20年以上前から予防歯科に注目。歯を長持ちさせる定期検診とブラッシング指導に力を入れています
今でこそ「予防」という言葉は知られていますが、開業当時は予防歯科をする歯科医院はあまりありませんでした。当院では、20年以上前から予防歯科に注目し、その頃から定期検診を行い、試行錯誤と改善を重ねてきました。
開業した当初は、治療の前に、ブラッシング指導をしていました。しかし、「早く治療してほしい」というのが患者さまの本心です。中にはブラッシングをしてほしくない、という方もいます。そういった声を尊重し、治療を優先させたい方には、先に治療を施してから定期検診を行っています。
しかしながら、歯にとって大切なのは毎日のブラッシングです。そのため、当院では、もっと患者さまに適した方法がないか、日々模索し続けています。定期検診と聞くと、面倒くさいと考える方もいますが、歯を長持ちさせ、健康に暮らすカギとなります。そのため、当院では定期検診をおすすめし、患者さまと一緒に治療方法を考えます。
当院では、ブラッシング指導の他、ブラッシングだけでは落とせない部分をクリーニングする、定期メンテナンスを行っています。歯の健康を守るためには、見える部分だけでなく、歯肉の下など、ブラッシングでは届かない所もケアする必要があります。
虫歯菌同士が寄り集まってスクラムを組み、歯の表面にこびりついている状態をバイオフィルムといいます。このバイオフィルムは、ブラッシングでは取れない部分に付着し、3カ月ほどで再蓄積されます。これを定期的に取るPMTCで、歯が長持ちし、歯周病の進行が止まります。PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器や薬品を使って行うクリーニングです。
そのため、半年から3カ月に1回のペースで、定期的にクリーニングを受けて予防するのがおすすめです。近頃は「予防歯科」が注目され、定期検診やメンテナンスをすれば、将来的に歯をきれいに保てると、患者さまが納得しています。
20年以上この土地で、患者さまの健康のために尽力してきました。最近では、患者さまも熟年層の方が増えてきました。また、患者さまのお子さまや、ご家族など、家族全員で当院に通ってくださる方もおられ、とてもアットホームな雰囲気です。
特にお子さまに対しては、歯科医院に行くのを嫌がらずに、少しでも楽しみに来てもらいたい。虫歯を予防するなど、健康な歯を作ってあげたい。そんな思いから「キッズクラブ」を発足しました。定期検診時、フッ素コーティング(フッ素塗布)を行ったり、歯並びやお口の中を毎回チェックしたりするなど、さまざまな試みをしています。
キッズクラブに入会された方は、歯の健康を維持するためにも、原則的には3カ月に1回検診に来院していただきます。お子さまからお年寄りまで、心地よく家族ぐるみで通えるよう医院になるよう努力しています。