本人にも周囲にも不快な思いをさせてしまう歯ぎしりですが、できれば予防をすることで防ぎたいですよね。様々な原因が考えられる歯ぎしりは、完全に治す方法はいまのところまだ見つかっていません。
しかし、歯ぎしりを予防するのに効果的だといわれている方法はあります。今回の記事では、できる限り歯ぎしりを発症させないためにも日頃から気をつけておくと良いことを紹介していきます。
この記事の目次
1.試してほしい!歯ぎしりを予防する4つの方法
歯ぎしりの発症には様々な原因があります。それらの原因を紐解いていけば自ずと予防法が見えてきます。歯ぎしりの予防として、日常生活の中でできることはたくさんあります。
自分の歯ぎしりの原因は何かを探り、できる対策をすることで歯ぎしりを予防することができます。
1-1 ストレスを減らすことが大切
歯ぎしりを抑えるためには、やはりストレスの解消は欠かせません。自分だけの自由な時間を作ることの難しいママさんやプレママさんは、ストレス解消法も限られてくると思います。
そんな方におすすめなのが何かに集中することです。お料理が好きな人なら料理を作ることに集中したり、運動が好きなら走ることに集中したりなど、短時間でも日常の家事の中で好きな分野の作業にとにかく集中する時間があると思いのほか効率的にストレスを解消できます。
1-2 就寝前のリラックス
とにかく忙しくて、ストレス解消のために時間を割くことができない場合でも、できるだけ就寝前にはリラックスして過ごすようにしてください。
お子さんと一緒に寝てしまうことも多いかもしれませんが、お子さんが眠った後に時間がとれるなら、一時間だけでも好きなことをしたり、ゆっくりドラマを観たり、なにもせずダラダラ過ごしてください。それだけでもストレスの軽減につながります。
1-3 就寝中は歯をつかないように
日中、覚醒時には口唇は閉じたまま上下の歯を噛みわせ内容に気をつけるだけでも、歯ぎしりの予防になります。常に意識し続けることで歯ぎしりを抑えることができます。
また、睡眠時にはマウスピースを装着すると、無意識のうちに行っている睡眠時の歯ぎしりを予防することができます。マウスピースは市販のものではなく、歯医者さんできちんとオーダーメイドしてもらうほうが良いです。
1-4 虫歯や歯周病予防が歯ぎしり予防につながる
一見関係ないように思われる虫歯や歯周病ですが、これらが原因で噛み合わせが変化し、歯ぎしりを引き起こすことがあります。
さらに、歯ぎしりをすることによって虫歯や歯周病が悪化するなど、悪循環にもなります。虫歯や歯周病を予防することで歯ぎしりを予防することにもつながるのです。
定期的に歯医者さんで歯科検診を受け、虫歯や歯周病が見つかった場合は早めに治療を行えば、歯ぎしりを予防することが可能になります。
2.まとめ
歯ぎしりは予防することができます。ストレスの軽減やマウスピースの着用など自宅でできることもあります。
歯ぎしりで悩んでいる方は、どんな予防法が最適なのか一度専門の歯医者さんに相談すると良いですよ。
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監修医
貝塚 浩二先生
コージ歯科 院長
経歴
1980年 岐阜歯科大学 卒業
1980年~ (医)友歯会ユー歯科~ 箱根、横浜、青山、身延の診療所 勤務
1985年 コージ歯科 開業
1996年~2002年 日本大学松戸歯学部生化学教室 研究生
歯学博士号 取得
2014年 昭和大学 客員講師
現在に至る
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