当院が小児歯科治療で何よりも気を付けているのが、お子さまにトラウマを与えるような接し方や治療をしないということです。当院では泣いていらっしゃるお子さまを押さえつけてでも治療するようなことはしないと決めています。
お子さまにとって、親御さま以外の第三者にお口を触らせることは勇気のいる行動に違いありません。当院ではそうしたお子さまの気持ちになって、ちょっとお口を触る、機器からお水を出してみるといったトレーニングから始めます。歯科医師がどんなに急いでも治療そのものに15分くらいはかかります。ご本人が頑張るぞという気持ちになり、15分くらいはお口を開けていられる状態になるまでは根気強くトレーニングを続けます。すでに歯科医院が苦手になっていらっしゃるお子さまも遠慮なくお連れください。
小さいお子さまは自分ではしっかりブラッシングできません。虫歯になりたくてなっているわけではありませんので、いろいろな角度から原因を探ります。甘いおやつの味を覚えないようにできるだけ遠ざける方法やスポーツ飲料の飲み方、口呼吸のお子さまは鼻呼吸にする指導なども、親御さまとのコミュニケーションの中で行っています。