何かしてもらったら感謝の言葉を伝えたりして、お互いに支え合える職場作りに努めています。

セルフケアの基本は毎日のブラッシングですが、患者さまのお口に合っていない歯ブラシを使っていると、歯に付いた汚れを効率良く落とすことができません。そのため、「歯ブラシを処方する」というイメージを持って、患者さま一人ひとりの口内環境から考えた歯ブラシを紹介しています。

お口の中は日々変化していくものですし、ご年配になると手が動かしづらくなる場合もあります。患者さまの状態に配慮して、そのつど歯ブラシの種類やブラッシング指導の内容を変えていくことで、しっかりとお口の中をお掃除できるようにサポートしています。

私が落ち着く瞬間は、診療時間が終わってから、スタッフの皆と他愛のないお喋りをしたり、一緒にご飯に行ったりしている時ですね。また、勉強をすることが好きなので、毎晩しっかりと歯科に関することを学んでいますよ。日曜日も勉強していることが多いです。

医療機器は年月とともに進歩していますので、院内の設備に関してはどんどんアップデートをしなければならないと思っています。今後は、パノラマレントゲンをバージョンアップしたり、口腔内スキャナーをもう1台導入したりする予定です。口腔外バキュームは全診療台に設置しました。

これからも、受診してくださっている患者さまはもちろん、スタッフにとっても不安なく働ける、衛生的な環境作りに取り組んでいきます。