松井デンタルオフィス

やはり、患者さまに喜んでいただけることです。言葉にするのはなかなか難しいですが、治療が終わった時の患者さまの笑顔や感謝のお言葉に、大きなやりがいを感じます。また患者さまが喜ぶ姿を見ると、納得してもらえる治療を提供することができたのかなという達成感を覚えます。

同じ症状であっても、患者さまによって望まれていることが違う場合もあります。一口に虫歯といっても、同じ対応が通用するとは限りません。その中で、どれだけ患者さまに寄り添えるか、治療後にどれだけ喜んでもらえるかを考えながら進めていきます。

だからこそ、喜んでいただけた時や、笑顔を見せていただけた時は心底やりがいを感じます。

どの分野というわけではなく、お口の中はひとつのものと考えて知識や技術を学んできました。例えば、被せ物が上手にできても歯茎の治療ができなければ意味がありません。何かの分野に特化するよりも、お口全体をトータルに診療できる歯科医師になりたいというのが根底にありました。

そういった意味で、お口全体を考えられる歯科医師を目指してきたつもりですし、実際にそれができているとも自負しております。患者さまのどのようなご相談にも対応できるので、お口のことなら何でも頼ってほしいと思っています。

お子さまは歯科医院を嫌うケースが多いので、通院自体を楽しいと思ってもらえるようにしています。

まずは治療の雰囲気に慣れてもらうことから始めるようにしています。また診療では、口を開ける、診療台に座るなどの何気ない動作の一つひとつができる度に褒めることで、達成感を覚えてもらうようにしています。

お子さまの歯磨きや予防ケアには、保護者の方の協力が必要ということをお伝えしています。大人の方でも正しくブラッシングするのは難しいものです。お子さまならば尚更です。上手くできなかったり、時間がかかったりするのは当然です。周囲の方々が焦らずに見守り、お子さまにとってお口のケアそのものが楽しくなるように促してあげることが大切です。

当院へ来ていただいたお子さまには、できる限り楽しく過ごしていただけるように配慮しています。「よくできました」のシールを貼ってあげたり、フッ素入りの歯磨き粉も、お子さまが受け入れやすいように様々なフレーバーをそろえたりしています。笑顔で帰っていただけることを第一に考えています。

長く通っていただくためには、ご家族で住んでいる方々に寄り添う必要があります。そういう意味で、この町がピッタリだと思いました。ご夫婦がいて、お子さまがいて、お年寄りもいる、温かみのある町です。この町で予防という意識を高めたい、広めていきたいと思ったことが大きかったです。これからも通院していただいている患者さまを長く見守っていきたいと思っています。

院内で定期的にミーティングを開催して、知識だけではなく連携を高める取り組みを進めています。歯科医師とそのスタッフというかたちではなくて、私自身も対等な立場で参加するようにしています。そうすることで関係性を超えた話をすることができるので、私一人では気が付けなかった点や課題が見えてきます。それを取り除いたり共有したりすることで、コミュニケーションの密度が上がっているように思います。

また、外部から講師を招いて勉強会も行っています。院内のスタッフだけでは思いつかないことなども出てくるので、良い刺激になっています。

あまり病院らしい空間にはしたくないという点です。もちろん、色合いだったり清潔感だったりといった部分もこだわりましたが、患者さまが通いやすい、過ごしやすいということを優先して考えました。白とブルーの色合いは清潔感があふれ、とてもリラックスできるとのお言葉をいただくこともあります。

あとは細かい部分になりますが、設備や道具が患者さまから丸見えにならないように配慮しています。お子さまやご年配の方は道具が見えてしまうと不安に感じる方も多いためです。極力、外からは見えないように配置することで、シンプルな空間・不安感の少ない空間を演出しています。

テニスと晩酌です。特にテニスは中学・高校・大学とやっていました。大学のころには歯科医師だけが集まる大会があって、チームで優勝した経験もあります。歯科関係の学会には、意外にテニス好きな方も多くいらっしゃいます。その影響もあって、長く続けられたのかもしれません。

今でも休日にはテニスを存分に楽しむほど、大切な趣味のひとつになっています。

良いといわれている知識や技術をもっと早く、意欲的に吸収していきたいです。そのために学会やセミナーにも頻繁に参加するようにしています。

これがあればより良い治療ができると思えるような設備・道具の導入も進めていきたいです。そうした取り組みが、結果的に長く通っていただける歯科医院につながっていくのだと思っています。