【歯科医師推奨】マウスウォッシュのおすすめ4選と選び方を解説

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自分の歯を常日頃からケアをしている人も多いでしょう。具体的なケアの方法として多くの人が、食事の後の歯磨きと答えるのではありませんか?しかし歯磨きにプラスアルファのマウスケアを加えることで、口の中の健康維持に期待できます。

その中でも比較的簡単にできる方法として、「マウスウォッシュ」があります。口に含んでゆすいで吐くだけですが、いろいろな効果が期待できます。ここではマウスウォッシュの選び方とおすすめの商品についてご紹介します。

この記事の目次

1.マウスウォッシュ選びのポイント

 

マウスウォッシュにはさまざまな種類があり、「どれを選べばいいのか迷う」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?下記のポイントを参考にしながら、自分に合ったものを選びましょう。

 

お悩みに合った成分配合のものを選ぶ

マウスウォッシュを選ぶ際には、まずご自身のお口の悩みに合った成分が配合されているものを選ぶのがおすすめです。

 

歯周病を予防したい

マウスウォッシュは分類上、化粧品、医薬部外品、医薬品に分けられます。

歯周病予防の効果を得たいのであれば、医薬部外品もしくは医薬品のマウスウォッシュを選びましょう。医薬部外品や医薬品であれば薬用成分が配合されているので、口内の殺菌など一定の効果が期待できます。

また、殺菌力の強いものもおすすめです。マウスウォッシュを見てみると、口内の何パーセントの細菌を除去できるか記載されている場合がありますので確認してみてください。高い殺菌効果を持ったマウスウォッシュを使った方が、より高い予防効果が期待できます。

 

虫歯を予防したい

マウスウォッシュは、虫歯に関しても予防効果が期待できます。もし虫歯予防でマウスウォッシュを使用するのであれば、薬用成分のフッ素の含まれているものを選びましょう。

唾液には再石灰化という働きがあり、虫歯になりかけの状態の歯であれば元に戻す力を持っていますが、フッ素にはそれを促進してくれる作用があるからです。
また、フッ素は歯そのものを強くする働きもあるといわれていますので、虫歯予防が目的の方におすすめです。

 

口臭が気になる

口臭が気になっている人は、殺菌力が強いものを選びましょう。
口臭の主な原因は、口の中の細菌の繁殖です。マウスウォッシュの殺菌効果で、口臭予防が期待できます。

またメンソールなどが配合されているものも、一時的に口の中を爽やかにする効果も期待できておすすめです。

 

アルコールの有無で選ぶ

マウスウォッシュを見てみると、アルコールタイプとノンアルコールタイプに分類できます。アルコールは殺菌というイメージがありますが、口内の殺菌効果はなく、歯周病や虫歯、口臭予防効果の点でみると両者の効果はほぼ変わらないのです。

アルコールタイプは爽快感があるため、使用後はスッキリしますが、ピリピリという刺激を感じることもあります。この刺激が苦手な方や、小さなお子さまにはノンアルコールタイプがおすすめです。

2.歯科医師推奨!おすすめのマウスウォッシュ4選

 

1.比較的刺激が強めのマウスウォッシュ

比較的刺激の強いタイプは、口に30秒から1分間ゆすぐだけでOKという手軽さが人気で、マウスウォッシュの中でも珍しいバイオフィルムを破壊する効果をもっています。バイオフィルムとは細菌が集まってできたネバネバの膜のことで、近年の研究でバイオフィルムを破壊することが歯の健康につながることが明らかになってきています。様々な香味があり、自分好みのマウスウォッシュを選べます。

 

2.刺激がマイルドなマウスウォッシュ

刺激はマイルドなマウスウォッシュは、マウスウォッシュ初心者でも使いやすいでしょう。味もクセがなく、万人受けするマウスウォッシュです。特に歯周病や口臭予防効果が高いと評価されていて、長時間にわたって歯がツルツルした状態をキープできるのが魅力です。

 

3.グルコン酸クロルヘキシジン配合のマウスウォッシュ

グルコン酸クロルヘキシジンは殺菌効果のある成分です。この成分は長時間効果が持続するという特徴があります。その他にも緑茶抽出液が配合されているので、マウスウォッシュ特有のピリピリしたところがなく、刺激が苦手なひとにもおすすめです。濃縮タイプになっていて、好みの濃さに調節できるところも人気の理由です。

 

4.グリチルリチン酸モノアンモニウム配合のマウスウォッシュ

グリチルリチン酸モノアンモニウムは抗炎症作用のある成分です。歯茎の腫れの原因は、細菌の増殖が考えられます。グルコン酸クロルヘキシジンも配合されているものでしたら、殺菌の作用もあるので、炎症を抑えつつ歯周病予防を行えます。歯磨きをしたきれいな状態で、歯茎の奥深くまでゆすぐのがおすすめです。

3.マウスウォッシュの効果的な使い方

 

マウスウォッシュには、口臭や歯周病、虫歯などの口の悩みを予防する効果が期待できます。ただし正しい使い方をマスターしていないと、せっかくのマウスウォッシュの効果も十分引き出せません。マウスウォッシュを使う前に、以下のポイントを参考にしてみましょう。

 

歯磨きの後に使用する

マウスウォッシュは、単体で口の中をさまよっている細菌を除去する効果はあります。しかし口の中にはプラークと言って、細菌が集まって粘ついた塊で生息しているものも多いです。このプラークをマウスウォッシュだけでやっつけることはできません。

そこでまず歯磨きをしてプラークを壊します。その上でマウスウォッシュを使用すれば、口内の細菌をしっかり殺菌できるわけです。

 

歯科医院で定期的に歯石を除去する

歯磨きとマウスウォッシュで、普段のマウスケアは十分でしょう。しかし素人のマウスケアだけでは十分に口内をきれいにできません。そこで定期的に歯科医院に行って、専門の器具でマウスケアを行うのがおすすめです。特に歯垢が石灰化した歯石はブラッシングなどで取り除くのは不可能です。

歯石をそのままにしていると歯周病や虫歯の原因となりうるので、歯科医院で歯のケアを行いましょう。

 

朝に使用するとより効果的

マウスウォッシュは思い立った時にいつでも実践しても良いのですが、より高い効果を得たいのであれば、朝起きたときに使用するのがおすすめです。眠っている間は唾液が減少するので、唾液の殺菌効果がどうしても弱くなります。このため起床直後は口の中の細菌がかなり繁殖している可能性があります。

朝起きたら歯磨きをしっかり行って、マウスウォッシュで口をゆすげば繁殖した細菌も一網打尽できるでしょう。

監修医

飯田 尚良先生

飯田歯科医院 院長

経歴

1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る

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