将来の健康を守るには、早期の歯周病対策が大切です
歯周病は、初期段階ではほとんど症状がありません。しかし、自覚症状がなくても、歯と歯肉の間に細菌が入り込んで、炎症が起きています。この炎症がひどくなると歯を支えている骨が溶け出して、歯がグラグラし始め、最後には抜けてしまう怖い病気です。
歯を歯周病から守るために、何から始めれば良いか分からないという方は、まずはご来院ください。お口を見せていただき、お一人おひとりの状態に合った定期的メンテナンスをご提案します。細菌を除去するためにとても重要な日頃からのブラッシングの方法や、虫歯、歯周病などのチェック、歯科衛生士によるクリーニングを行います。
年に数回、無理のないペースでメンテナンスを受ける習慣を付けて、一緒に歯周病から歯を守っていきましょう。
歯周病の特徴
全身の健康に影響する歯周病
歯周病は、歯垢や歯石に存在する細菌とそれらが作り出す毒素が原因となる病気です。しかも、最近は歯周ポケットから歯肉の毛細血管に入り、心臓に送られ、全身に回ってしまうことも分かってきています。
また、嚥下障害の方は、菌が気管から肺に入りやすく誤嚥性肺炎を起こすほか、歯周病菌は心臓の弁に付着しやすい性質があるため、感染性(細菌性)心内膜炎という致死率の高い病気も引き起こします。歯周病によって作られる炎症物質は、インスリンの働きを抑制するため糖尿病を悪化させることもよく知られています。歯周病は口の内だけの病気ではありませんので、意識を高めることが大切です。
