力を入れている理由
なぜ当院では歯周病の治療や予防に力を入れているのか。それは、歯周病や歯槽膿漏が歯が抜ける原因の一つだからです。歯周病とは、歯垢などが歯茎の歯周ポケットに貯まることで発生する症状であり、そこから歯茎が炎症を起こしてしまうのです。そうすることで歯茎の骨が次第に溶けてしまい、弱まっていってしまいます。弱まった歯茎は歯を支える力を失っていき、最終的に歯を支えきれなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。それだけではありません。歯周病によって口臭が悪化したり、膿が出たり、歯並びが悪くなったりと、歯周病によってさまざまな症状が発生するのです。
また、歯周病というのは年をとればとるほど体の抵抗力が弱まり、かかりやすくなってしまう病気なので、きちんと対策をとり続けなければならないのです。そのため、井上歯科医院では、若いうちからの歯周病の治療と予防を呼びかけています。
予防歯科の特徴
歯を健康に保つには
歯の健康を保ち、歯周病を予防するにはどうすればいいか。それは、ブラッシングが基本です。きちんと食後の歯磨きをすることで、口内の歯垢を除去し、清潔に保つことで歯周病のリスクは軽減できます。また、日常の生活も大いに関係があります。例えば睡眠です。きちんとした睡眠をとっていない場合、体の免疫力は大きく低下します。その結果、免疫力が下がることで歯周病菌は繁殖しやすくなり、歯周病のリスクが増してしまいます。歯を磨き、きちんとした睡眠をとる。それだけで、歯周病のリスクは軽減できるのです。また、しっかりと噛んで唾液の出るものは、口内の細菌を減らすことができるものなので、食事に関しては噛みごたえのあるものを食べることをおすすめします。
当院で大事にしていること
歯周病予防や治療のため、病院では患者さまにきちんとしたブラッシングをすることを習慣づけるように努力しています。歯周病になってからきちんと磨くのではなく、歯周病になる前からきちんとした習慣づけをする。それが、当院で大切にしていることです。そのため、井上歯科医院では、ブラッシング指導を行っています。ブラッシングにより歯垢をきちんと除去することを若いうちに習慣づけておくことで、長きにわたって健康な歯を保ち続けることができると考えています。
ブラッシングにかける時間とは
皆さまは普段の生活の中で歯磨きにどれくらい時間をかけていますか？きちんとした歯周病予防のために必要な歯のブラッシングの時間は、およそ１回につき18分です。それも、きちんとした磨き方を知っていることが前提です。歯の歯垢をすべて除去し、歯茎をマッサージし、口の中を清潔にする。他にも、歯茎と歯茎の間の歯垢も除去し、綺麗な状態にするには、念入りに除去するには実はこのくらいの時間がかかります。時間をかけすぎればいいというわけではなく、きちんとした磨き方を知らなければ、歯垢は残ってしまうので気をつけましょう。また、歯や歯茎だけではなく、舌にも細菌がたまると舌苔（ぜったい）という白い苔のようなものがたまります。これは、優しくブラッシングすることで改善することができます。
昔の歯科医院と今の歯科医院の違い
昔の歯科医院と今の歯科医院の違い、それは、昔によりも今は優しくなっているということです。昔は、歯科医院というのは無機質であり、どこか冷たく、待つことにより聞こえてくる音が、恐怖を覚えさせてしまっていました。しかし、今ではそういった歯科医院は、非常に少なくなっています。明るい色調にしていたり、きちんと説明することで恐怖感を薄れさせる。さらには治療法も日々進歩しているので、痛みの程度やかかる時間などが昔とは大きく変わっています。そのため、今では私達を含め、多くの医院が恐怖感を与えない歯科医院を目指し、さまざまな工夫をこらしています。
