歯並びだけでなく生活習慣も確認し、それらを考慮した治療を心がけています
お子さまのうちから矯正治療を始めることで、将来的な抜歯や虫歯のリスクが軽減されます。大人になってから矯正を始めようとしても、既に顎の骨が固まっているので顎のスペースを広げることが困難で、並びきれない歯は抜歯するしかなくなるからです。また、歯並びの悪さを放っておくと、歯ブラシが届きにくい箇所から虫歯になるリスクも高まります。
そのため、まだ顎の骨が成長過程にある子どもの時期に、専用の装置を用いて歯が並ぶスペースを作ってあげることが重要です。また、不正咬合や反対咬合の場合も、幼いうちから治療を行うことで、歯並びを正していくことができます。
また、治療を始める際は生活習慣や癖の確認もしています。うつぶせ寝や頬づえをつく習慣のあるお子さまは、たとえ矯正治療を行ったとしても、思い通りの歯並びにならない恐れがあります。お子さまの歯並びが気になったり、そうした癖に気づいたりしたときはぜひ当院へご相談ください。
顎の成長に個人差はありますが、矯正を始める目安は3、4歳くらいであると考えています。
特に、しゃくれていたり出っ歯の症状が見られたりする場合は、年齢に関係なくまずはご相談にお越しいただきたいと思っています。しゃくれの場合、無意識に口が開いている状態が続くため、お口の中が乾燥しやすく虫歯や歯周病、口臭にもつながります。また、出っ歯になると上下の歯の噛み合わせが悪くなり、口が半開きの状態が続くため、しゃくれと同様にトラブルを招く恐れがあります。
こうした状態は癖になっていることもあるため、治療開始が遅くなればなるほど改善が困難になってしまいます。お子さまのお口周りで不安な点がございましたら、まずは状態を見せにいらしてください。
「歯科医院は怖いところ」というイメージを植え付けないよう、当院ではまず、歯科医院の雰囲気に慣れてもらうことから始めます。そして治療をする場合は、お子さまのペースに合わせてゆっくりとていねいに進めていきます。お子さまが嫌がるときは、無理に治療を行うことはありません。治療後は定期的なメンテナンスに親子で通っていただき、通院を習慣にしてもらえればうれしく思います。
そのほか、お子さま自身の治療だけでなく親御さまにも治療を受けていただけるよう、火曜と金曜の午前中は保育士が院内のキッズスペースで、無料でお子さまをお預かりすることも可能です。事前にご予約をお取りするため、まずは気兼ねなくお申し付けください。
お子さまの矯正では親御さまの協力が欠かせません。そのため、親御さまにはご自宅での装置の管理や仕上げ歯磨きをお願いしています。
装置の管理をしていただく際は「矯正カレンダー」をお渡ししており、お子さまが装置を外したり装着していなかったりした時間について、親御さまが確認できるようにしています。このカレンダーは、主に床矯正やプレート矯正を行う方を対象にしています。
装置を付け始めたばかりの頃は、お口に異物が入る不快感から装置を外したがるお子さまが見受けられます。慣れてしまえばお子さまも自らきちんと行うようになってくれるので、矯正は付け始めの2~3週間が重要です。
相談・カウンセリング
初回のご相談は無料です。まずは患者さまのご要望をお伺いいたします。その後、お口の状態に合わせておよその治療期間や料金など詳しくご説明いたします。治療への不安や日々のお悩みなども含め、何でもご相談ください。
精密検査
レントゲンや歯科用CTでお口の中を詳しく診査診断いたします。また、矯正治療中には虫歯が進行しやすくなるので、事前にそういった検査も行います。かかる時間は1時間程となり、検査費は当日のお支払いをお願いしております。
診断・治療計画のご提案・装置作成・発注
診断結果をもとに、治療方法、期間、使用する装置や注意点についてお伝えいたします。治療内容に同意をいただければ矯正治療を開始させていただきます。しかし、虫歯がある場合は事前に治療を行う必要がございますのでご了承ください。
チェック・メンテナンス
矯正治療期間中は1カ月に一度お越しいただき、クリーニングと歯や装置の調整を行います。その後、保定の注意事項をお伝えして保定装置をお渡しします。保定装置はお子さま自身で取り外しができますので、装着時間を守り後戻りを防げるよう、親御さまもご協力ください。
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