ご家族様の協力が欠かせません
小さなお子様の治療には、ご家族様の協力が大切です。もし、お子様にご兄弟がいらっしゃる方は、ぜひ、ご一緒に来院いただければと思います。ご兄弟が一緒にいることで、お子様が治療を頑張ろうという気持になります。ご家族様がそばについていることで、治療に対する不安も払拭できるでしょう。また、お子様のブラッシングには親御様の仕上げ磨きが必要です。ブラッシング指導の際には、親御様にも一緒に受けていただき、親子で一緒に健康な歯を守るということを意識していただきたいと思います。
お子様の歯は小さく虫歯になりやすいです。乳歯は生え変わりますが、乳歯を虫歯のままにしておくと、永久歯が生えてくる途中で虫歯になってしまいます。そのため、小さい頃から虫歯にならない環境をしっかりと作ることが大切です。虫歯にならないためには、間食に注意が必要です。食べ物がお口に入ると、虫歯菌によってお口の中が酸性に傾き、歯のエナメル質からリンやカルシウムが溶け出る脱灰が起こります。基本的には唾液の作用によって中和され元に戻る再石灰化によって修復されます。しかし、食べ物が頻繁に口の中にあると、修復が間に合わず元に戻らなくなってしまいます。こうして歯が溶け虫歯が進むのです。間食は歯にとってよいことはありませんので、できるだけ避けていただきたいと思います。また、お子様の場合、特に夏休みなど長期の休みには間食の機会が増えてしまいます。そういう時こそ時間をとり歯医者に通うことによって虫歯を治療するだけでなく予防や間食の防止に役立ててほしいです。