先生がやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか。
この地域に住んでいる患者さまからの紹介がきっかけで、隣の駅から通院してくださっている患者さまがいらっしゃることです。しかも、その患者さまから、また別の患者さまを紹介してくださるなど、元々他の病院に通っていたのにも関わらず、ここへ来てくれている方がいることを考えると、とてもやりがいを感じます。
あとは、入れ歯って、本当にフィットするものでないと少し痛みが生じるのです。しかし、当院に来てくださった方で、「今までつけたのは痛かったけど、今回の入れ歯はぴったりで痛くない!」と大喜びしてくれた患者さまがいました。とてもうれしくて、もっとたくさんの皆さまに喜んでもらえるように頑張ろうと思えた瞬間でしたね。
休日または夜間診療を始めた理由を教えてください。
土曜日に診療している歯医者は多いですが、日曜日に診療している歯医者は少なかったからです。平日はお仕事で忙しいとか、日曜日だけしか休みのない人もいますから、そういった方々に向けて、治療をご提供し手助けしてあげたいなと思い、日曜日も診療をしています。
この町で開業に至った経緯を教えてください。
実は、学生の時に中原区の平間に住んでいたことがありました。でも、だからといってこの場所に開業しようと元々決めていたわけではありません。駅から近い所で、広い敷地を探していたら、ちょうどこの物件が空いていて、「これは何かの縁かな」と思い、開業場所を決めたのがきっかけです。たまに、学生の時にバイトしていた時に来てくれていたおばあちゃんに会うとホッとします。あとは、患者さまから、「先生あそこに住んでいたよね?」と言われたことがあり、驚きました。学生の時に慣れ親しんだ街だからこそ、今ではここに開業して良かったなと思います。
スタッフさんへの教育やコミュニケーションはどのようにしていますか?
患者さまがご家庭でも歯のケアがしやすいように、わかりやすく説明するようにと、皆で共通認識を持ちながら取り組んでいます。私自身、スタッフの人柄に感謝することも多く、全員が一丸となり患者さまの健康をサポートし、より良い歯科医院にしようという想いで働いてくれていますので自然にコミュニケーションも生まれています。診療室や受付で患者さまとスタッフが笑顔で会話している風景を見ると、私も嬉しく思います。
お子さまの歯を守るために、ご家庭でのアドバイスはありますか?
お子さまの歯を守るには、親御さまのご協力は欠かせません。当院でも、お子さまの治療の際にはご家族の方にもわかりやすくご説明しご家庭でのケア方法をお伝えしています。たとえば、歯磨き後の仕上げ磨きは小学校低学年くらいまでしてあげるようにアドバイスしたり、定期的に歯科医院に連れて来てもらって状態を把握してもらうなど、お子さまの将来を見据えたサポートをできるように取り組んでいます。
休日の過ごし方を教えてください。
私には4歳の娘がいるので、休日は基本的にお出かけをしたり、家で遊んだりしています。当院が土日の診療に対応していることもあって、「あまり顔を合わせられないのでは?」とたまに聞かれますが、夜10時ぐらいまで起きているので、夜も顔は合わせられるんですよね。せっかくの休日は思う存分遊んであげたいと思っています。もちろん、私もとてもリフレッシュできています。
今後力を入れていきたいと考えている治療について理由と共に教えてください。
当院の目標は、治療で通う患者さまが少なくなり、メインテナンスや予防などで通う方が多い歯科医院になる事です。そのためには来て頂いた患者さまに歯に関して今まで以上に興味を持っていただくような取り組みが必要だと思っています。診療に対するわかりやすい説明はもちろん、ご家庭でも手軽にケアできるようにアドバイスしたり、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方をご説明することで、定期的に歯科医院に来ていただけるように力を入れていきたいです。