当院では患者様本位での治療計画と、治療後の定期的メンテナンスという二つの柱がございまして、さらにその中でも、患者様本位での治療計画の中でお子様の治療を特に特化させていただいております。どういった取り組みをしているかというと、歯医者での治療を怖いと嫌がってしまうお子様をいかに楽しく治療に向かっていただくか、という仕組み作りをしております。そのようなお子様はお母様が連れてくるのに困っているとのことです。虫歯だらけになってしまって、学校から要虫歯治療の用紙をもらい、既にその時点では10本以上の虫歯が発生していることもあります。それでもお子様は怖がって、泣き叫んでしまって、なかなか治療をはじめることができません。お母様も働きに出てる方が多いので、なかなか手が回らずに、お子様の口の中まで管理をしてあげる余裕がなく、虫歯ができてしまったことに気づかなかった、といった事例は多くあります。
どうしても歯医者が怖い、来るたびに泣き叫んでしまう、というようなお子様には、まずは女性のスタッフの指導で、治療台に少しずつ座れるようにしていくところから始めます。少しずつ、デンタルトレーニングというものを行っていきます。具体的に、治療台に座っていただき、模擬的にバキュームやタービンを口の中で回したりして、少しずつ、Tell Show Do(TSD)といって、「今、この道具を持ってくるよ、鏡で見ててね、回すよ。」と説明します。そうすると怖さを取り除いていくことができるのです。説明しながらも、じっとしていられないお子様が多いです。怖いものだから動き回ってしまう、そのようなお子様をいかに大きなお口を開けた状態で15分以上、口を開いて我慢するということをじっくり教えていきます。最初はなかなか難しいのですが、何度も繰り返す度に慣れていくお子様が多いです。慣れていただけたら、そのまま治療を開始いたします。このように治療ができるようにしていくという流れです。
デンタルトレーニングも短いお子様だとすぐに治療を開始できますが、長いお子様だと、デンタルトレーニングの期間が40回、1年を超える方もいらっしゃいました。平均値としては、5回から10回くらいで皆様治療を開始しております。デンタルトレーニングに長期間かかるお子様は皆様、以前無理やり治療をされたというようなトラウマがある場合が多いです。お母様はとにかく虫歯を改善してあげたい一心で、無理やり歯医者に連れていってしまうので余計に悪循環に陥りやすいのです。そのようなお子様が当院のデンタルトレーニングで歯医者への恐怖心を克服していただくと、大抵長く当院へ通っていただけるようになります。3、4歳の時に初めて当院を訪れて、それから高校生になっても、わざわざ県外から通っていただいているようなケースもございます。
小さい頃に当院で克服していただき、その後も成長発育に合わせた治療を行っております。小児の中でも歯の生え揃う幼少期、歯が生え変わる小学生から中学生、永久歯となるそれ以降など、成長に合わせた治療を行っています。具体的には、小児期、小さい頃はまずはプラークや虫歯の管理をいたします。お子様だけでなく、お母様への基礎教育が重要となります。歯が生え変わる小学生から中学生、永久歯となるそれ以降は、既に大人と同じなので、噛み合わせに重点を置いていきます。噛み合わせがきちんとしているかどうかのチェック、そして自分自身でしっかり歯の管理ができるのかの確認が主になってきます。
Koi’s inさんの口コミ (愛知県/40代/男性)
2020年12月 投稿
この口コミは投稿から2年以上が経過しています。
よかった点 | |
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施設 | 清潔感 駐車場 |
対応 | 人柄・気づかい 子供への配慮 |
治療 | 説明 丁寧さ |
ネット予約・空き状況確認 |
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