健康な歯に負担をかけない
インプラントとは、虫歯や歯肉の病気、怪我などによって失われた歯を補うための治療法です。歯を失った場合の方法はブリッジや入れ歯で、ばねをかけるために両側の歯を削らなければなりませんでした。インプラントは、歯を失ったところだけ人工歯根を入れるので、健康な歯に負担をかけない治療法です。インプラント治療は、失われた歯の数やインプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさや位置などにより一人ひとり異なります。では、インプラント治療の流れをご説明しましょう。最初に、インプラントの説明と、患者様の疑問や不安な点にお答えし、患者様の希望を踏まえた診療計画を作成します。次に、病歴確認や健康状態に関する問診をおこない、レントゲン検査をします。それから、顎の骨にインプラントを埋め込むインプラント手術です。手術後は、定期的にご来院いただき、手術部位や口腔内のチェックをおこないます。インプラントと顎の骨をしっかりと結合させるための定着期間は、約3～9か月必要です。
インプラントの特徴
インプラントに向いている方・向いていない方
インプラントに向いている方は、顎の骨がある程度あって、健康な方です。70～80歳の高齢者の方でも、顎の骨がしっかり残っていて健康状態に問題がなければ施術可能です。インプラントは顎の骨と結合させるので、顎の骨が少ない方はおすすめできません。また、糖尿病や心臓病、高血圧などの代謝性疾患がある方も不向きです。糖尿病の方は血液の循環が悪く、栄養や酸素を十分に送ることができないため、インプラントの外科手術の際、手術の傷口から感染しやすく、化膿してしまったりインプラントが顎の骨と結合しなかったりする可能性があります。心臓病があってペースメーカーをご使用の場合、インプラントなどの外科手術をおこなった際、感染性心内膜炎になるおそれがあります。高血圧の方は、治療中に脳出血や脳梗塞等の合併症を引き起こす可能性があります。
そのほか、タバコを吸う方にもおすすめはできません。喫煙は免疫力を低下させるので、歯周病やインプラント周囲炎になりやすく、インプラントと顎の骨がしっかり結合しないおそれがあるからです。代謝性疾患がある方でも、病気の状態には個人差がありますので、インプラントをお考えの際は、かかりつけの歯科医師にまずご相談ください。
AQBについて
当院で採用しているインプラントは、純チタンに再結晶化させたハイドロキシアパタイトを薄膜コーティングした骨癒合型の人工歯根です。シンプルな形状と術式で安定性、有効性に優れています。骨との結合が良く、治療期間も２ヶ月ほどで治療できるため、治療にかかる費用や期間を短縮でき、患者様の負担を軽減します。
自由診療(保険外診療)の費用
