ウルタ歯科医院

お越しになられた患者さまには、何よりもフレンドリーかつ丁寧に接するよう心がけています。歯科医院に対し敷居が高い、怖いといったイメージをお持ちの方も多いと思います。そのような方にフレンドリーかつ丁寧に接することで、緊張や恐怖心を取り除くことができればと考えております。また、患者さまと丁寧に接することで、「ちゃんとお話を聞きますよ」ということを患者さまに知っていただきたいと考えています。
初診の患者さまに対しては、主訴をお伺いする前に痛みに関する説明を行うよう徹底しています。「痛みが出たら遠慮せずに教えてください」と患者さまにお話し、気楽に治療を受けていただけるよう工夫しています。このような気配りも大切だと考えております。

長く当院に通ってくださったご年配の患者さまがいらっしゃいました。その患者さまはこの医院が新しくなる前から通っていただいていた方で、当院では総入れ歯の調整や確認を行っていました。何気ない世間話をしたり野球の話をしたりフレンドリーに対応を行っており、こちらの患者さまには日課のようなかたちでご利用いただいていました。ある日、この患者さまの診察を行おうとした時、ご家族の方から膀胱がんで入院することになったとお伺いしました。長期的な入院になるので、しばらくは来院できないという相談でした。そのため、診察を終える時に「また退院したら来てね」と患者さまにお声がけしました。すると患者さまは帰り際に窓の外から敬礼をしてニコッと笑顔を見せてくださいました。結局この時の来院が最後になってしまったのですが、後から思うとあの敬礼と笑顔は「ありがとう」という意味だったのかなと思います。今でも診療をしている時に窓を見ると、あの時の患者さまの姿が脳裏をよぎります。この患者さまのことは今でもよく覚えており、これまで長く親身に接してきてよかったなと思います。これからも患者さまに笑顔でお帰りいただけるよう、変わらず丁寧親身な診療を行っていきたいと思います。

患者さまへのお声がけを大切にするよう教育しています。来院された患者さまというのは不安を感じているので、患者さまと最初に接するスタッフには優しくお声がけするようにしてもらっています。そうすることで、患者さまの不安を少しでも和らげることができるのではないかと考えています。また、2回目以降の来院の方に対しては、できる限りお名前を呼ぶようにしてもらっています。

全てのスタッフに言えるのは、どのような仕事に対しても一生懸命ということです。また、優しく思いやりがあり、患者さまのことを常に考えているのも自慢できる点です。

以前は主にご年配の方で、総入れ歯のご相談で来られる方がたくさんいました。最近では20代30代と若い世代の方も増え、虫歯や歯周病の治療や親知らずの抜歯などに対応することが増えてきました。

私が生まれ育った町ということもあり、この町の好きなところはたくさんあります。その中でも特徴的だと思うのは、誰とでもフレンドリーに接する方が多いということです。みんな友達という感覚で、同じ目線で他人と接する方が多いですね。レストランなどに行くと、知らない方からいきなり「あのお店のとんかつが美味しかったよ」といったお話をされることもあるほどです。

祖父や父がこの場所で歯科医院をやっていたからですね。白衣を着た父親の姿を見て育ったため、歯科医師になったのは父の影響が特に大きいと思います。私が学生の時に父は亡くなりましたが、父の影響で私も歯科医師を目指してここを継ごうと思いました。この場所で白衣を着て仕事をしていると、今でも父の姿を思い出します。また、私が歯科医師をやれているのは北千住だったからだと思っています。別の地域だったらまた違う道を選んでいたかもしれません。

治療を受けられる患者さまにとって重要なのは、描いている思いを実現できるかどうかだと思います。そのため、まずは要望をしっかりと聞いてくれるところが一つのポイントになると思います。その上でインフォームド・コンセントを重視し、きちんと理解・納得できる説明をしてくれるところというのが重要になってくるかと思います。また、継続的に通えることも歯科医院選びのポイントになりますね。途中離脱することなく治療が完結するまで継続的に通えるところを選択することが大切かと思います。