自由が丘歯科オーラルケア

虫歯や歯周病・歯の根の治療、被せ物といった歯を修復させる治療など、できるだけ歯を保存するための技術です。なるべく歯を抜かないことはもちろん、虫歯や歯周病の菌の除去やコントロール、噛む癖を整える、お口の中の力のバランスを取るなどといったことが必要になります。さらに踏み込んでいくと、これらのことがしっかりできていれば、ずっと健康なお口の状態で生活することも可能ということです。

現在は、歯を保存するための新しい技術がいろいろ生まれてきています。これからも、良いと感じる新しい技術も取り入れて、歯を保存するためにやれることをやっていきたいですね。

特に変わったのは、スタッフの人数が増えたことです。開院当初は歯科医師3人からのスタートでした。現在は土日や夜だけ診療にくる歯科医師も含めると、たくさんの人に関わってもらっています。同じコンセプトのもと、多くの患者さまを受け入れられるようになったのは、とても嬉しいですね。一方、人数が増えてきたことで、コンセプトや治療方法を共有することが大変になったという問題もあります。勉強会のほか、カルテや専用のSNSを使って、よりしっかり共有できるように努めているところです。

「この歯科医院に来て良かった」という気持ちで帰っていただきたい思いながら、治療をしています。痛みが取れた、きれいになった、分かりやすい説明だった、土日でも診療してもらえたなど、来て良かったと感じてもらえることがあればと思っています。また、そのために正直に、諦めず、まっすぐに治療に取り組んでまいります。

当院には、私がつくった5か条からなる「自由が丘歯科オーラルケアの信念」というものがあります。①全ての人を愛する、慈しむこと　②社会のために、全ての人のために自分をいかに有効に使えるかを追求すること　③諦めないこと　④身体と心が健康であること　⑤輝く笑顔を発すること　この5つをスタッフ間で常に共有するようにしています。常々思っていたことをまとめただけですが、院内に貼り出したり、患者さま用のリーフレットにも記載したりして、いつでも忘れないように心がけています。

私たちは、患者さまを治療する職業です。治療が終わった後に「良い治療ができた」と思えるように努めています。そして、スタッフの皆にも5か条の信念を胸に、自信を持って「良い治療ができた」と思ってもらえるようになって欲しいと思います。

私はわりと健康に恵まれているようで、風邪をひいたり、頭痛がしたりといった病気にはならないみたいです。なので、しいてあげるなら、ちゃんとご飯を食べるといったことでしょうか。

心構えとしては、「恒常性の維持」ですね。これは医療用の言葉で、生物が常に体の中を一定の状態に保とうとすることなのですが、私はこれを平常心という意味で使っています。一日の中で、最初にお会いする患者さまと、その日最後の患者さまで対応が異なってしまっては大変です。そのために、気力・体力・集中力を一定のレベルで維持できるように努めています。

患者さまからは「歯科医院らしくない」といわれるのですが、私はもともと会社に勤務していたこともあり、これまで経験してきたことを生かして、さまざまな目線でものを見れるようにしています。明るく居心地の良い空間を心がけ、陽のさしこむ待合室、白で統一したパウダールーム、それから柔らかくて明るい色の診療用チェアなどを導入しました。こういった環境で治療を行うことが、患者さまにとってリラックスできるのであれば嬉しい限りです。

今でもスタッフ、歯科医師たちは頑張ってくれていると思うのですが、より一層皆でレベルアップすることですね。一人ひとりがレベルアップできたら、患者さまももっと増える、スタッフの人数も増える、ユニットの数も増やすことができるかもしれません。私のコンセプトである「いかにたくさんの人に良い歯科医療を提供できるか」ということを、もっともっと追求していきたいと思います。