舌ブラシで口臭予防!効果的な方法と舌クリーナーの選び方

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「最近、口臭が気になる…」「歯磨きだけでは口臭が改善しない…」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひこの記事を読んでみてください。毎日の歯磨きは口臭予防の基本ですが、実は舌のケアも同じくらい重要です。舌の表面には舌苔(ぜったい)と呼ばれる細菌の塊ができやすく、これが口臭の原因の一つになっています。

そこで役立つのが舌ブラシなどの舌クリーナーです。舌クリーナーは、舌苔を優しくしっかり除去するための専用の道具です。この記事では、舌ブラシの効果的な使い方や選び方、おすすめの舌クリーナーを徹底解説します。

この記事の目次

1.こんな時は舌磨きを!

舌磨きが必要な状態かどうか、鏡などでチェックしてみましょう。

 

舌が白い

真っ白もしくは黄色くなっていて、舌の赤みが全く見えないようであれば、舌磨きをすべき状態です。

 

舌苔の臭いが強い

舌苔のところを軽く指でこすって、その臭いを確認しましょう。多少臭いかなという程度であればいいのですが、中には顔を背けたくなるような強烈な臭気を発しているケースもあります。この場合には、舌磨きをした方が良いでしょう。

 

舌がヌルヌルする

舌の表面を指で触ってみましょう。もしヌルヌルとまとわりついてくるような気持の悪い感触があれば、舌クリーナーを使うタイミングです。舌のヌルヌルは細菌が繁殖しているサインです。舌みがきを行って、再度指で舌を触ってみましょう。すると、先ほどのヌルヌル感はなくなっているはずです。

2.舌クリーナーの使い方

舌の磨き方一つで、口臭予防の効果は大きく変わります。ゴシゴシ磨くのはNG! 舌はデリケートなので、優しく丁寧にケアすることが大切です。

 

舌の磨き方

舌を思いっきり突き出し、舌クリーナーを舌の奥から手前に、なでるように優しく動かします。力を入れすぎると舌を傷つけてしまうので、あくまでも優しく、汚れを落とすイメージです。

舌の奥には汚れが溜まりやすいので、念入りにケアしましょう。ただし、奥すぎると吐き気を催すことがあるので、無理のない範囲で。舌クリーナーを使った後は、水でしっかり洗い流し、清潔な状態を保ちましょう。

舌磨きは、1日2回、朝起きた時と夜寝る前がおすすめです。寝ている間に繁殖した細菌を効率的に取り除くことで、口臭予防につながります。特に、夜寝る前のケアは、睡眠中の細菌繁殖を抑え、翌朝の口臭を軽減する効果が期待できます。

 

注意点

舌の表面はデリケートなので、力を入れすぎると傷ついてしまいます。また、舌クリーナーではなく歯ブラシで舌磨きをする人もいますが、歯ブラシは舌の表面を傷つけやすいので、舌磨きには専用の舌クリーナーを使いましょう。

3.舌クリーナーの種類

舌クリーナーには様々なタイプがありますので、自分に合ったものを選びましょう。代表的なものを紹介します。

 

ブラシタイプ

ブラシタイプは、クリーナーの先端に歯ブラシのようなブラシがついているもののことです。ブラシ部分は歯ブラシに比べかなり柔らかく、舌の表面を傷つけにくくなっています。ブラシタイプの場合、舌をなでるようなイメージで磨いていきます。初心者でもすぐに正しい使い方をマスターできるのがメリットです。初めて舌ブラシを使う方や、舌が敏感な方におすすめです。

 

ラバータイプ

ラバータイプは、ブラシの代わりにシリコンやエラストマーなどの柔らかい素材でできた突起や溝がついた舌クリーナーです。ブラシタイプとは異なる使用感で、舌苔をしっかり除去できます。形状は商品によってかなり違いがありますが、どれも洗い流すというより舌苔を引っかけてかき出すようにして使用します。舌苔をしっかり落としたい方におすすめです。

4.おすすめ舌クリーナー

ヘッドの大きさやブラシの柔らかさ、グリップの握りやすさなど、自分が使いやすいものを選びましょう。

 

バトラー やさしい舌ブラシ

「バトラー やさしい舌ブラシ」は、柔らかいブラシとラバーの2段構えで舌苔を除去してくれる舌クリーナーです。

ブラシの部分にはクロルヘキシジンという抗菌剤が使われているので、衛生面でも安心です。アングルネック設計と言って、ヘッドの部分が後ろに反るように角度がついているため、初心者でも使用しやすいのが特徴です。

ハンドルの部分にはすべり止めもついているので、安定したグリップで舌磨きができるでしょう。

 

舌ブラシ W-1

SHIKIENという会社が製造している舌ブラシ W-1は、新潟大学の教授の協力の下で臨床実験を行っている商品です。両面使えるヘッドになっており、凹面は舌の側面に、凸面を舌の表面にと、舌の複雑な形状にもジャストフィットできる仕様になっています。

ランダムでループ状になっている極細ナイロン繊維の力によって、舌の表面にこびりついている汚れをしっかりかき出してくれます。しかも軽くなでるだけでも十分洗浄できるので、余計な力を入れる必要がなく、舌を傷つける心配もありません。

5.まとめ

近年、マウスケアはエチケットとして広く認知され、様々なケア用品が登場しています。その中でも、見落とされがちなのが「舌のケア」です。

舌磨きは、歯ブラシだけでは落としきれない舌苔をしっかり除去し、口臭を予防する上で非常に重要です。舌を清潔に保つことは、相手に不快感を与えないだけでなく、自分自身の自信にも繋がります。今日からあなたも舌クリーナーで口臭ケアを始めましょう。

監修医

野崎 康弘先生

ジェイエムビル歯科医院 院長

経歴

歯科医暦 25年

1990年 日本歯科大学 卒業
1990年~1995年 医療法人社団医恵会 勤務
1996年 ジェイエムビル歯科医院 開院

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