お子さまの成長具合を確認しながらの治療を提案いたします
お子さまの歯並びが気になり先々心配になる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院の小児矯正はお子さまの年齢や顎の状態をしっかりと見極めた治療を提案しております。すぐに治療を始めるのではなくご要望や検査をしたうえで方向性を立案していきます。矯正治療だけでなく総合的に診療をしているからこそ、お口全体を考えた治療ができると考えています。
決して無理に治療を進めることはございません。まずは気兼ねなく相談にいらしてください。
当院は、お子さまが小学校5年生になってから小児矯正を開始していただくことをご提案しております。
乳歯は早期の段階で動かしたり、抜け落ちたりするよりも早く抜歯してしまうと、その部分に生えてくる永久歯に悪影響を与える可能性があることから、経過観察が必要と考えています。
小児矯正は全身の発育を利用して行う治療ですが、開始時期が早すぎると治療後に後戻りを起こしてしまうリスクもあります。
小学校5年生くらいになると、顎の骨が発達することで将来的な歯並びと顔貌(がんぼう)が大体想像できるようになることから、矯正治療を実施しやすくなります。
矯正治療中の見た目を気にされるお子さまは多くいらっしゃいます。当院は、治療を受けていただくにあたって容姿への影響をなるべく少なくしたいと考えております。
お子さまのお口元の状態とご要望に合わせて、複数の矯正装置を使用することがあります。
年頃のお子さまであれば、矯正中のお口元の見た目は気にされるかと思います。
そのため、矯正開始からしばらくの間はマウスピース矯正で少しずつ歯並びを整えていき、ほとんど歯並びが整ってきた段階で、最後の仕上げとしてワイヤー矯正に切り替える方法をご提案しています。
この流れなら、歯に直接装置を取り付けるワイヤー矯正の見た目を短期間に抑えることが可能です。
小児矯正をご検討いただくにあたって、見た目について気になる部分がございましたら遠慮なくご相談ください。
お子さまにとってなるべく負担が少ない矯正方法を考えていきましょう。
歯並びの状態によっては、前歯のゆがみやすきっ歯などが気になることもあると思います。そういった部分的な矯正治療をご希望される場合には、部分矯正をご提案しております。
部分矯正は、つめ物やかぶせ物などの補綴物を装着する前に歯並びを整えるための補綴前矯正として行うこともあります。
そのままでは補綴物が入るスペースがない、補綴物を入れてもまだ隙間がある場合などに、その部分の隙間を調整します。
他にも、虫歯が進行して歯根部のみ残っている歯に対して、補綴物を装着する前に歯根部を起立させる目的で行う場合もあります。
お口元の状態とお悩みによって治療方法は異なりますので、まずはお悩みをお聞かせください。
カウンセリング・検査
まず保険診療内の検査をして、お子さまの歯並びをチェックします。その後にお口元に対するお悩みや治療へのご要望をお伺いします。併せて、歯の型取りも行います。
小児矯正の流れ、メリットやデメリット、当院でご案内可能な治療装置についてもお伝えします。
矯正治療の計画立案
小児矯正を行うにあたり、抜歯をする必要性があるか確認します。
ここまでの検査結果を基に治療計画を立案し、お子さまと親御さまにご説明します。改めて矯正治療の期間や費用もお伝えし、内容にご同意いただけたら治療を開始します。
矯正装置の装着
矯正装置の準備ができる頃に、再度お越しいただきます。
ワイヤー矯正のように固定式の装置をお選びいただいた場合、特に歯を動かしたい歯列から先に装置を装着します。
床矯正などの着脱可能な装置の場合は、取り扱い方法をご説明し着脱方法の練習をします。
装置の装着が終了したら、矯正治療期間中の注意事項などを改めてご説明します。
チェック
矯正装置が歯に装着しているためブラッシングしにくい状態になります。そのため、矯正装置を装着した1週間後に再度ご来院いただき、ブラッシングがしっかり行えているかの確認をします。必要に応じて、ブラッシング方法のアドバイスなども行います。
経過観察
使用する矯正装置と歯の動き具合に応じて2週間から4週間ごとにご来院いただきます。来院時には、歯の動き方と虫歯ができていないかのチェック、固定式の装置なら点検と締め直しなどの調整、お口の中のクリーニングを行います。
保定期間
計画通りの位置まで歯を動かせたら、歯の位置を定着させるため、矯正装置を外して保定装置を装着して過ごしていただきます。
保定期間は、矯正装置を装着していた期間と同様の期間とお考えください。なお、保定期間中も経過観察のためのご来院をお願いしています。
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