再治療をくり返すことで「歯を失う」からこそ、予防が何よりも大切です
患者さまのお口や歯の状態を見ていると、「今まで何度も治療をやり直している」と感じることがとても多いです。実際、治療をくり返してしまうと歯はもろくなり、最終的に歯を失うことになってしまいます。
そのようなサイクルを断ち切るには、継続的に歯科医院へ通院し、メンテナンスを受けることがとても重要なのです。そのために、当院は「予防歯科」に力を入れるようになりました。「痛みを感じてから歯科医院に通う」のではなく、「痛くならないように歯科医院に通う」ことで、自分の歯を長持ちさせることができると考えています。
予防歯科の特徴
Q.予防の意識を高めるために、何をどのようにお伝えしていますか？
A.お口と全身の関係や、治療費が軽減できるといったお話を、資料とともにご説明しています。
メンテナンスを受けることで、「お口だけではなく全身も健康になる」というお話や、「将来の治療費を軽減できる」といったようなご説明をしています。痛くなってから通っていると、いずれ大きな治療が必要になるかもしれません。しかし、定期的に通院して歯科医師による予防ケアや早期治療を受けていれば、大きな治療は防ぐことができ、治療費の軽減につながる場合があります。
また、歯周病は歯を支えている骨を溶かし、最終的に歯を失います。さらに歯周病と糖尿病は大きく関係しているといったデータも出ています。このように「なぜ予防が必要なのか」という細かいお話を、分かりやすい資料を見ていただきながら皆さまにご説明しています。
Q.メンテナンスで行っているメニューを教えてください。
A.保険適用の歯石除去やフッ素塗布などの予防に役立つメニューをご用意しています。
当院は基本的に「保険の範囲内」で行えるメンテナンスを実施しています。虫歯チェックや歯周病検査はもちろんのこと、専用の器具を使用して、歯の表面の着色汚れや歯石（しせき）を除去する「歯のクリーニング」に、歯の質を強くする作用がある「フッ素塗布」をご提供しています。
通院の頻度は、患者さまのお口の状態によって異なりますが、約1～6カ月に一度お越しいただいています。虫歯や歯周病の進行を阻止するには、ブラッシングでは磨けない箇所のお掃除がとても重要です。少しでも歯の状態やお口の環境が気になる方は、当院の予防歯科にお越しいただきたいですね。
