茂山歯科医院

1本1本の歯を長持ちさせるための治療と、口の中全体の調和を目指す治療、その2つを両立させることを目指してきました。噛み合わせや歯周病といった、お口全体に悪影響を及ぼす要素を抑えつつ、1本の歯をきちんと治療できる歯科医師になりたかったからです。

「患者さまに納得していただくこと」です。病状や必要な治療についてきちんと説明をし、それを患者さまが理解したうえで、納得できる方法を選び取れるようにして差し上げたいと思います。

例えば医学的には抜かないといけない歯があったとして、それを患者さまは「抜きたくない」と思っていたとします。そういった際にも私は自分の意見を押し付けることはせず、患者さまととことん話し合います。治療を無理強いすることは、まずありません。

こちらからも情報を発信し、患者さまが治療を選ぶ際の判断基準づくりをお手伝いしたいと考えています。患者さまとの相互コミュニケーションこそが、治療に対する納得につながると私は信じています。

以前は「先生にお任せします」と言われる方が多かったんですが、カウンセリングに力を入れるようになってからは、自分のお口に興味を持ってくれる人が増えた気がしますね。

定期検診やメンテナンスの重要性をお伝えしたおかげか、予防に関心を持ってくださる方を増やすこともできました。近頃は、ご自身の健康を気にされている方々に多く来ていただいている印象です。

その思いに応えられるよう、予防プログラムに以前より力を入れています。患者さまの自主性という点においては、かなり大きな変化があったと思います。

子どもだからといって軽く見ず、本人と向き合って話をするようにしています。あんまり緊張しているようなら、一緒に風船をつくったりして遊ぶこともありますね。風船で剣や動物をつくって楽しい時間を過ごしてもらうんです。

はじめは口の中に器具を入れたり、水を出したりする練習から始めます。そして最後には「また遊びに来てね」と言ってお子さまを送り出します。なにより大切なのは、治療を「嫌なもの」と思わせないことです。

足が悪い方は手前の診療台に案内しますし、体調がすぐれないようなら治療の時間を短くすることもします。

お体のほうに病気を持たれている場合は、血圧などを測りながら治療をすることもありますね。万一の場合に備え、他の医院さんとも連携しつつ、慎重に治療を進めていきます。

みんな患者さまと仲が良い点です。おかげでアットホームな雰囲気を出せていると思います。患者さまへの気配りもきちんとできています。

例えば、ご年配の方が来られて寒そうにしていたらブランケットを持って行ったり、腰が悪いと仰っていた方を診療する時にはクッションを当てて楽な姿勢が取れるようにしてくれたりします。

来院された方には予防の大切さ、歯の病気と全身との関わり合いをよくお話しします。例えば、歯周病が悪化することで、体が病気になるリスクが上がることが分かっています。

ご年配の方などは特に、できればいつまでも健康でいたいと願っているはずです。そのような方々の役に立ちそうな情報は、できるだけお渡しするようにしていますね。

最近はずっと育児、育児の日々ですね。ひたすら子どもと遊んだり、一緒に勉強したりしています。そんな事情もあって近頃はあまりできていませんが、以前は弓道が趣味でした。

感染症が流行る前は、各地の温泉巡りをしたこともあります。食べることも好きで、おいしいお店を見つけては通ったものです。