舌小帯短縮症の手術費用が知りたい!年齢別の具体的な治療方法なども紹介

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舌小帯短縮症 手術 費用

「舌小帯短縮症という聞き慣れない病気で手術をすすめられた」「子どもが舌を突き出したときに、舌がハート形に見えて驚いたが、どのように治療するのかわからない」と不安な方も少なくないのではないでしょうか。

ここでは舌小帯短縮症の治療内容やおおまかな費用、手術を検討する年齢の目安、手術に対応している診療科などを記載しています。舌小帯短縮症が気になる方は、参考にしてください。

※ 掲載する費用は、保険診療の自己負担割合や診療内容、医療機関、入院の有無、自治体の助成制度などにより変動します。具体的な金額は、受診予定の医療機関で確認してください。

この記事の目次

1.舌小帯短縮症の治療方法について

1-1.軽度の場合は経過観察や機能訓練で対処

舌小帯短縮症は、舌の裏側にある舌小帯が短い、または舌の先端に近い位置についていることで、舌の動きが制限される状態です。舌を前に出したときに舌の先がハート形にくびれることがあります。

ただし、診断や評価方法は一律ではなく、舌の形だけで手術が必要と判断されるわけではありません。日本小児歯科学会は、明らかな哺乳障害がない場合は舌小帯を切除する必要はなく、授乳障害がある場合も舌小帯以外の原因を含めて判断する必要があるとしています。

治療方法には、経過観察、構音訓練などの機能訓練、手術があります。軽度の場合や生活上の支障が少ない場合は、経過観察や機能訓練で対応することがあります。

1-2. 1歳までの手術

1歳頃までの手術は、哺乳障害などがあり、舌小帯が原因と判断された場合に検討されます。乳児期の舌小帯切除は、早期手術による合併症の可能性もあるため、慎重に判断する必要があります。

手術方法や麻酔の方法、縫合の有無、帰宅できるかどうかは、症状や医療機関の方針によって異なります。処置後の授乳や経過観察についても、担当医の指示に従いましょう。

 

1-3. 1歳から大人までの手術

言葉が出はじめる時期は、舌だけでなく口まわりの筋肉や発音機能も発達の途中です。そのため、発音が気になる場合でも、すぐに手術を行うのではなく、経過観察や言語訓練を含めて判断されることがあります。

日本小児歯科学会は、舌小帯に起因すると思われる発音の障害について、構音機能の発達完了期である5歳以降に評価し、手術の必要性を判断しても機能回復は期待できるとしています。

手術は局所麻酔で行われることもありますが、年齢や協力度、症状によっては全身麻酔や入院が必要になる場合もあります。切開にはメスを使用する方法のほか、レーザーを使用する方法が選択されることもあります。

 

舌小帯短縮症 手術 費用

2.舌小帯短縮症の治療にかかる費用

2-1. 手術費用は健康保険適用の場合もある

舌小帯短縮症に対する舌小帯切除術は、保険診療で行える治療とされています。
費用は医療機関によって異なりますが、一例として大学病院等では、
2026年3割負担で
局所麻酔・日帰り手術:約数千円程度
全身麻酔・入院手術:約数千円~数万円程度となる場合があります。
※実際にかかる費用は、自己負担割合、初診料・再診料、検査、麻酔、処置内容、入院の有無などにより異なります。

2-2. 乳幼児医療券の使用も可能な場合もある

舌小帯短縮症の手術が保険診療で行われる場合、自治体の子ども医療費助成制度の対象になることがあります。ただし、制度名、対象年齢、自己負担額、助成範囲は自治体によって異なります。

また、入院時の差額ベッド代や文書料など、助成の対象外となる費用が発生する場合もあります。利用できる制度については、医療機関または自治体の窓口で確認しましょう。

 

2-3. レーザーによる治療の費用

舌小帯短縮症をレーザーで切除する方法もあります。舌小帯短縮症の治療として保険診療で行われる場合がありますが、レーザーの使用条件や算定方法は医療機関により異なることがあります。

保険診療で処置する場合でも、初診料、検査料、処置料、麻酔料などにより負担額は変わります。自由診療として案内される場合もあるため、治療前に保険適用の有無と総額の目安を確認しましょう。

舌小帯短縮症 手術 費用

3.手術がおこなわれている医療機関とリスクについて

3-1. 舌小帯短縮症の手術にかんするリスク

舌小帯短縮症の手術では、出血、痛み、腫れ、感染、再癒着、瘢痕、麻酔薬へのアレルギーなどのリスクがあります。年齢や舌小帯の状態、手術範囲、麻酔方法によって、処置内容や注意点は異なります。

乳児期の手術については、舌小帯短縮症が原因の哺乳障害は多くないとされ、早期手術には合併症の可能性もあるため、必要性を慎重に判断することが大切です。

また、舌小帯を切除しても、発音や舌の機能が必ず改善するとは限りません。術後に舌の動きを学ぶ訓練や構音訓練が必要になることもあります。

 

3-2. 舌小帯短縮症の手術をおこなっている医療機関

舌小帯短縮症は、小児歯科、小児科、小児外科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科などで相談できます。乳児の哺乳、子どもの発音、大人の舌の動きなど、困っている内容によって相談先が異なる場合があります。

症状や年齢、全身状態によっては、大学病院や総合病院などを紹介されることもあります。まずは、かかりつけの歯科医院、小児歯科、または小児科で相談してみましょう。

 

舌小帯短縮症 手術 費用

4.まとめ

舌小帯短縮症について、治療方法や費用、相談できる医療機関などを紹介してきました。

舌小帯短縮症は、舌の形だけで手術の必要性が決まるわけではありません。哺乳、発音、舌の動きなどにどの程度影響しているかを確認し、経過観察や機能訓練、手術などを総合的に判断することが大切です。

費用については、舌小帯切除術は保険診療で行える治療とされていますが、自己負担割合や診療内容、入院の有無、自治体の助成制度によって変わります。不安がある場合は、受診前に医療機関へ確認しましょう。

 

【参考サイト】
・日本小児歯科学会「ポジションステートメント 舌小帯切除に関する見解」
https://www.jspd.or.jp/recommendation/article25/
・日本小児外科学会「舌小帯短縮症」
https://www.jsps.or.jp/archives/sick_type/zetushoutai-tanshukushou
・厚生労働省「令和8年度診療報酬改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67729.html

 

【監修医 松岡浩司先生のコメント】

出産の際に、直ぐに診ていただけて小帯切除をしてくださる産婦人科の医師もおられますが、成長とともに気が付くケースがほとんどです。気になる点があればご相談ください。

 

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監修医

松岡 浩司先生

松岡歯科クリニック 院長

経歴

1986年 日本歯科大学 卒業
1988年 パール歯科医院 勤務
1995年 松岡歯科クリニック 院長就任
現在に至る

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