電動歯ブラシは、歯磨きが楽にできて効率的に汚れを落とせる優れものです。
また、電動歯ブラシ向けの歯磨き粉があり、電動歯ブラシと併用することで、さらにきれいになることが期待できます。
歯磨き粉を選ぶ際のポイントや、オススメの歯磨き粉など、電動歯ブラシ用の歯磨き粉について、詳しくご説明します。
この記事の目次
1.電動歯ブラシ用の歯磨き粉を選ぶポイント
電動歯ブラシ用の歯磨き粉を選ぶときのポイントとは、一体どういったところなのでしょうか。

研磨剤が入っていないものを選ぶ
電動歯ブラシは通常の歯ブラシよりも歯の表面を多く磨くため、歯を擦る圧が強くなりやすい傾向にあります。歯に傷を作ってしまう可能性があるため、研磨剤が配合されていない歯磨きを選ぶようにしましょう。
電動歯ブラシ用の歯磨き粉以外のものを使用してしまうと、歯磨き粉に入っている研磨剤で歯を強く刺激してしまいます。
歯磨きは1日に最低でも1回はすることですから、研磨剤の刺激を受け続けていると、知覚過敏を引き起こす原因になることもあるのです。
発泡剤の少ないものを選ぶ
歯磨き粉には、泡立ちをよくするために発泡剤という成分を含んでいるものがあります。
発泡剤を含む歯磨き粉を使用すると、電動歯ブラシの小刻みな振動でより多くの泡が出てしまい、歯を磨くこと自体がやりにくくなってしまいます。
磨き残しにもつながってしまうため、発泡性が少ない歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
2.電動歯ブラシとあわせて使いたい歯磨き粉4選
「どの歯磨き粉が、電動歯ブラシには向いているの?」という方のために、電動歯ブラシとあわせて使用したい歯磨き粉をご紹介していきます。
購入する際などにぜひ参考にしてください。

1.歯周病予防ができる歯磨き粉 ジェルタイプ
ジェルタイプで、薬用のため歯周病の原因となる菌を殺菌してくれる歯磨き粉があります。
また、ジェルタイプは研磨剤・発泡剤が無配合や発泡量が控えめなものが多く、電動歯ブラシとあわせて使うのに向いています。
比較的安価でドラッグストアで購入できるものもあり、お買い求めやすいのもメリットです。
2.歯と体にやさしい歯磨き粉
爽快感を抑えた歯磨き粉は、どんな方も使える歯磨き粉です。研磨剤や発泡剤などの他に、防腐剤、着色料も不使用な商品は、特に歯にも身体にも優しい歯磨き粉といえます。
電動歯ブラシだけでなく、永久歯が生えそろってきた頃のお子さまや、お年寄りの方など、どんな方にも使用できます。
3.フッ素配合の歯磨き粉 ジェルタイプ
フッ素配合のジェルタイプ歯磨き粉は、歯科医院でもおすすめされる商品です。
特に研磨剤は不使用で、ジェルタイプの商品はとても磨きやすい歯磨き粉です。
さらに、フッ素を配合していることで、歯のケア、歯周病の予防につながることも期待できるでしょう。
4.薬用ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉
薬用ハイドロキシアパタイト成分を配合している歯磨き粉は、歯をツルツルにすることを目指しています。
また、この成分は虫歯の予防にも役立ち、歯石を付きにくくしてくれる働きがあります。しかし、ゼオライトという成分が含まれている商品もありますので、アレルギー体質の方は、控えた方がよいでしょう。成分をきちんと確認して選んでください。
3.まとめ
電動歯ブラシ用の歯磨き粉の選び方とオススメの歯磨き粉をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。これらを上手に使用して、毎日の歯磨きをより良いものにしてください。
歯磨き粉に迷ったときは、かかりつけの歯科医院で相談してみましょう。

監修医
野崎 康弘先生
ジェイエムビル歯科医院 院長
経歴
歯科医暦 25年
1990年 日本歯科大学 卒業
1990年~1995年 医療法人社団医恵会 勤務
1996年 ジェイエムビル歯科医院 開院
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