細菌検査を行うことで、歯周病の予防、早期発見、迅速な治療ができるようになりました
歯周病は30歳になるまでに、ほとんどの方がかかるといわれています。歯周病は、歯肉に近い部分が細菌に感染することにより、歯肉や骨が侵される病気です。病状が進むまで、症状が少ないのが特徴です。また、最近になって、歯周病は体の健康とも深く関わりのあることが分かってきました。
歯周病の対策は、早期発見、早期予防が大切です。そのため、当院では、細菌検査を用い、患者さまのお口の状況を個々に把握しています。この検査により、歯周病が予防でき、迅速に治療できるようになりました。その結果、歯周病は、昔よりも困難な病気ではなくなってきました。気になる方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
当院の歯周病治療は、まずレントゲンを撮り、基本検査で状態を把握します。その後は、細菌検査や歯周病の検査で、歯周病になった原因を見つけます。お口の中に歯周病菌があると、菌が固まってできた歯石を定期的に取っても、歯周病の菌自体はなくならず、再発する可能性があるからです。
歯周病の主な治療方法は、菌を退治することです。これが歯の健康への近道です。患者さまの中には、歯周病菌はないものの、その他の細菌の集合体が原因で歯周病になる方もいます。その場合、ケースに応じて治療の方法を変える必要があります。そのためにも、菌自体を調べることが重要です。
実際の治療ではレーザーなどを使用して、歯周ポケットの中の菌を減らします。しかし、歯周病対策で大事なのはブラッシングです。ブラッシングをしなければ再び歯周病になる可能性があります。そのため、患者さまにもご自宅でのブラッシングに協力をしてもらいます。